呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国女性の結婚相手に求める経済的条件

 民政部中国社会工作協会結婚紹介所業界委員会と百合網というところが共同で《2011中国人結婚恋愛調査報告》というものを発表しています。

 女性が結婚に当たり男性に求める条件

安定収入があること 92%
家があること 70%近く

 恋愛相手に求める月収

4,000元以上 80%近く
10,000元以上 27.1%

 4000元未満の人はチャンスがかなり小さいですね。それにしても給料が高いにこしたことはないのですが、1万元以上を要求する人は4分の1以上もいるとは。貧富の差が激しいので引き合いに出すべきではないのかもしれませんが、上海の平均月収が4000元くらいです。そんななかで月収1万元以上の要求は結婚相手に求める条件ではなく恋愛相手に求める条件なので、さすがにハードルが高すぎるように思います。

 しかしながら、57%の女性が「“よく稼ぐ”は“いい結婚をする”に及ばない」(原文:”干得好不如嫁得好” )と考えており、これは2010年の71%から比べると14ポイントも下がっています。結婚における経済的要素が下がっているということがいえるのですが、収入に対する要求が高いので、ひょっとするとこの辺りの金銭感覚がマヒしてきているのかもしれません。

 男性が家を購入するという状況において、

権利証に妻の名を入れたくない男性 約40%
権利証に自分の名を入れてほしい女性 約40%

 完全に裏表の関係になっています。このほか、50%近くの女性が男性が家購入代金を全額または頭金を支払うべきと考えています。 

しかし相変わらず条件が厳しいですねえ。そもそも結婚時に持家があるというのは果たして合理的なのでしょうか。最初は二人だけの生活なのでそれほど広いところである必要はない、生活していくうちに子供が生まれるので、子供のためのスペースも必要となる、こういうサイクルで考えると、最初は小さく、そしてだんだん広くという行動をとるべきなのですが、これが最初から持家となるとこのサイクルをまわす簡単ではなくなるでしょう。やはり最初は賃貸で、そして生活環境は家族構成や将来の見通しが出た段階でそれに見合う家を購入する方が合理的かと思うのですが、まだそういう考えにはなっていないようですね。


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