呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の飛行機遅延は悪化傾向

 《2014年全国民航航班運行効率報告》なるものが発表されています。要するに中国の飛行機の運航状況がどれだけ効率的に行われているかというレポートです。国際便はともかく国内便はしょっちゅうフライトが遅延します。中国国内出張を経験したことがある人はほぼ間違いなくフライト遅延の洗礼を受けていると思います。下表は2011年から2014年までの時間通りに離発着したパーセンテージの表です。

 

 

 

 大都市間はできるだけ遅れないようにするために地方都市間をつなぐ便の遅れが目立つようになってきていると聞いたことがありますが、全体数値を見ると年々悪化してきていることがわかります。そして会社要因、交通管制、天候が遅延する三大理由となります。交通管制と天候はわかると思うのですが、会社要因とは何かと思う人は多いと思います。飛行機の故障、フライトスケジュールミス、乗客の搭乗遅れ等がこのカテゴリーに入ります。飛行機の胡椒という理由は勘弁してほしい。

 

 正常発着航空会社ランキングというのがあります。こちらです。

 

 

 

 遅れるのが当たり前としか思えない東方航空が5位!そして四川航空が3位です。ちなみに先日四川航空の重慶発上海行きはものの見事に4時間半遅れてしまいました。上海が大雨だったと聞いていたのでしょうがないとは思ってますが。なお、会社要因による遅延のワースト3は幸福航空、翔鵬航空、大新華航空です。どれも知りません。ちなみに幸福航空は昨年2機で着陸装置の故障が発生しております。今後も乗ることはないでしょう。

 

 空港管制要因もよく聞く理由です。これはフライトの数がオペレーション能力を超えていることが要因のようです。便数がどんどん増えていってますから。管制能力不足なのでしょう。航空便が認可されているということは少なくとも理論的にあオペレーションがまわせるという前提になっているはず、それができないというのはやはり能力不足としか言えないでしょう。なんでもパイロットと航空管制官が罵り合うケースが増えているようです。

 

 さて、天候要因、これは本当であればしょうがないですね。以前北京発無錫行に載ろうとしたときに大雨で飛ばなかったことがあったのですが、何でも歴史的な大雨で、飛ばないのも納得いくだけの天候の悪さを経験したことがあります。ただ、同じ場所を発着するのに航空会社によって飛ぶ便と飛ばない便があるのは納得できないですね。以前上海から台北に行こうとしたとき、台湾系航空会社はみんな飛ぶのに東方航空は台風のせいで飛びませんでした。天気予報では台風はもう完全にルートをそれてしまったということでしたので納得いかなかったのですが、どうせ飛ばないだろうと思って急きょ香港経由の便を手配したことがあります。

 

 以上のように、飛行機が遅延する理由を紹介しましたが、ちゃんとした理由があって遅れるのはしょうがないです。ただし、中国の空港のよくないところは、遅れるとだけ通知して、なぜ遅れるのか、どれくらい遅れそうなのかということを基本的には説明しない点にあります。わざわざカウンターにまで聞きに行って初めて教えてもらえる(といっても要領を得ない説明が多い)のが大半かと思います。ときどき乗客が暴れるというニュースが流れますが、あんないい加減な対応をしていたら怒りますよ。そういえば昔浦東空港発北京行きの飛行機に乗ろうと思ってチェックインがなかなか始まらないのを不思議に思い、カウンターに聞きに行ったところ虹橋空港発に変更といわれたことがあります。もうすぐ虹橋空港行バスが出るよの声に文句を言う間もなくバスに乗り、虹はス空港に到着すると案の定何の連絡もなく乗客が怒り狂ったというのがありました。ちゃんとした説明をしないというのは今でもあまり変わってないように思います。


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