呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

「日本」を利用した競争相手への攻撃

 産経新聞の記事です。現地でも報道されていますが、即席面最大手の康師傅は日系企業だというデマを流して不買を促そうとするものです。

 

 中国の即席麺大手「日系」のデマで不買運動、根深い反日感情

 

 この記事の中では触れていませんが、仕掛けたのは統一です。仕掛けた統一、仕掛けられた康師傅ともに台湾系企業です。親日的と言われている台湾、しかしながら台湾系企業で日本企業を悪役にした不買運動が起こるというのは非常に残念です。

 

 さて、その手口ですがこれを告発した人によりますと、統一の内部で次のような指示メールが送られたそうです。

 

 「全員に次ぐ、抗日勢力をうまく活用して、康師傅ブランドは日本資本が85%を占めることを微博(中国のツイッターサービス)を使ってばら撒け」

 

 まあ、こんな内容です。毎日8時までに微博で何回転送したかの報告も求められたようです。微博の他にはインターネット掲示板への書き込みですね。この他、「不買活動に際しては統一のプロモーション服を着用してはならない、統一のオフィシャル微博サイトを使って転送してはならない、書き込み時には統一の製品マークに触れてはならない、実名登記したユーザーアカウントを使用してはならない」といったように、結構具体的な指示をしていたようです。

 

 ACニールセンの2011年12月のレポートによりますと、中国における即席面のシェアは康師傅が55.7%、統一が20%足らずとのことです。この2ブランドで4分の3を占めています。

 

 競争は大いに結構ですが、こういう品のない方法ややめてもらいたいものです。


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