呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

メンズアパレルもそろそろか

 金額がユーロ表示なので中国のどこかの機関のデータではないと思うのですが、2012年の中国紳士服市場は610億ユーロ(約7.2兆円、矢野経済研究所によると2011年の紳士服・洋品市場は約2.5兆円)で、全体の38%を占めており、このうちの48%がビジネスカジュアルだそうです。2016年までの間紳士服市場は毎年12%のスピードで成長すると分析しています。

 イタリアのアパレル業界は中国市場に対してラグジュアリーブランドに集中していたのですが、最近はこの考え方を変える必要があると考えており、今後はビジネスカジュアルに注力しているそうです。そして、その主戦場は中クラス以上の収入を得ている層がターゲットとなっています。

女性は大分着飾るようになり、お化粧もするようになってきている一方で、男性のファッションセンスはまだまだ追いついてきていないと思いますが、それでの以前と比べるとさすがによくなってきてます。4分の1の男性が60%以上の支出を衣類やアクセサリーにつぎ込むようになってきているという統計があります。

 よく富裕層向けビジネスと言いますが、富裕層と一言に言っても超大金持ち、大金持ち、小金持ち、と分かれており、富裕層という単語の中にもセグメントが分かれているはずが、どうも富裕層イコール超大金持ちのように感じさせる媒体が多いように思います。富裕層イコール超大金持ちは幻想だと考えるべきで(もちろん超大金持ち向けのビジネスもありますが)、本来的には富裕層という言葉を離れたミドルハイレベルあたりが本当は狙い目なんだと思います。貧富の差が激しい国ではありますが、それなりの豊かさを持つ人も増えてきているのもまた事実ですからね。


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