呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

日本・中国・欧米の企業のお金の使い方

 春節が近づいていることもあり忘年会兼新年会のようなお食事会が催されるシーズンなのですが、お呼ばれされてきました。お客さんとして参加している人はほとんど初対面の方ばかりだったのですが、とある日系企業の中国人マネージャーと話す機会がありました。良くある話なのですが、日系企業のダメダメ具合を特にマーケティング面においてかなり批判的に話してくれたのですが、その中で面白いたとえ話がありました。100万という金を持たされた企業がどのように行動するのか。

 

日本企業:毎月少しづつ使い、1年間で使い切る。多くのケースにおいてムダ金となる。

欧米企業:3か月で使い切り、芽が出なければ他のことをやる。

中国企業:100万を元手に300万とか400万を調達し、それを一気に使い切る。失敗すると大変だが、成功すると見返りは大きい。

 

 なるほど。確かに中国の新興企業はこのパターンが多いです。とにかく資金調達して、そのお金で以ってプロモーションしまくり、顧客獲得を目指していく。事業ライフサイクル(導入期・成長期・成熟期・衰退期)でいうところの導入期に行うべき動きそのままやっていると言えます。日本企業の場合、大企業でもやってる企業は中小企業っぽいとのこと。まあ、これあくまで中国での話ですが、他国でもあんまり変わらないような気がします。

 

 あと言ってたのが、日系企業でありながら日系企業や日本企業との取引は全然うまみがなく、中国企業との取引のほうが全然儲かるしやりがいがあるとのこと。日系企業の持つ技術・サービスに対して、そもそも中国企業のほうが金払いが良く、日系企業はさして高くない見積もりからさらに下げさせようとする、だったら最初から中国企業を相手にしたほうがずっと効率的だと。「日系企業はお金持ってないから」とも言ってました。聞いてて耳が痛い話も多かったですが、巷で言われていることをあらためて現場レベルで聞かされて、改めて認識させられた次第です。日系企業からするとアウェイである中国という市場での見られ方ですが、このように思われても致し方ない場面は確かにあるように思います。もちろんそうではない、ものすごく頑張っている企業もいるので、全てがこうというわけではないですが、一般的な見方としてこのようにみられているというのもまた事実。景気が落ち込み気味と言われている中国ですが、それでも巨大市場であることは間違いありません。日本国内も縮小していくことは目に見えているので、中国も含めた海外でいかにうまくやっていくか、これをどこまで本気でやれるか、そういったことをサポートしていきたいです。


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