呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

春節明けは転職シーズン

 今年はやや遅めだった中国の春節、飛行機チケット代を見る限りようやく落ち着いてきたようです。さて、転職シーズンでもあります。企業も新たな計画を立てるにあたり新たな人材を求めたりしますし、従業員側も春節休みをきっかけに新たなところで心機一転を図ろうとする者がいます。

 

 経営側からすると人件費の水準です。急激に上がってきていることと、日系企業の場合は円換算した場合の金額が気になってしまうでしょうから、ものすごく高くなってしまったなあという印象を持つ人も多いかと思います。

 

 中国で人件費が高いのはやはり上海や北京といった大都市ですが、杭州や重慶といった新一線都市の給与伸び率も小さくなく、こうした新一線都市の魅力も増加してきています。 

 

 とある人材会社が調べた春節後の求職者の都市別希望平均給与です。一線都市は6,518元で、新一線都市(杭州、天津、成都、重慶、蘇州)の5,889より600元余り上回っています。そして、二・三線都市は5,393元という水準です。

 

 

 上海は7,108元でダントツトップ、次点が北京で6,585元、そして深圳が6,285元で第三位です。新一線都市の杭州はなんと広州よりも多い6,131元となっています。

 

 2014年との違いですが、一線都市は6%下落、そして新一線都市は9%上昇ということで、その差が詰まってきているという点です。二・三線都市も8%上昇となっています。

 

 業種別で見た場合、ニーズが最も大きいのがインターネット業界、その次が不動産業界、そして金融業界となっています。インターネットが伸びているのはわかりますし、金融が伸びているのもわからんでもないですが、この期に及んで不動産業界でもニーズが多いとは。なんでも、多くのとして住宅購入制限が取り消されたこともあり、積極的なスタンスの不動産会社も多いようです。不動産って盛り上げっては盛り下がり、そしてまた盛り上がってはまた盛り下がりの連続ですね。今まで何度も書いてきましたが、このクオリティの住宅でこの値段はどうしてもトホホ感を感じます。いつまで続くかなあ、不動産。

 

 最後に、給食競争の激しい10職種をご紹介します。この棒グラフの数値は、履歴書送付数/職位数で計算されたものです。

 

 

 財務/監査/税務の人が一番多いです。これらはルール通りに保守的な業務をこなすイメージなので、求職したがる職種としてはちょっと意外でした。


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