呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

人脈オンリーで物事を解決するということ

 今日とあるお客さんのところで話していると「人脈」というテーマになりました。私は常日頃から人脈はもちろん大事だがそれがすべてではないということをお話ししています。そもそもその人脈とやらがどこまで本当に使える人脈なのか、使えないにも関わらず使えると吹いている人も少なくなく、特に私も業界人の一人ですがコンサルタントの中に人脈をやたらとアピールしているのがまだまだいるというのが残念でなりません。こういうのは本当に駆逐したいです。人脈があるという言葉につられて話に乗ったものの、結局その人脈っていつ出てきたのやらという話もあります。以前に人脈ありというアピールを信じて合弁会社を作ったものの、結局それを生かした場面が全くないままの会社のお話も聞いております。まあ、本当に人脈があるかどうかは人材採用の面接みたいなものでこちらが根掘り葉掘り聞いて、その真実性を見抜いていく必要もあるかと思います。ただやみくもの人脈を否定するわけではなくないよりももちろんあった方がいいです。ただし、本当にあればの話です。

 

 もう一つは灰色収入の話です。企業側からすると灰色支出といえばいいでしょうか。地方によってはまだまだ役人に紅包を渡すことで物事を早く進めてもらうような地域も確かにあります。しかしながら、それはあくまで最後の手段にすべきであって、最初からこの方法で問題解決をするというのはいかがなものかと思います。役所でも相手のレベルが高ければ高いほどこちらがちゃんと理論武装していけば真面目に話も聞いてくれますし、理論的な反応をしてくれます。しかしながらこれができないからか、安易に紅包でなんとか解決しようとする、これは特に古いタイプの中国人スタッフに多いように思います。本日お話しした会社の人はそういう人を社内から駆逐したそうです。進出している地域が先進的な地域だったこともありこのようにされたとのことです。経験的にも紅包を持って行っても受け取ってくれないとか効果がないというのがわかってきたが故の措置だったとのことです。全く持って正しいことをやっていると思いました。まあ、北京あたりでも中央レベルだとちゃんとしていますが、地方レベルだと理論的な話し合いというのはまだまだできていない印象があります。理論的に話すと逆切れする人いますからね。ということで、要はまずは正攻法で行けばいいのではないかということです。それでだめなら次なる手段を考えればいいのです。胡散臭い人ほど人脈で何とかしようとするとアピールするのですが、正攻法で理論武装して進めて、それでだめだったら初めて昔ながらの紅包攻撃で解決するというのを検討すればいいのではないでしょうか。お客さんとお話ししてそのあたりの価値観が同じだったので改めて思った次第です。


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