呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

メディカルツーリズム

 2012上海台湾名品博覧会という展示会が上海で開催されました。

  

 その中の“健康医美形象区”というエリアで20余りの台湾の医療美容を行っているところが大陸旅行客のためのオーダーメードの台湾自由旅行を紹介していました。今年より台湾も大陸人が台湾に行って医学美容及び健康診断を行うことを開放し、大陸人旅行客がツアー参加せずに個人またはビジネス視察の名目で毎回15日間の観光医療ビザというものが発行されるようになりました。昨年は100組のツアーが台湾で健康寝台と医学美容サーブ巣を受けたとのことですが、今年はこの“医美旅遊”する大陸人ツアーは300組を超え、延べ人数も6万人を超え、昨年比300%伸びることが予想されています。

 日本でもメディカルツーリズムという言葉があるように既に医療ビザなる者が発行されており、健康診断や診察、歯科医療等を受ける人も出ています。先月とあるメディカルツアーを手掛けている中国の旅行会社を訪問したのですが、そこでは既に日本のある旅行会社と提携してツアーを行っているということでした。さすがに昨年は地震の影響でかなり落ち込んだものの今年は絶好調だそうです。健診については実際に日本で検査することによってはじめて病気を指摘されるケースもままあるようで、その観点からも非常に参加者からの評判がいいということです。このように日本へのメディカルツーリズムを手掛けているところはあるものの、まだなんとなく企業ベースでやっているだけで、トレンドとして行われているというほどではないように思います。この旅行者が言うように日本の医療ビザも特段の問題もなく発行されるということなので、もっと話題になってもいいのかなあと思います。ただし、送り出す中国側がどこまで日本を魅力的に感じているのかという問題もあります。中国の病院の中には日本の病院と比べて設備面が劣っているわけでもない、医療レベルが劣っているわけでもない、だから日本へのメディカルツーリズムに興味が持てないと感じているところもあるようですが、一方で上に紹介したように実際に日本で健診を受けることによって病気が発覚するようなケースもありますので、もっともっとアピールして行ってもいいのではないかと思います。このあたりはうまく仕組みさえ作ればそれなりに活性化する可能性のあるビジネスチャンスといえると思います。


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