呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国のコンビニってどうよ?

 中国では無人コンビニが話題になったりしましたが、今日は中国コンビニ市場ンついてみていきましょう。

 2002年以降の市場規模はこんな感じです。2016年の市場規模は738億元、これは2002年と比べると5倍くらいになっています。

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 次にプレーヤーを見ていきましょう。市場シェアトップは美宜家、広東メインなので上海だと見かけることはありません。日本でおなじみのファミリーマートが6.9%、セブンイレブンが6.1%、ローソンが2.2%、3つ合わせると15.2%でだいたい6分の1くらいのシェアですね。

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 中国のコンビニは粗利が低いといわれています。ちょこっと調べたところ日本のコンビニだと粗利がだいたい30%くらいだそうです。下の表は紅旗というブランドのコンビニですが、これを見る限り、2016年度だと粗利は商品によって20%から27%くらいなので、20%強といったところでしょうか。

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 さて、今度は店舗当たりの日販を見ていきましょう。セブンイレブンが23千元、だいたい40万強でなんか思っている数字よりかなり少ないような感じがしますが、購買力平価で引き直しているとのこと。しかし日本の平均が17千元に対して中国は3714元。もうっちょっと大きな数字だと思っていたのですが、全国平均だとこんなもんなんですね。日本は中国の約4.6倍です。日本は24時間営業しているところが大半なのに対し、中国はまだ24時間営業の比率が高くないことも要因としてあると思いますが、それでも差は大きいですね。

 

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 上は日販の日中比較ですが、今度は従業員当たりの売上高という数値の比較です。これもかなり差が激しい。日本が996に対して中国の三江というブランドのコンビニはわずか76。店舗当たりの売上は日本が中国の4.6倍でしたが、従業員あたりだと13.1倍です。これは中国のコンビニの従業員数が多すぎるのか、日本のコンビニの従業員数が少なすぎるのか。これも24時間営業して店舗がどれだけあるのかに寄るかもしれないですが、24時間営業するとその分店員もいるでしょうし、やはり効率の問題なのでしょう。日本のコンビニのオペレーションがすさまじく効率化で着ているということなのでしょう。

 

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 おいている商品の違いを見ていきましょう。日本は生鮮食品の比率が30-40%に対して中国は15%程度。これは物流の関係でしょうか。そもそも中国だとしょぼいコンビニには生鮮食品を置いていないからなあ。

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 日本の3台コンビニの商品構造を見ていきましょう。どこもそんなに変わらないと思っていたのですが、ローソンの加工食品比率が飛びぬけて高いです。ファミリーマートは快餐(すぐに食べられるものということか)が特に低く、日配食品の比率が特に高いとなってますが、この二つを合わせると3ブランドとも似たようなものか。ローソンの非食品比率がわずか10%、そんなに食品が多かったっけ?

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 これと中国のコンビニ紅旗とを見比べてみましょう。食品は半分ちょっと、酒たばこの比率が結構高いですねえ。

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 さて、最後に直営店・加盟店の比率です。中国全体と日本の3大ブランドを比べたものです。中国は直営と加盟がほぼ半々、日本は圧倒的に加盟店が占めてます。中国は飲食店系もそうですが、こういう店舗系のものは直営店の比率が高いいです。フランチャイズ経営がまだ成熟しきってないからではないかと思います。フランチャイズに加盟したら必ずもうかると考えている人が多くて、儲からなかった場合にフランチャイズ料がしっかり徴収できなかったりとか、ルールをちゃんと守ってくれないとかいう問題も多いようで、それがフランチャイズ比率が日本語比べて低い要因の一つといえるでしょう。

 

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