呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

imageが中国市場へ新規参入

 日本のimageってブランドを知ってますでしょうか?実は私知りませんでした。神戸の会社(登記上は香川県)で衣料品、趣味・家庭用品等の通信販売業に携わっている会社です。会員数は600万人もいます。ウェブサイトはこんな感じです。

 

 このブランドが今年4月に中国に進出しています。中国では実体店舗販売とネット販売の両方を行っていくのですが、実体店舗について見ていきますと今年は北京、上海、杭州、深セン、大連、ハルピン、瀋陽等の25都市の高級百貨店または繁華街で30店舗出店するという計画だそうです。そしてネットではB2Cサイト走秀網と提携し、走秀網のサイトでのみimageブランドを購入できるようにしています。要するに走秀網での独占販売ですね。ちなみに走秀網のトップページはこんな感じです。

 

 黒の楕円で囲った部分にimageと表示されています。ディオール、シャネル、コーチを押しのけて、一番左というなかなかいい場所に配置してもらっています。ちょっと開いて見ましょう。

  

結構いい感じで取り扱ってもらっていますね。次に商品を見てみましょう。

  

 結構いい値段します。左側に販売ランキングが出ていますが、598-998元と、ネット販売にしてはかなりいい値段のものが売れ筋のようです。

 ネットだけだとうまく行かない、実体店舗も必要といういい方がよくされますし、私もそう思っていますが、imageはまさに「店舗+ネット」の両面で攻めようとしています。ネットで販売するには価格が高すぎるような気がしますが、そもそも走秀網というサイト自体売られているものは結構高価格なものばかりなので、このサイトの品ぞろえとしてははまっているのでしょう。要するに贅沢品販売サイトですね。

 贅沢品販売サイトも出てきてはどこかに消えてしまっている印象があります。走秀網は2008年からスタートしているので、やはりファンドからお金が入っています。そのためキャッシュフローは持っているのでしょうが、利益水準はよくわかりません。新聞で見たのですが、中国のB2Cサイトの平均の赤字幅は売上高の7%もあるそうです。走秀網の2011年度の売上高は5億元しかないのですが、去年だけで二つのファンドからあわせて1億2000万米ドルも投入してもらっているのでしばらくは大丈夫でしょう。

 なにせ始まったばかりなので評価するにはまだ早いのですが、楽天の撤退という寂しいニュースの後なので、imageにはぜひ頑張ってほしいですね。


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