呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

瀋陽出張 ~ヤマダ電機瀋陽店を見てきた~

 仕事の関係で瀋陽に来ています。瀋陽と言えば最近の話題は「伊勢丹撤退」、「南京・天津を撤退し唯一ヤマダ電機が店舗を残している都市」といったところでしょうか。せっかくなのでヤマダ電機に行ってきました。

 

  

 

 ラッシュの時間帯だったのでタクシーではなく地下鉄で移動し、最寄の駅から歩いて行ったのですが、ちょっと遠かったです。あっさりと着くと思っていたので道を間違ったのかと思いました。ちょっとうっとうしい距離でしたね。

 

 

 

 瀋陽店は閉店すると発表しているわけではないのでごくごく普通の営業を行っていました。時間帯も悪かったのかもしれませんが、客入りは少なかったです。しかし中国における外資系の家電量販はどこも失敗していますね。ベストバイも撤退してしまいましたし、ドイツ系のメディアマルクトも撤退しましたし。そもそも日本で外資の大手小売りが大きく成功している事例があまり浮かばないように、小売りという業種において他国の企業が成功するのが難しいというのはどこの国でも同じで、それは中国でも同じなんだなあと。

 

 以前にも紹介しましたが、瀋陽は建設中のショッピングモールの面積が世界第2位と、ひたすらショッピングモールを建設している都市です。せっかくなので2011年5月にオープンした萬象城というモールを見てきました。

 

  

 

 でかいです。建築面積25万㎡です。

 

  

 

 

 大きいのですが、ちょっと客入りはさびしいかな。夕方5時前なのでこんなものなのでしょうか。タクシーの運転手にショッピングモールは人はいっぱいいるのと聞くと、苦笑いされたのでものすごく込んでいるということはないのでしょう。

 

 さて、そんな瀋陽ですが消費力はどれくらいあるのでしょうか。数字だけで全ては語れないのですが、一つのよりどころとして都市別一人当たりGDPのランキングを見てみましょう。

 

 

 

 瀋陽は第33位、上海が27位であることを考えると決して悪くないですねえ。これだけを見る限りでは伊勢丹やヤマダ電機の目の付け所は悪くなかったとは思うのですが、立地の問題、お金を持っている割には購買行動が保守的、ショッピングモールが多過ぎ(競合が多い)、その他諸々の問題があったのでしょう。これだから中国の小売りは難しい。ただし、やりようはあるはずだと思います。小売業が全部うまくいっていないわけではないですからね。「中国で売る」、非常に注目されています。是非皆さんと一緒にいかに「中国で売る」を考えていければと思います。


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