呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

上海のショッピングモール上半期の実績

 上海のショッピングモールの上半期の売り上げデータです。前年との比較になっています。全体では9.2%の伸びとなっていますが、ショッピングモール事態が増えているでしょうから、そういう意味では伸びはちょっときついのかなと思います。

 

 エリアで見ますと内環以内(市街)が8.7%、内環-中環(市街よりちょっと外)が3.4%、中環-外環(やや郊外)6.7%、外環より外(郊外)が16.1%と、外環より外の伸びが目立ちます。じっくり調べたわけではないですが、おそらく外環より外にたくさんショッピングモールができたのではないかと。

 

 で、業態別でみると伸びが大きいのが飲食業で+26.9%、これはぶっちぎりですねえ。で、逆に落ちているのが百貨店で、これが▲3.0%です。百貨店は最近あまりいい話を聞かないですねえ。あと目立つのは専門店の伸びでしょうか、これが+15.8%です。思ったほど伸びていないのが服務業(サービス業)でしょうか。9.6%伸びているとはいえ近年はサービス業を伸ばす(伸ばすと言っているサービス業には以下にあるほぼすべての業種を含みますが)と掲げている割にはいまいち伸び方が弱いのではないかと。しかし結構ばらつきがありますねえ。

 

 

 社会小売品総額の伸びは上半期について見るとじりじり下がってきています。全国レベルのデータを見てみましょう。

 

 

 

 それでも10数パーセント伸びているので、上海のショッピングモールの9.2%の伸びはその指標よりも弱いですよね。社会小売品総額は9月に少し盛り返しているようですが、反日による不買の影響がどこまで響くかというのが気になります。全体でみるとあまり関係ないかもしれませんが。でも上海のショッピングモールの伸びは社会小売品総額の伸びほどいかないような気がします。なぜかというと数が多いから。2010年末で74あるのですが、2015年にはこれを110まで持っていきたいそうです。ならしていくと伸び率は落ちていくでしょう。これからは地価の高そうなところで新しく作る動きはさすがに鈍っていくでしょうから郊外型になっていくと思いますが、郊外型がどこまで牽引していくかですね。


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