呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

タクシーならぬトラック手配アプリ

 タクシー配車アプリの2大巨頭である快的と滴滴が合併するというニュースが先ごろ流れました。これらアプリを利用すると金券をプレゼントしてもらえたりすることもあり、個人的にもよく利用していたのですが、どうやらこのような配車アプリはタクシー以外にもあるようです。トラック輸送にあるのです。

 

 中国の道路輸送は全交通輸送の8割を占めているといわれています。毎年の道路輸送費用は約4兆元、荷主と物流会社の数は100万を超え、運転手はなんと3000万人もいるとのこと。とにかく国土が大きいので、配送に際して外注するケースが多く見られ、これが物流コストが高い要因の一つとも言われています。そんな中国の物流状況ですが、全国各地の物流エリア(原文:物流園区)とトラック停車場には黒板があり、荷主はどこに運送してほしいかという運送情報と連絡方法を黒板に書き、それをトラックの運転手が眺めてて、欲しい仕事があれば荷主と連絡するというものです。とてもプリミティブな形態なのですが、これをタクシー配車アプリのようにapp化したのです。新聞で紹介されていたものだと曹操物流appというのがあるのですが、今ではこのような物流アプリは既に200以上もあるといわれています。

 

 

 

 「到哪了」という運送アプリを展開しているoTMSという会社は昨年案と600万ドルの投資を受けました。同一市内の運送アプリで「貨拉拉」というのがあるのですが、これも先月1000万米ドルの投資を受けています。この他にも、「雲鳥配送」も先月1000万米ドルの投資を受けています。「雲鳥配送」なんて昨年10月に設立されたばかりでもう1000万米ドルの投資ですよ!お金出す方も勇気があるなあ。

 

 中国は広いのでこのようなアプリが200くらいあってもおかしくないのだろうか、はたまたタクシーアプリのようにいくつかの巨頭が寡占するのだろうか。それにしてもこんなのよく考えたなあ。


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