呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国ファストファッションの戦場はは既に三線都市へ

 2014年末時点で、ユニクロ、H&M、ZARA、GAP、C&Aの中国国内店舗数合計は892店舗あり、このうち、トップのユニクロが350店舗近くあります。店舗分布で見ますと、この5大ブランドの店舗は一線都市よりも二線都市のほうが多く、三線都市の比率も一線都市に近づいてきています。これら5大ブランドの2014年の店舗数は前年比23.7%増加したものの、伸び率はだいぶん落ちてきています。母数が大きくなってきたので当然といえば当然の動きでしょう。ユニクロ以外の4つはその前の2年間だかなり店舗数を増やしたこともあり、店舗拡大に対したやや慎重でありますが、ユニクロに関しては比較的積極的に展開しているようです。増加店舗数が最も多いのはユニクロ、次点がH&M、これに対してGAPはわずか10店舗しかオープンしていません。

 

 下の図は各ブランドの発展戦略です。どのブランドがどのランクの都市に力を入れているかわかります。

 

 次に比率で見てきましょう。全体で見た場合、三線都市の店舗数は既に27%もあり、一線都市にほぼ近づいてきています。

 

 ブランド別に見ていきます。

 

 ユニクロとZARAが三線都市にかなり力を入れていることがわかります。これに対してZARAは二線都市を多く開拓しており、新店舗の6割が二線都市、C&AとGAPはあまり出店していないので、比率を見てもあまり参考にはならないと思います。ユニクロ、H&M、ZARAのブランド力が強いというのもありますが、5大ブランドの中でも上3つとした2つの二極化がはっきりと見て取れますね。


メルマガで最新情報をお届けします
「呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記」の新着記事をメールにてお届けします。今の中国ビジネスの実態をお伝えしております。
メールアドレス *
* 必須項目