呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

共同購入サイト比較 ~日本・中国・台湾~

 先日こんな報道を見かけました。

 台湾、共同購入が大人気 10月の月間総売上高15億円超

 http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201311080013.aspx

 台湾で行動購入が大人気だそうです。そういえば中国も共同購入が騒がれていた時期があったなあ。なんかすっかり昔のことのような気がします。それもそのはず、2010年よりみられるようになった中国の共同購入ですが、腰までの間に9割のサイトが消えてしまっています。まずは取引成約額を見ていきましょう。

 

 

   (21世紀網より)

 

 取引額はずっと伸びてきており、直近もかなり伸びています。個人的には最近ほとんど気にも留めなくなった共同購入ですが、人知れず成長していたのですね。さて、次にサイト数を見ていきましょう。

 

 

   (21世紀網より)

 

 オレンジのラインを見てください。2011年初めに5058もあった共同購入サイトが2013年2月には943、そして9月末時点では494にまで減少しています。ざっと9割がなくなってしまったということです。サイト数は減ったのですが、赤のラインで示されている成約額は今年は2011年の3倍になることが見込まれており、要するに寡占化が進んだということですね。水色が上位5サイトのシェアですが、2011年は55.8%だったのが、今では88%にもなっています。知らない間に力の強いところだけが残る形になったということですね。ちなみに上位5サイトというのは美団、点評、拉手、窝窝、糯米です。気に留めないようになったとはいえ、この辺りの名前は知っています。

 台湾では10月の成約額が5億NT(約17億円)、中国は7-9月の月間平均がざっとと30億元(480億円)、中国は台湾の30倍近くか。ちょっと古い数値ですが、株式会社ルクサというところが発表した日本の共同購買のデータだと、2012年1月が29.5億円、日中台の経済規模を考えると日本は少ないですねえ。日本の推移を見てみましょう。同じく少し古いですが、2010年5月から2012年1月までです。

 

 

 (出所:株式会社ルクサ)

 

 これをみると日本は頭打ち感があります。これはちょっと古いので、2013年1月と2月の数字を見つけてきました。

 

 

  (出所:クーポンJP)

 

 やっぱり日本月間30億円強なんですね。改めて振り返ると、台湾が月間17億円、中国が480億円、時期も違うので単純比較はできませんが、仁こういぇ経済規模を考えると、台湾も中国も共同購入は日本よりもずっと多いといえるのではないでしょうか。特に中国なんて推移をみているとまだまだ伸びていきそうですね。行動購入の存在を気にしなくなっていたのですっかり落ち着いたと思っていたのがまだまだ伸びているのにちょっとびっくりでした。


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