呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

広東省の医療紛争は年間2.5-3万件

 広東省の人口は2009年末時点で9638万人ということで、日本よりやや少ないくらいの規模です。そんな広東省の公立病院で医療紛争(おそらく医療ミスで患者がクレームする件数も含むものと思われます)が毎年2.5-3万件も発生しています。このうち、訴訟になるのが500-600件でだいたい2-3%、調整になるのが約1000件くらいだそうです。ちなみに日本の場合だと事故情報の提出義務があるのは国立病院や自治体所管の医療機関の273施設のみですので単純に比較はできませんが、200年で1895件発生しているとのことです。統計基準が異なるとはいえ、広東省の2.5-3万件はちょっと多すぎるように思います。でもこれだけじゃないと思います。日本でも同じでしょうが、あえて騒ぎにせず泣き寝入りしている人も少なくないでしょうし。

 

 中国の話で最近もある人から聞いたのですが、どうもお腹の調子が悪いので病院にいったところ盲腸なのですぐに手術が必要だといわれたのですが、本人としてはそこまでの苦痛は感じなかったので、その後日本で診察してもらったところ、日本の医者は中国の医者の紹介状をもらっている手前、それを全否定することもできず非常にボヤっとした言い方だったそうですが単なる胃炎ということで手術はしなかったという話を聞いたことがあります。割と立派な病院だったそうですが。。。なんだかなあ。私は割りとちゃんと診てもらっているのですが、こんなケースもあるんですね。

 

 大きな病院だと「外賓部」といういわゆる外国人病棟があり、ここだと割りといい扱いをしてくれます。料金は激高なのですが、人が少なく、清潔感もありますので、海外旅行傷害保険を付保している人はたいていここで見てもらっていると思います。一方で、一般病棟だとそれはもう黒山の人だかりなので順番待ちだけでも大変です。中国の病院はランク分けされており、三級甲というのが一番格上なのですが、日本にあるような町医者に対する信頼感がないため、ちょっと風邪をひいたくらいでも三級甲の病院に行きます。だからいつも黒山の人だかりです。こんな感じです。

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 並ぶ気持ちが失せてしまいます。

 

 7年位前に脱臼したときはいちおう三級甲の病院に行ったのですが、時間帯の関係で「外賓部」で受付してもらえず、一般扱いになり、治療してもらうまで1時間くらい待たされました。脱臼したことがある人はわかるかと思うのですが、これめちゃめちゃ痛いです。1時間も待たされて、結局関節を元に戻す作業はほとんど一瞬、あんなに苦しんでいたのでさっさとやってほしかったです。

 

 医療紛争の記事を見てこんな昔のことを思い出してしまいました。


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