呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

カルフールがコンビニ出店

 人件費、賃料、管理費用といったコストの上昇スピードが速く、またネット販売の影響も受けて、伝統小売業としての大型スーパーの状況が厳しくなりつつあり、特に一線都市としてはそれが目立つといわれていますが、このような背景から、一部の社区の近辺で面積の小さいコンビニの生存空間が出ているようですが果たしてどうでしょうか。そして、そこの目をつけたのがカルフール、easy家楽福というコンビニ店を開始します。もうそろそろ正式にオープンしていることかと思います。店内の様子については写真をご覧ください。

 

 

 

 場所は上海龍柏地区の紅松路で、将来的な出店計画については今のところまだ発表されていません。店舗面積は300平米近くと、通常のコンビニ店の約3倍と大きめであります。この面積だとテスコが展開していたTesco Expressに近いと思います。コンビニというよりは小型スーパーでしょうか。一度見に行かねば。

 2013年の上海のコンビニ店は4800店舗程度、約3000人当たりで1店舗あるといわれています。2007年の統計によりますと東京は約2400人あたりで1店舗あり、日本全国平均で約3000人あたりに1店舗ですので、日本とかなり近い水準まで来ています。なお、元高円安でその差は縮小していると思いますが、中国の店舗は売り上げも日本と比べて全然小さくまだ儲かりにくい状況にあります。とはいうものの、2013年コンビニ業界の売上高成長率は18.2%と今後に期待を抱かせる数字ではあります。なかにはしょぼいコンビニもあり、これがきれいになり、そしてコンビニの便利さを受け入れる人が増えてくれば(いつかは増えると思いますが)確かに面白そうな業界ではあります。

 

 業界の中では今この時期にコンビニ業務に参入するのはなかなか勇気がいるという見方がありますが、果たしてスーパーの伸び悩み部分をどこまでカバーできるでしょうか。


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