呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国における高級ブランドの2015年の売り上げを振り返る

中国における高級ブランドの2015年を振り返るということで、本日はラグジュアリーブランド、化粧品、国際ブランド(うまい表現が見当たらないのでとりあえず)、の3つの分類で、ブランドごとの売上高、店舗数、そこからはじき出される店舗当たりの売上高等のデータをご紹介いたします。

 

1.ラグジュアリーブランド

ラグジュアリーブランドの2015年の中国国内の売上高及び店舗数です。高額品が売れなくなってきているといいますが、中には伸ばしているところもあります。とはいうものの、大きく伸ばしているところはその前の年委大きく落ち込んだところばかりのようです。売り上げの一番大きいシャネルはほぼ横這い、第2位のエルメスもマイナス8%なので、全体の傾向としてはやはり落ち込んできているのでしょう。

ラグジュアリー

 

2.化粧品

トップ4はランカム、エスティーローダー、ディオール、シャネルで、これはほぼ変わらないとのことです。売上高を見ると前年比ディオールが7%、ランカムが2%伸ばしていますが、エスティーローダーが3%減、シャネルが1.5%減となっています。そしてこれらブランドの店舗当たりの売上高は軒並み10%前後落ち込んでいます。その理由として挙げられているのは、これらブランドの90%以上が百貨店ルートからなのですが、百貨店自身が落ち込んでいることによります。

母数の小さいところはともかく、ある程度のところで目立つのはinnisfreeという韓国のブランドです。なんと前年比166.7%も伸ばしており、2015年通年では16億元も売り上げています。ここ要注目ですね。

化粧品

 

3.国際ブランド

ここでいう国際ブランド品は上記のラグジュアリーや化粧品を除いており、主に衣類やカバン類が多く挙げられています。安いとは言いませんが、めちゃくちゃ高い部類のものではないです。相対的に早い時期に中国市場に入ってきたカルバンクラインやJuicy Coutureがマイナスとなっていますが、それ以外ははみんな伸ばしていますねえ。とにかく高いものを買うという時代からちょっと高いものを買うという時代に変わりつつあるようです。

国際

もっと成熟してくるとブランドよりも商品そのものに対する評価に基づいて購入する用意なると思うのですが、ラグジュアリーブランドや国際ブランドがそれほど多くない日本ブランドにとってその時代の到来が待ち遠しいのではないでしょうか。


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