呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

上海コンビニ事情 ~地場コンビニのレベルは上がるのか~

 日本ではコンビニよりも歯医者が多いというくらいコンビニと歯医者が多いわけですが、今日は上海のコンビニ事情について紹介します。上海では現在コンビニが6400店舗あるといわれており、4000人当たりに1店舗ある計算になります。これが多いのか少ないのかはスラ辺混んでないのでよくわからないのですが、5年前の東京だと5400店舗、現在の上海の人口が2300万人ですので、人口対比だとまだ東京の方が多いかもしれないですね。ちなみに現在の全国の店舗分布はこんな感じ。

 

 

 5年後の全国の店舗分布予想はこんな感じ。

 

 全国レベルの図ではありますが、要するにまだまだどんどん増えていくということです。今住んでいるところの近所にもファミリーマートが2店舗で来ていますので、上海もまだ増えていくと思います。大分以前になりますが、2002年頃に上海のコンビニ業界では約束事があり店舗間の距離が100メートル以内にはつくらない、主要道路の交差点や角地だと50メートル以内には造らないという申し合わせがあったのが、いつのまにかうやむやになったようです。そんな上海で、コンビニのレベルを上げるために《連鎖便利店服務質量規範》なるものが起草されているとのことです。この《規範》は店舗立地とかではなくてどちらかというとサービスレベルを規範化しようというものです。上海に生活している人であればわかると思いますし、来られたことのある人も気づいているかもしれないですが、上海のコンビニは店舗によって差が非常に激しいです。簡単に言うと外資系と地場系の差が激しいですね。実際にそれは売り上げにも表れていまして、店舗当たり売上で見ますと上海のセブンイレブンは約1.5万元、地場系だと4000元未満、中には3000元に満たないところもあります。粗利率もセブンイレブンは30%、地場系は16-22%と大きく違います。

 

 セブンイレブンは加盟形式で利益を吸い上げるというスタイルを取っており、加盟社がもうかればもうかるほど自分も儲かるという形です。サプライヤーから入場料を取ることもなく、加盟社から配送費を取ることもなく、実はこの2つは地場系コンビの収益の柱だったりします。ビジネススキームが違うんですね。まさに「レベルが違うんだよ!」という感じです。

 

 最近近所にできたファミリーマートの店員の対応は確かにいいです。すぐそばにある地場系コンビニの店員のレベルは比べ物になりません。品揃えや店舗の雰囲気も比べ物になりませんが。ちょっとやそっとでは埋まらない差ですね。はっきり言って地場系コンビニなんてよほどでないと行く気にならないです。

 

 というように、地場系コンビニのレベルが著しく劣るので、《規範》を出して改善していこうということですが、外資系コンビニではできている店員の気持ちいい対応(そうでないところもありますが)が果たして地場系にできるのかな。これってノウハウの部分でもあるので結構時間がかかるでしょうね。


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