呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

上海で増殖する“ダメ日本人”たち

 ダイヤモンドオンラインの記事です。

「勤勉有能な日本人観が中国で逆転!上海で増殖する“ダメ日本人”たち」

 http://diamond.jp/articles/-/5383

 

 記事の内容はタイトルの通りで上海在住の日本人のレベルが下がっているというものです。特に前半は現地採用の日本人についての内容となっています。まあ上海も日本人がこれだけ増えてくるとそれなりに「日本人であること」というニーズが発生するのは致し方ないことでしょう。それはなぜかというとこの記事の中にもあるのですが、“「日本人職」が求められるのは、1つには「日本人担当者なら安心する」という取引先ニーズがあるためだ。「中国人担当者しかいないの?日本人寄越してよ」、そんなリクエストはしょっちゅうで、日系企業は日本語が堪能な優秀な中国人より、多少、出来が悪くても日本人を信頼する。”というくだりです。この記事はダメ日本人を糾弾する内容なのですが、実はそんな日本人が望まれているのもまた事実なのです。以前銀行の上海支店勤務の時のことです。担当先を持つことになりそのリストを割り当てられたのですが、その中のとある1社だけ別の者が担当することになりました。1社くらい別にいいのですが理由は気になりますよね。どうもその取引先が「日本人の担当者じゃないとダメ」と主張し、その結果私が担当から外されたということだったようです。「日本人の担当者じゃないとダメ」って、名前は確かに「呉」で純粋な日本人とは違いますが、既に帰化しており生まれはともかく育ちはずっと日本。関西で育ったので吉本新喜劇を見て育ち、話口調は関西弁(要するに方言が入っているというのはともかく日本語は完璧母国語)、中学生になってからはプロレスにはまり宝物はアントニオ猪木とのツーショットの写真、なぜかちょっとマイナーな芸能人が気に入ってしまうのは昔からだったみたいで森尾由美のファンだったりしたこの私に対して「日本人の担当者じゃないとダメ」と言われちゃいましたよ。その辺の日本人よりよっぽどちゃんとしていると思んですけどねえ。ここまでくると日本人じゃないとダメというのは言語や文化の違いの理由ではなくて単に「外人はイヤ」の世界ですよね。これは2004年の話なのですが、このダイヤモンドの記事を見るといまでも「日本人の担当者じゃないとダメ」っていう人がいるんですねえ。もうちょっとグローバル化してほしいですねえ。こういう考えの人がいなくならない限りこの記事にあるダメ日本人は減らないと思いますね。


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