呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

カラフルだけど美しくない

 規定値を大幅に上回るクロムが出たということで現地で話題の毒カプセル、証拠隠滅を目的としてか大量に放棄されています。逮捕者まで出ている事件ですので既にネット等でご覧になったことのある人も多いでしょう。

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 色鮮やかなのですが気持ち悪いです。

 中国では「毒」と頭につくものが過去に何度も話題になっています。日本だと毒ギョーザがとくに有名ですね。現地だと工業用の塩を使った揚げ鳥を屋台で食べた子供が死んでしまったというような報道も印象に残ってます。いつまでたってもなくならないです。なぜなくならないのかというと、これはもう国民性の部分もあると言わざるを得ないと思います。倫理観ですよね。中国について悪く書く書籍が多いですが、他の発展途上国だって同じような話はたくさんあるはずです。でもなぜ中国かというそれだけの大国であるからです。大国なのだからそうおうにしっかりして欲しいのですが、どうも倫理観や商道徳がずれていると感じされられる場面が多いです。これについてわかりやすく描かれている本があります。

だまされて。―涙のメイド・イン・チャイナ
ポール ミドラー
東洋経済新報社

 これは中国の工場及びその経営者と海外輸入元のブローカーとの間のやりとりを中心に描いた実話です。中国ビジネスの現場にいるものとして非常によく理解できましたし、工場の経営者は近所の中国人と読み替えると実生活においても全くその通りと感じさせられる内容となっています。飛行機で日中を一往復するくらいで読み終われると思いますので、一度読んでみればいいと思います。中国は発展しているのは事実ですが、光の部分だけを見て陰の部分を忘れるというか、意識的に見ないというか、意識的に見るとこれまた行き過ぎなくらいに見ているように思います。それだけちまたでは中国に関する報道、書籍、情報がありふれています。そしてネガティブな部分ばかりを強調して不安をあおるようなものあるいは人がいます。色んな情報に触れてそれを実体験に基づいて取捨選択して、そして自分自身の軸を固めて物事を判断する必要があると言えますね。


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