呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

日本のプロレス団体初の上海興業

 昨日上海でアントニオ猪木さん率いるIGFという団体が興業を行いました。私の知る限りでは日本のプロレス団体のここまで本格的な上海興業は初めてだと思います。世界最大のプロレス団体である米国のWWEという団体が以前上海万博内のイベントとして試合が催されたことがありますが、正式な興業とは少し違います。このWWEも8月にはワールドツアーの一環として上海で正式な興業を行います。

 さて、昨日会場に行ってきましたが、箱は結構大きいと思いました。いちおう5000人収容できるそうです。

 

 ただ、正式に発表されてから、要するにチケット販売を開始してから実際のイベントまでの日数があまりにも短かったため、チケットの販売に影響してしまったと思います。ダフ屋こそ出ていましたが、あんまりいい値段では売れていない様子でした。私は事前にチケットを手配していましたが、当日知人から「チケットあるから見に行かない」と声がかかり、その人はかなりのチケットを持っているようでした。そんな状況でしたが、ある程度時間がたってくると会場内はそこそこの客入りとなり、見た目としてはまあ悪くなかったのではないかと思います。

 そして試合ですが、そもそもプロレス自体がまだまだマイナーな存在ですし、認識としてあるのもWWEプロレスがせいぜいなので、それとはおよそかけ離れたスタイルの試合がどう受け入れられるかと思いましたが、プロレス初心者向けには単純に体の大きいボブ・サップ選手に注目したようですし、あとは華麗な投げ技には反応していました。細かいテクニックはあまり伝わらなかったと思います。まあ、そのあたりは仕方がないと思います。

  

 

 全体的には反応はちょっと微妙だったかもしれません。そもそもプロレスもそうですし、格闘技も興業としてはまだまだできあがっていないマーケットなので、今の時期にこれだけの大きな会場にやってくるというのはかなり思い切った決断だと思います。私としてはどんな団体が来ても楽しめるのですが、一般受けするためにはもっと派手なムーブができる選手に来てもらう方がよさそうです。派手なムーブといえば空中殺法が思い浮かぶのですが、結局どの選手も場外に飛ぶようなことがありませんでした。そういうのは制限されていたのでしょうか。結構お客さんをひきつけることのできる動きだと思うので、絶対に出してくるかと思っていたのでちょっと残念でした。

 日本のプロレス団体の海外での自主興行でそれなりの結果が出せているのは多分台湾くらいだと思います。そのほかの国だと地元のプロレス団体があるのでそもそも自主興行を行うという発想にならないのでしょう。台湾はテレビで結構プロレス中継をしていますのでかなりプロレスという分野は認知されています。アントニオ猪木さんの知名度はやはり絶体で、私の親戚も「モハメド・アリと試合した選手でしょ」とよく言ってました。ジャイアント馬場さんの知名度を大きく上回っています。

 上にも書きましたが、なにせチケット販売期間があまりにも短すぎましたので、売上的にはちょっとしんどかったかもしれませんが、第2回興業に期待します!

 


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