呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の旅行サイトの企業価値

日本の旅行サイトはいつも楽天トラベルを使っていますが、中国ではいつも携程網(Ctrip)を使っています。ずっと使っているのでそれなりにポイントもたまってきており、今から他に乗り換える気がなくなるくらいどっぷりつかっています。そういえばCtripって以前楽天が出資していた時期もありましたなあ。

さて、中国でもCtripのような旅行サイトはいろいろあり、それらの企業価値というのが次の通り。Ctripがトップで137億元(約2,500億円)なのはわかるとして、ほぼ同じ企業価値のサイトとして第二位に同程網が挙がっています。一度だけ使ったことのあるのが去哪兒網、Ctripがここを買収するという話もありました。その後しりすぼみになりましたが、また話が持ち上がってきているようです。企業価値を見る限りは上位2社の独壇場といったところでしょうか。

 

 

それなりの企業価値を持ったこれら旅行サイト。損益を見てみますと、これが全然です。

中国のネット系企業そのものともいえる損益状況です。要するに、売上を最重要視して、損益は後回しというところがです。Ctripなんて売上高73.47億元に対して純利益が2.43億元が3.3%なのでまだいいのですが、去哪兒網なんて売上よりも赤字額のほうが大きいなんてめちゃくちゃですなあ。そんな会社が66億元の価値があるというのが理解できん。ところがどんどん金が入ってくるんですよ、投資と言いう形で。企業というのはどんなに赤字でも、キャッシュさえあれば倒産はしません。中国の旅行市場はどんどん成長しているので、この業界に投資していれば大きなリターンが返ってくるという期待感が大きいのでしょう。しかし、どの銘柄もそれなりに長くやっていており、そろそろ勝負をつけてあげないと投資家も待ちきれず疲れてくるのではないかと思うのですが、それでも入ってくる投資資金。中国経済もいろいろ言われてますが、投資バブルも果たしていつまで続くでしょうか。


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