呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の高級メンズブランド

 中国でメンズの高級ブランドが登場しました。「社稷」というブランドで、海外では「SORGERE」という名称を使います。ゼニヤのデザイナーのフランチェスコという方が首席デザイナーをやっています。この方は中国で6年生活し、中国文化については相応に理解している方です。この方が言うには「SORGERE」は決してゼニヤのコピーではなく、中国的要素を取り入れたものであるといいます。ちょっと見てみましょう。

 

 

 

  

 ゼニヤのコピーかどうかはともかく、それなりに良さげな感じはしますね。材料はオーストラリアの羊毛や内モンゴルのカシミヤを利用し、イタリアで手作りし、インナーの生地は日本のものを使っており、中国はブランドとマーケティングを行っていくというたてつけです。

このブランドのスーツの一般的な価格は3万~8万元の間で、国外の有名ブランドのオーダーメード価格の半分くらいだそうです。おおきく分けるとスーツ、中山服、カジュアル、手編みセーターという4つのシリーズがあります。

 

 中国ブランドでありながら材料、製造は国外のものであり、中国ではそれ以外のものをやるということで、工場でいえば海外のメーカーが中国国内で調達・製造するのとは全く反対の動きです。中国国内で高級品というのは作り手としてもプラスイメージを持てないのでしょう。確かに中国の高級メンズブランドなんてちょっと今の状況ではイメージしづらいです。なんだかんだでそれなりの値段なので、それだったらアルマーニの同じ価格帯のものを買った方がいいと考える人も多いはずです。そういう意味で、こういう中国ブランドを中国の消費者がどこまで受け入れられるかというのはちょっと注目ですね。


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