呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

朝鮮学校の高校無償化除外~そんなの当たり前でしょう

 ビジネス関連ではないのですが、Facebookで盛り上がった話題があったのでちょっと書いてみることにしました。ネタはこれです。

 

 「朝鮮学校を人質扱いしている」 高校無償化「除外」に校長や生徒が抗議

 http://blogos.com/article/57313/

 

 コメント欄に多くあったのが「なんで北朝鮮みたいの国なんかの学校なんかを支援しないといけないのだ」というのが大多数でした。日本の国民感情的には分からなくもないです。また、この記事を見ますと「文科省は北朝鮮の拉致問題が進展していないことなどを理由として昨年12月、朝鮮学校を高校無償化の対象としないことを決め、このたび省令の改正を行った。」とあります。なるほどと思わされますが、はっきりいってコメント欄に書かれている意見も、文科省の考え方もピンボケだと思います。大前提として認識してもらいたいのは、そもそも朝鮮学校もそうですが、華僑学校なども含む民族学校はそもそも文科省の教育指導要領に沿ったカリキュラムを組んでいない時点で一般の学校ではなく「各種学校」扱いなのです。なので、北朝鮮がどんな国であれ台湾がどれだけ親日的であれそんなのは全く関係なく、一律無償化の対象から排除すべき対象であるべきです。仮に無償化するとしたら相互主義で進めるべきで、例えば台北や上海の日本人学校を無償化するから日本の華僑学校も無償化しましょう、これならわかる。まあ、北朝鮮に日本人学校は存在しないので相互主義が成立しないのですが。

 

 そもそも私が華僑学校に通っていた時分に、「この学校は文部省の教育指導要領に沿っていない(中国語の授業をする分ほかの科目の授業時間数が食われる)ので、普通の学校とは同じ扱いではなく、各種学校みたいなもの」というのを教師から聞いたことがあり、その時に「その理屈だとそりゃそうだわな」と思った記憶があります。だってそれがルールなのですから。確かに普通の学校と同じ扱いをしてほしいと思う場面もあったとは思うのですが(例えば定期券の学割とか)、許容範囲内だったと思います(。今はどうなってるか知りませんが。また、私の通っていた華僑学校は中学まででしたので、高校入試には特に影響はありませんでした。華僑学校が高校まであった場合、大学受験しようと思うと大検を別途受ける必要もあったのですが、それは関係ありませんでした。

 

 朝鮮学校の言い分もかなり訳が分からなく、ほとんど言いがかりにしか思えません。なので、感情的に文句も言いたくなるのもわかります。とはいうものの、北朝鮮がうっとうしいとはよくわかりますが、そこばかりに焦点が当たりちょっとみんなの考え方が本質論からずれているなあと思った次第です。


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