呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国のマンション・アパートのメンテ

 メディアの報道で中国のビルが倒壊している記事がなんか最近目立ちます。

中国で相次ぐビル倒壊、「おから工事」が原因?

http://jp.wsj.com/articles/SB11377468785266573983404581063303715376220

 

 一言で言うと手抜き工事ですね。中国にお住いの方はご存知でしょうが、中国不動産(ここではマンション及びアパートと言い換えましょう)のクオリティは高くありません。日本で言う億ションは通貨を引き直すと500万元、庶民レベルが買う3000-5000万円は150-250万元になりますが、500万元でも大したことがないのに、150-250万元なんてほんと大したことないです。今まで家賃の高いところにも安いところにも住んできましたが、高いからといって品質面で満足できるかというとそういうことでもなく、安いところは言わずもがな。

 

 さて、そんな中国の不動産、ひどい売り方をしえいるところもあるようです。新築物件の購入はまだ実際に出来上がっていない段階で購入するケースも多く、最近見た報道ではそもそも150平米のマンションを購入したつもりが実際に50平米しかなったというケース。これはあまりにもひどい。平米いくらで取引されるケースが多い中で、面積が3分の1って、そりゃ買ったオーナー側は怒り狂うに決まってる。それに対してデベロッパーが落ち着いて話し合いましょうって、落ち着いて話せるわけがない。結構知名度のあるデベロッパーだとここまでひどいことはないのでしょうが、それでも品質面でのクレームは決して少なくないようです。

 

 

 以前管理費をちゃんとおさめる人が少ないという記事を書いたことがあります。住んでさえいなければ管理費を積極的におさめようとしない人が多く、例えばせっかくエレベーターが3台もあるのにいつも動いているのは1台、わざと止めているのかと思いきや、そもそも壊れていて、週するつもりがないようなところもあります。では、修繕するための積立金ってどうなってるのでしょうか。日本だと毎月積み立てていざという時にそれを活用しますよね。神戸の地震の時にマンションは痛みましたが、この積立金のおかげで今もちゃんとしたマンションでいられますし、一定期間が経過すると外壁を塗ったりもしており、かなりの築年数がたってもとてもきれいです。で、中国だとこのあたりの制度がどうなっているのかを見るとこういう記事を見つけました。

http://sumutoko-ch.com/1198

 要するに修繕積立金という制度は存在しているようですね。一時金方式が一般的でありながら、「100㎡の建築面積であれば1万元程度といわれています」はあまりにも少なすぎるかと。そりゃあぼろくもなっていきますよね。まあ、毎月支払いにすると払わない輩が出てくるだろうから一時金になっているのではないかと思われますが、購入時の1万元と今の1万元って全然価値も違いますし、これだとますますマンションやアパートのメンテがおろそかになっていきそうですね。古いアパートだと果たしていつまで持つのだろうか。 


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