呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

2012年フォーチュントップ500

 フォーチュントップ500が発表されました。中国企業は79社で、これは日本より多いとのことです。1位はアメリカの132社です。500社も見るのは大変なのでトップ100だけを見ていきましょう。

 トップ100の中で日本企業は12社。中国企業は11社です。トップ100だけなら日本の方が僅差ではありますが多いです。ではランキング表を見ていきましょう。(表が長いですが最後にコメント入れてます)

 

 

 

 これよーく見ますと、中国とされている企業のうち43位の鴻海はシャープに出資したことで話題になった台湾企業です。そして91位の来宝集団(NOBLE GROUP)は香港企業なので、純粋な中国企業は11社ではなくて9社になります。この辺りはしっかりと区別してもらいたいところです。そう考えるとトップ500のランク入りした中国企業が日本を抜いたというのは本当か検証する必要があると思います(面倒なので私はチェックしません)。他の統計でも時々見られるのですが、台湾や香港を中国に入れているものがあり、それによって中国の数値が水増しされていることがありますので、そこらへん気を付ける必要があります。次に日中のランク入り企業の業種について見てきます。もちろん中国については台湾と香港は除外しました。 

 

日本

中国

自動車 3社

郵便  1社

電信  1社

メーカー4社

エネルギー・資源 1社

保険  2社

資源・エネルギー 2社

通信   2社

金融   4社

ゼネコン 1社

 

 日本は自動車まで含めるとメーカーが7社もありますが、中国は0社です。中国の9社のうち大三次産業である金融が4社を占めておりますが、これは規模のなせる業でしょう。少なくともメーカー(モノづくり)という意味ではまだまだ日本は中国には負けていません。ただし、これはあくまで現時点での話ですので、5年後10年後もこのランキングのままでいられるとは限りません。中国製の品質も以前と比べると上がってきていますので、日本企業もキャッチアップされないように常に最先端の技術を究め続けていって欲しいと思います。日本のモノづくりの時代はそのうち終わるというような論調も聞いたことがありますが、技術力を磨き続けることで「日本のモノづくりここにあり!」でい続けてほしいと思います。


メルマガで最新情報をお届けします
「呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記」の新着記事をメールにてお届けします。今の中国ビジネスの実態をお伝えしております。
メールアドレス *
* 必須項目