呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

日本のメディアでも紹介され始めた世界最高層ビル建築計画

 facebookページでは軽く紹介したのですが、日本のメディアでも紹介され始めたので改めて紹介したいと思います。中国長沙で838mのビルを今から年内に作り上げるというお話です。あと7カ月しかないよー!果たして本当に出来上がるのでしょうか。予定図は結構立派です。

 

  このプロジェクトを打ち上げたのは遠大科技集団の遠大可建科技有限公司です。

 

 ウェブサイトだけを見る限りではごく普通の会社ですね。
 あらためてプロジェクト内容を見てみますと高さ838m、フロア数220、そしてビル建築のための投入資金は40億元をくだらないと言われております。しかしすでに多くの疑問の声が上がってきており、鋼材を4000元/トンで仕入れたとして、既に270万トンの鋼材の購入契約を締結したと言われていますが、単純計算しますとこれだけで108億元になります。ちなみにいま上海環球金融中心は492mありますが、建築費は73億元と言われており、南京にある450mの南京紫峰大廈も40億元の建築費がかかったと言われています。果たして40億元で足りるのでしょうか。

 次にそもそもこの40億元とやらをどうやって調達するのかという問題があります。遠大集団の資金繰りも40億元を賄うほど余裕があるわけではないと言われています。

 また、このプロジェクトは長沙市望城区で行われるものですが、この情報が話題になって以降区政府はこのニュースをオフィシャルサイトから削除しており、姿勢が消極的になっています。実際のところ、プロジェクト自体の認可もまだだそうです。

 果たしてこのビルは建築されるのでしょうか。単なる話題作りによる売名行為なのでしょうか。ものすごいズンドコの予感がします。ただし、一つだけ可能性があるとするとこれかもしれないです。

 中国で話題の360時間ビル(クリックしてください)

以前このブログでも紹介したことのあるわずか15日間で30階建てのビルが出来上がったという話ですが、どうもこの遠大可建が建築したようなのです。確かにこのペースであれば7カ月でも出来上がってしまうのでしょうが。。。


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