呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の役所の手続きは疲れる

 今日は自由貿易試験区内の外高橋保税区という上海市内からちょっと、いや、結構遠い場所に用事があったので、普段はほかの人ににやってもらっているような仕事を代わりに済ませてこようと思い、いろいろと書類を用意して手続きに行ってまいりました。この仕事の内容は外書投資企業の持分譲渡で、外国企業から中国自然人に譲渡するものです。認可も出ていたので認可書をいただきに上がり、工商局と税務局のどっちに行こうか迷った挙句、面倒そうな税務局に先に立ち寄ることにしました。ちゃんと番号札をもらってカウンターで処理するような場所もあるのですが、今日行ったのはそういう場所ではなくて、もっとこじんまりした部屋での手続きでした。この部屋には番号札というものが存在せず、そのため部屋に入ってくる人皆が皆税務局職員に話しかけ、処理中の作業が中断し、なおかつ順番待ちしている人がそれを見ていらつくという繰り返しでした。簡単な手続きと思ってやってきたのですが、いくらなんでも税務担当者が少なすぎます。一件当たりの処理が最低15分、長い人だと30分くらいかかっていると思うのですが、午前中は0900-1130の二時間半しかないため、ちょっと遅れるともう午後に回されます。午後は1330からなので、午前中に終えないと2時間がパーです。私の前の人が11時ごろに処理していたので、午前中に何とか終わるのかと思っていたところ、その人が椅子に座り税務局のパソコンにいろいろと入力し始めました。どうやらその場で税務局のパソコンを使って自分自身で修正しているようです。パソコンいじっていいのかよ!そうこうしているうちに税務局職員がバシバシはんこを押し始めました。やっと終わるか。ようやくこれで自分に回ってくるかと思ったところ、税務局職員は手続きに来た人に対して紙を切れと言ってます。何かと思ったら手作り番号札を作っていたのであります。手続きしに来た人にやらせるのかよ!これが手作り番号札。

 

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 番号が1番なので、これで何とか午前中に終えることができるかと思ったら時間切れで午後に回されることになってしまいました。まあしょうがない。そんなこともあろうかと思って9月に開催しようと思っているセミナーの元ネタをもってきていたので、時間はちゃんと有効に使うことができました。

 

 さて、お昼休み2時間終了後の午後の業務時間に突入。ちゃんと1番の番号札を持っていた私は早速受け付けてもらったのですが、この手続きは簡単なのでここではなくあっちでやれとのこと。隣なので別にいいのですが、その処理すべき人が20分くらい行方不明。。。ようやく戻ってきて手続きしてもらったのですが、なんでも税務局のシステムが4月8日にリニューアルしたこともあってか、こっちがイメージしている入力がことごとくはじき返されるようです。簡単な手続きといわれたばかりなのに。。。担当者があちこち聞き回っているうちに、私のやって欲しい手続きは5人がかりくらいのちょっとした騒ぎに。ただの持分譲渡に伴う税務局での手続きなのに。。。気が付くと周りは人だかり。

 

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 二人の税務局担当者に対して7人が群がっています。私のいる側のシマもこんな状態で、税務局員が悪戦苦闘。いろんな人に聞きまわっています。気が付くと制服を着ていない人がいろいろと意見をしてくるのですが、この人は単に自分の会社の手続きをしに来た人。「そんなことくらいわかっとるわい!」というようなことばかり言ってくるのですが、親切心で言ってくれているので私もニコニコとまさに愛想笑いを返します。どこの会社でもあると思うのですが、システム変更があり、ちょっと珍しい処理をしようとすると訳が分からなくなる状態がまさに発生したのですね。結局システム入力することができず、「これはやらなくても良い」という話になり、こっちもいい加減イラついていたので今日のところはこれでおしまい。しかしまあなんとも非効率。やっぱり誰かに任せればよかった。まあこれも持分譲渡という案件に伴う仕事なのできっちりとやらないとね。人にやらせてばかりだったので肌感覚を知っておきたいと思って自らやってきたのではありますが、中国の役所は疲れるわ。でもそのあとの工商局はちゃんとしてましたね。これはよかったです。


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