呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

2013年中国チェーンストアトップ100

 中国連鎖経営協会より2013年の中国チェーンストアトップ100が発表されました。大きく3つの特徴があげられています。

 

1.伸び幅が鈍化、コストは引き続き上昇

 2010年以来チェーンストアトップ100の売上高の伸び幅は鈍化しており、2010年には21%だったのが2013年には9.9%になっています。まあこのあたりはある程度成熟したともいえますし、9.9%自体が決して小さくない数字という考え方もあります。

 一方でコスト面ですが、やはり賃料と人件費の伸びが大きくなっています。トップ100企業の賃料支出は11%増加、人件費コストは18%増加しています。売り上げの伸びが鈍化しているのに対して支出が大きすぎるといえます。

 コスト上昇のため店舗出店も影響を受け、トップ100企業のうち21社が店舗総数が減少に転じています。また、売り上げが前年比マイナスとなった企業も15社あり、暦年で最も多い数値となっています。

 なお、表には出ていませんが、蘇寧は売り上げこそ11.3%伸びているものの、利益は90%近く減少していおます。

 

2.百貨店・スーパーの伸び幅が下落、コンビニは増加

 百貨店を主とするトップ100企業の売上高の伸びは9.6%(前年比▲0.7ポイント)、店舗数は0.4%(前年比▲8ポイント)の伸びとなっており、トップ100企業の平均水準を下回っています。

 スーパーを主とする日用消費財を扱うトップ100企業の売り上げの伸びは8.5%で、トップ100平均より1.4ポイント下回っています。外資は内資と比べて売り上げについては3・8ポイント上回っています。

 コンビニの伸びが相対的に目立っており、店舗数量トップ45のコンビニの店舗数は9.5%伸びています。

 

3.ネット販売の積極展開

 2013年において、トップ100企業のうち67社がネット小売り販売を開始しています。ちなみに、2011年は41社、2012年は62社でした。2013年にネット販売を開始した企業が9つある一方で、4つがネット販売をやめていおり、実増が5社という結果になっています。失敗の確率がかなり高いといえます。なお、ネット販売が占める金額の比率は3.7%(2012年対比+0.8ポイント)とまだそれほど大きくはなく、まだまだこれからという見方もできれば、なかなか苦戦しているという見方もできます。あらためてネット販売の難しさがうかがえます。外資スーパーでダントツトップの台湾系大潤発は中国で開業以来いまだ店舗を閉店したことがないという素晴らしい成果を上げていますが、そんな大潤発の唯一の赤字プロジェクトがネット販売(サイト名:飛牛網)といわれており、累計で2億元の赤字を出しているという情報があります。

 

 以下はランキング表です。

 

 

 


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