呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国企業による韓国企業への投資

 中国企業が韓国企業への投資が多様化しているようです。不動産向けの比率が最も高く、サービス業、卸売・小売業が続きます。製造業じゃないんですね。不動産はともかく、ここ最近は爆買いビジネス取り込みもあって第三次産業向けへの投資が増えているのでしょう。細かくは調べませんが、場所は韓国であっても中国人相手になるビジネスへの投資なのではないかと思います。中国企業からの日本企業向け投資だとやはり技術系のお話が多いかと思うのですが、最近は消費財や飲食関係に興味ありという話も来ております。業界の知り合いで、「中国企業は今お金いっぱい持っているので、100億元規模の話じゃないとやらない」なんていう人もいます。

 

 さて、私も知らなかったのですが、なんと中国企業が韓国の保険会社を2015年9月に買収しています。中国の安邦保険が約60億元で韓国第8位の東洋人寿保険を買収し、韓国発の中国系保険会社になったのです。果たして中国企業が韓国での経営ができるのか?これが普通に疑問に思うところであります。以前一度中国企業による韓国企業への出資案件に携わったことがありますが、その時の中国側の考え方は「中国以外のビジネスは全部やってもらいたい、中国に関しては任せてほしい。なので、現経営陣は引き続き運営してほしいし、むしろそうしてもらわないと困る」というものでした。要するに中国以外、特に韓国国内ビジネスをやろうという気持ちもなかったですし、やれないとも思っていたようです。この案件に携わっていたので余計に韓国の保険ビジネスに参入していたというのは驚きでした。果たしてそれがうまくっているかどうかなのですが、2016年第二四半期を終えた時点で収入が2015年通年とほぼ同じ、純利益も半期終えた時点で前年通年とほぼ同じと大幅に改善しているのです。これにはびっくりです。仮に日本に中国系の保険会社が参入してきたとして、どれだけの日本人がその保険会社に加入するのか。個人的には疑問ですし、金融庁も中国系の保険会社なんて認可するのでしょうか?先入観かもしれませんが、日本だとちょっと難しいように思います。韓国人って中国系の保険会社に対してあんまり思うところがないのかな?


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