呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

上海のコンサート模様

 久しぶりに中国でコンサートに行ってきました。台湾の女性シンガーJOLINこと蔡依林のコンサートです。スーパースターですね。自分の誕生月なので自分に対するご褒美の意味も込めてちょっと行ってみようかと思ったのであります。

 

 

 

 場所は上海のメルセデスベンツアリーナ。

 

 

 最大収容人数は18,000人。最近はもっぱらプロレスは後楽園ホール、ライブはライブハウスなので、これくらい大きな会場でのコンサートは久しぶりであります。そういえば2012年にUFCを見にさいたまスーパーアリーナに行きました。さいたまスーパーアリーナは最大収容人数が36,500人、横浜アリーナが17,000人、大阪城ホールが16,000人なので、メルセデスベンツアリーナはほぼ横浜アリーナと同じくらいの規模といえます。会場で見た感じではさいたまスーパーアリーナとそんな変わらない感じもしたのですが。

 

 入場は席により入場口が違うのですが、それに対する案内がほとんどなく、そのあたりは残念。その後ようやく自分のチケットの入場ゲートを見つけました。入場時には荷物チェックがあり、飲料、食品とも持ち込み禁止。飲料は飛行機に乗る時のチェックと同じ理屈なのだろうと思いつつ、食料はみつかってしまいなくなくポテトチップスを廃棄。中に入れば食品も売っていたのですが、これも飲料と同じく危険回避のためなのだろうか、はたまた食品販売で設けるためなのだろうか。しかし、これもあってか会場内(アリーナ内)で飲食する人はあまり見かけず、あまりゴミも散らからずこれはこれでよかったかと。

 

 この会場は楕円形なので、最初に思ったのは楕円形の長い方をステージにして、その後ろの席をつぶした席になるかと思っていたのですが、チケット予約時の案内を見ますと、中央にステージがあり、全方向に席があるというものでした。ひょっとして中央で歌ってぐるぐる回りながらすべての方向に向かって歌うのかなあと思ったらそうでした。

 

 

 

 中華料理の円卓ばりに丸いステージがあり、このステージもまわれば、舞台上のシンガー、ダンサーたちも適宜向きを変えて全方向にアピールしています。なるほど。

 

 上海でのコンサートは依然も言ったことがあるのですが、その時も今日も同じなのですが、歓声はあるものの拍手がないのです。なぜかというと多くの観客がペンライトのようなものを持っているため、拍手ができないのです。ペンライトは会場を華やかにします。こんな感じです。ちなみにこのペンライト、会場付近では売り子がたくさんおり、簡単に入手できます。

 

 

 

 それと、ステージの上のスクリーンには謳っている曲の歌詞が映し出され、観客が歌いやすくする工夫がされていました。さすがに観客のリクエストの応えてアドリブで歌った曲については途中から歌詞が映し出されていました。

 

 中国のコンサートチケットは非常に高いです。今日のコンサートはまだ良心的だったと思うのですが、290~990元、つまり最も高いものだと約2万円もします。ちなみにリチャードクレイダーマンが来年1月に上海に来るのですが、280-1680元、一番高いので34,000円!高すぎ!後から思い立ってチケットを購入したので、チケットも少なく、最も安い290元を購入したのですが、再後列でした。しょうがないか。

 

 長らく日本のこんな大きな会場のコンサートには行っておらず、プロレス観戦、ライブハウス、だいぶん昔のコンサート経験との比較になるのですが、物販スペースが見当たりませんでした。キャラクターグッズの販売は結構儲かるイメージなのですが、なぜかありません。ところがコンサート帰りにこんな光景を見ました。

 

 グッズが売られています。でもとてもオフィシャルのものとは思えません。

  

 

 こんなのもありました。なんとコンサートの模様の写真です。

 

 

 安売りしているところもありましたが、おおむね1枚10元で売ってました。当日の写真なのか、別会場の写真なのか、いずれにせよ写真を見る限り当日着用していたのと同じ衣装の写真でした。中国ではコンサート会場で写真を撮るのは全く問題ない(と思う)ため、このようなビジネスができるのでしょう。しかしこんなのを厳しく取り締まって、オフィシャルのグッズ売り場で物販して、それでもってチケットをもっとリーズナブルな金額にしたらいいのにと思ったのであります。

 さて、コンサートが終わると当然帰るのですが、この日のスタートは正式には19:30、実際のスタートは19:50くらいだったと思います。結構スタートが遅く、全てが終わったのが22時過ぎでした。せっかくコンサートが盛り上がっているのに途中で結構帰る人が見られました。面白くないのか?いや、そんなことはないはず。おそらく地下鉄の終電を気にしながら、後ろ髪を引かれる思いで返ったのだと思います。地下鉄の終電は路線にもよりますがはやいので22:18、おそいので22:38です。こんなに多くの人が集まるイベントがあるのにこんな時間で公共交通機関がストップしてしまうなんてアホとしか思えません。18,000のうち1割が終了間に帰ったとして残りざっと16,000人、複数で来ている人も多いでしょうから単純に2で割ると8,000組、この中でなんとか地下鉄に間に合ったのが半分として残り4,000組。この4,000組の大多数がタクシーを利用することになります。会場の周りは人、人、人。しばらく黄昏る人もいますが、やはりタクシーを何とかしえ拾おうとする人も多いです。タクシーが安いからいいものの、安くないチケットを購入している特に学生あたりになるとタクシーだの負担も惜しいと感じる人もいるはず。現に横に座っていて途中退場した女性は大学生くらいだったように思います。途中で帰っていく人に気付くシンガー、やむなく途中で帰る観客、お互いにとって残念ですよね。

 

 全体的にはそれほど曲を知っていたわけではないですが、それでもやあり何曲も聴いた曲があり結構楽しめました。それに当り前ですが歌がうまい!はやはりスーパースターですね!また機会があれば行ってみたいと思います。


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