呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国企業の好待遇

 一時よく日本の技術者が韓国企業に高額で引き抜かれ、人材流出していたというような時期がありましたが、最近は中国企業が日本の技術者を手に入れようという動きが見られます。

 

 ここ最近あった話ですが、中国のとある企業が日本の技術者を顧問として迎えたいということで、提示した条件が毎月1週間の稼働で2万元(約30万円)、別件では毎月15日間の稼働で2.5万元(約38万円)。いずれも手取りの金額です。実働時間を考えると結構いい条件です。これを聞いた知人が、「そっちに行きたいなあ」というので、どこかの段階で使い捨てされるかもしれないと伝えると、「やっぱりやめとくわ」と変わるのですが、現役バリバリだとこの考えでいいと思うのですが、すでに退職されたシニア層にとっては結構魅力的だと思います。だって、サラリーマン時代のようにフル稼働する必要もなく、それでもってこれだけの収入が得られるのだったら全然いいですよね。

 

 こういうのって技術者だけの世界だと思っていたのですが、流通業界でも日本人を結構な待遇で雇っているところもあるようです。使い捨てされるのかと思うのですが、そんなことはなく結構長期間にわたって契約は続いているそうです。最近転職活動した友人も、「中国企業からのオファーは破格でしたねえ」といっていましたが、その金額は確かに今の日本企業だとまず提示することのできない水準だと思います。金額だけ見ると日本国内で高給与といわれる証券会社、銀行、商社よりもずっと上でしたからねえ。まあ、水が合う合わないもありますので、中国企業に行くのが必ずしもいいとは限りませんが、バブル崩壊以降なかなか上がらない賃金に見切りをつけて中国企業に流れる人も今後出てきそうですね。現役バリバリ世代がそのような転職をするのは使い捨てリスクがあるので勇気がかなり必要と思いますが。

 

 で、最近ではディズニーランドがオープンしたこともあり、テーマパークに注目しているところも多く、しかしながら、そのような人材がほとんどいないということで、これまた経験者の待遇条件が跳ね上がっており、年収100万元以上も決してまれではないようです。この業界もねらい目ですね。

 

 業界によっては日本だとそれほど高給が望めなくても、中国では重宝されることもありえます。日本人は何となく中国企業を敬遠しがちであるとは思いますが、実利を取って韓国企業に転職した技術者がいたように、中国企業に身をゆだねる人材も今後増えてきそうに思います。


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