呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国現地ブランド品のシェアがほんのすこしずつ上昇中

 中国ブランド品、安かろう悪かろうから安かろうそれなりにになりつつあり、中には中国ブランドなのでなんでこんなに高いのと思うようなものも出てきています。そんな中国ブランド、ほんの少しずつですがシェアが上がってきており、三・四線都市においては一・二線都市よりも上がり方が大きいという傾向が見られます。

 

 まず化粧品から見ていきましょう。これは2011年のデータですが、高級化粧品は外資が圧倒的に強いです。順番に見ていきますと、エスティローダー、ランコム、ディオール、シャネル、資生堂、SK-Ⅱとなっています。中国ブランドって高級ブランドといえるものはあるのだろうか。あっても全然知られてないのだろうか。

 

 

 

 価格差についてみていきます。これはシャンプー・リンス・コンディショナー類です。普段あまり意識してなかったのですが、こんなにも価格差があったのか。でも中国地場ブランドはあまり買う気になりません。ブランド力というのはそういうものでしょう。

 

 

 

 ところが、外資ブランドの消費材市場におけるシェアが落ちてきています。左から見ていきますと、キャンデー、飲料、シャンプー・リンス・コンディショナー類、トイレットペーパー、紙おむつ、ティッシュ、化粧品、ジュース、歯ブラシ、スキンケア類、歯磨き粉です。歯磨き粉に至っては5.2ポイントも下落しており、かなり目立ちます。

 

 

 

 そして、2012年の中国現地ブランドのシェア上昇の状況を見ますと取り立てて大きいわけではないですが、それでも三線都市以下では一・二線都市と比べて伸ばしてきています。現地ブランドは外資ブランドと違って中小都市、特に小さい都市穂で強みがあるといえるでしょう。地方に行けばいくほど大スーパーよりも小店舗で販売するケースが多く、こうしたところは外資はあまり得意ではないのでしょう。また、田舎であればあるほど商習慣的にもわけのわからない部分も多いかと思われます。

 

 

 

 少し時間はかかるでしょうが、三線以下の都市とはいえ消費力の向上とともに外資ブランドも入り込んでくるでしょう。日本でも数年前から沿岸部よりもこれからは内陸、中西部だという声を聞きます。中国地場ブランドチャネル面は強いのでしょうが、それでも大資本が本気でやってきた場合どこまで守り抜けるのか、販売チャネルが変わってきた場合(小店舗から大店舗へ)どこまで対応できるのか、そしてそもそも商品力をどこまで向上させることができるか、ありきたりではありますが、これらが中国地場ブランドの課題でしょう。


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