呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

上海があらためて製造業を重視へ

 上海の税収における第三次産業の比率はなんと67.4%に達しています。これはなんと第二次産業の2倍以上です。

 

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第三次産業の何が大きいのかを見ていきましょう。第三次産業の納税トップ100企業の納税額合計が1,572.5億元、トップ100のうち金融機関が47社で956.4億元納税しており、納税額はトップ100企業合計の役6割を占めます。

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 次に、第二次産業と第三次産業の生産額の増加額を見ていきます。第三次産業が第二次産業を大きく大きく上回っています。成熟してくると第三次産業の比率が増加してくるので、流れ的にはおかしくはないでしょう。

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 ところが、上海はこの現象を良しとしていません。確かに第三次産業の比率を増やそうとはしましたが、今と名手は製造業の比率が少なすぎるという悩みが出てきてしまっているようです。上海イノベーションセンターとなることを目標としているのですが、イノベーションセンターたるためには製造業、特に先端製造業が必要であり、第二次産業を軽視するわけはいかず、上海の第十三次五か年計画では製造業の地位を強化しる内容が含まれています。製造業の生産額増加額の全体に占める比率を25%程度を維持することを目標とし、これはここ最近の上海では初めて製造業の生産額増加額に対する明確な要求です。第三次産業も大事ですが、あまり偏るのはよくないというわけですね。


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