呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

2013年の北京の給与指導ライン

 2013年の北京の給与指導ラインが8月2日に発表されました。給与指導ラインが関係するのは17業種、そのうち最低給与保障ラインは16800元で、これは最低給与1400元を単純に12倍にしたものです。

 

 今年の給与引き上げの指導ラインは基準が12%、上限が16.5%、下限が5%です。もちろんこれはあくまで指導ラインなので強制的なものではありません。とはいうもののこんなのが公になるとこれを根拠に行ってくる従業員も出てくるでしょう。企業からすると大きなお世話で、本来給与と言うのは会社全体の業績や本人の実績に基づいて決めるべきで、こんな指導ラインは「やかましい」存在と言えます。ただし、一点だけなるほどと思うところがありまして、「平均給与が全市従業員平均給与の1.5倍以上の時、その給与の伸び率は適宜引き下げる」と強調しているとのことです。2012年度の北京の平均給与が5223元、これの1.5倍ということは7835元ということになり、会社の平均給与がこれを上回る場合はその伸び率は適宜引き下げるということなので、あまり基準が12%、上限が16.5%、下限が5%の伸び率にとらわれることがないということになります。そこそこ給与の高い人に対してこの指導ラインがそのまま適用されたらたまったものではなく、この指導ラインは給与の低い層を対象にしているということがいえますね。なので、給与の高い人からガイドラインのパーセンテージをよりどころとして交渉されたら以上及び知識を以って対抗しましょう。


メルマガで最新情報をお届けします
「呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記」の新着記事をメールにてお届けします。今の中国ビジネスの実態をお伝えしております。
メールアドレス *
* 必須項目