呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

2013年中国富裕層の消費観念

 招商銀行のクレジットカード部門がが発表した2013年《高端人群の生活形態と消費報告》というものが発表されました。この高端人群の翻訳が難しいのですが、招商銀行クレジットカード部門が発表したものなので、超お金持ちとまでは言わないもののクレジットカードを持てるだけの層の人を対象にした調査ですので、便宜的にここでは日本でよく言われている富裕層という単語に置き換えたいと思います。さて、これら大量の富裕層の消費行動の特徴を調査分析した結果、中国の富裕層の消費観念に変化が発生していることがわかりました。現在の富裕層は生活的質と品位を重視し、仲睦まじい家庭を持つこと、健康で活力のある体であること、時間と自由があれば好きなことをすること、といったものも高端人士のなかで幸せな生活の象徴となってきています。

 

1.生活方式

 

 

 生活の重点が仕事ではなく家庭が最も多くなっています。個人的には以前から仕事よりも過程を重視する面が強かったようには思いますので、まあこんなものかなと思いました。

 

 余暇の時間に何をしているかということですが、スポーツ、家族と過ごす、ショッピング、映画鑑賞と続いています。スポーツが意外と多いですね。

 

 旅行についてです。半自助遊というのはイメージ的には飛行機とホテルをセットにしたプランと考えてください。そして、全自助遊は完全なフリープランですね。他人安排はパッケージプランということですね。これをみるとツアーではなくて好き勝手に行動したいという欲求が強いことがわかります。

 ホテルに対して特別な要求がないのが46.2%、そんなにいいホテルに泊まらなくてもいいという考え方のようです。そして、好きな航空会社は南方航空、中国国際航空と続いていますが、南方航空が1位ですか。あまりいい評判を聞かないのですが。。。

 

 

 さて、どんな書籍を読むかですが、小説がトップ、次に管理学、投資額が続いています。小説は普通にトップになるでしょうが、結構硬い本も読んでいることがわかりますね。

 

 好きな運動ですが、ウォーキングがトップ、その後バドミントン、水泳、スポーツジム、登山が続きます。スポーツジムは増えてきましたねえ。

 

2.消費行為

 

 

 消費刊という項目ですが、「今日はこれを買いに来たのだ!」というのが27.4%、「気に入れば買って帰ろう」というのが22.6%、「もうちょっと見てみよう」というのが20.8%です。決め打ちで買い物する人が27.4%、逆に書くかどうか決めていない人が4分の3いるということですね。まあそんなもんか。自分も街に繰り出して毎回買い物するわけではないですし。絶対に買うという気持ちで街に行っているのは確かに4分の1くらいのような気がします。

 

 

 購買要素という項目です。自分が好きなものを買うが53.1%、億知っているブランドを買うが50.7%です。自分は全社ですね。ブランドはもちろん大事ですが、そこまでこだわらないです。中国でも今後そういう方向に移っていくと思います。年によって時間軸が大分ずれると思いますが。

 

 

 ギフトの選択についてです。デジタル製品、ギフトカード、酒と続いています。3分の1強の人がデジタル製品を送るというのは感覚的には今ひとつわからんですねえ。相手も持っているかもしれませんし。ギフトカードの方が無難ですよね。

 

 

 ブランド好感度です。カテゴリー別の順位ですが、

 衣料:シャネル、プラダ、アルマーニ。

 ジュエリー:カルティエ、ティファニー、シャネル。

 自動車:BMW、アウディ、ベンツ

となってます。BMWが好きな人が多いという印象はありますね。

 

 

 将来の消費についてですが、旅行、子女教育、健康という順番です。旅行に対する意欲がこれほど強いとは思わなかったです。

 

 

3.幸福認識度

 

 

 自分がどれだけ幸福化を10点満点で評価したところ、3点が35.4%、4点が23.3%で、この二つの合計が68.7%、3分の2もの人がそんなに幸せと感じていないようです。忙しい、プレッシャーが大きい、責任が重いということが要因のようです。クレジットカードを持つような人だとこうなるのですね。

 

 どのような過程が最も幸せかとい質問に対して、

 仲睦まじい家庭を持つ:45.4%、時間と事由があれば好きなことをする:28.3%、健康で活力のある体:23.4%。家庭に対する比重が大きいですね。以前から家庭に対する比重が大きかったのですが、以前の統計データがあれば知りたいところです。

 

4.社会責任

 公益心に対しては、エコに対する貢献が36.1%、就業機会の増加が24.7%となっています。

 

5.メディア使用方式

 情報収集のソースですが、インターネットが75.3%、そして最もホットなのが微信(weixin)です。weixinはみんなやってますね。日本でいうところのLINEみたいなものです。

 

 主の亜コミュニケーションツールですが、電話、微信、QQ、SMSと続きます。電話と微信って10ポイントしか差がないですね。微信が出てきてからQQの比重が下がってきているように思います。

 

 以上の結果は現地にいるとまあそうですよねと感じるところばかりですが、日本目線で見るとどう感じますか?


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