Author: 呉明憲

復活した順風車サービスを利用しました

運転手が乗客を殺害した事件が発生したことがきっかけで配車サービスプラットフォームのdidiでサービスが取りやめとなった順風車、アリババ系列の哈囉出行で復活してます。順風車とは、相乗り主体のサービスで、通常のライドシェアとは異なります。とはいうものの、相乗りは嫌だと最初の段階でリクエストすることもできるので、ライドシェアとの区別がわかりにくくなりますが、ライドシェアだと発票を発行してもらえますが、順風車だと発行してもらえないという違いがあります。もう一つの違いは値段が大きく違います。

 

 久々に復活したこのサービス、久々に利用しました。区間は自宅から浦東空港。普通のタクシーやライドシェアで行くと日中だと200元くらいの場所ですが、これが約80元で乗れました。安いでしょ!

 

 久々に乗った順風車ですが、たまたまやってきた車がツードアタイプだったので、珍しく助手席に乗りました。しばらく無言で進んでいったのですが、高速道路を走っているときにどうにも気になったのが運転手のいびきっぽい息使い。振り向くと目は開いているので大丈夫なのかと思いつつ、なんかふらふら運転が続くので、これはいびきっぽい息使いではなくやはりいびきなんだと判断して運転手と会話することにしました。そんな運転状況だったので、助手席では久々に緊張してしまいました。そんな中で、運転手に目を覚まさせる目的でした会話の中で聞いた話です。

 

運転手という仕事

・この運転手はDidiのような配車プラットフォームに登録していないいわゆる白タク。

・普通に走っていても空港までのロングの客をゲットするのは難しいので、順風車で空港までの客(私)をゲットした。空港から戻る客をゲットするのが目的。

・空港に着いたら休憩を取らずに客をゲットする。価格帯はいまどきアプリで参考価格が表示されるので、それにのっとった価格提示をしている。相乗りさせれば結構な稼ぎになる。

・これが終わればKTVに行く。KTV帰りの客またはホステスを乗せるとのこと。

・昼間は儲からないので、もっぱら夜に客引きをしている。

 生活リズムができているはずなので、なんであんなに眠そうだったのだろうか。

 

運転手になるまでの人生

・上海に来たのは1994年。ペンキ塗装工としてやってきた。

・その後内装会社を立ち上げそこそこ儲かった。家も買った。

・ところがそのころ博打にのめり込み借金を作ってしまった。この返済のために家を売り払うことになった。

・今ではしがない白タク運転手。

・博打にのめり込んでなかったら全く違う人生を歩んでいただろうなあ。

 

アジア諸国に対する見方

・どこの人と聞かれ、日本と答えると南京大虐殺の話を振ってきた。こういう話は面倒。台湾と答えてもまた違う面倒さがあるので、こういうのは勘弁願いたい。

・こちらから話題を北朝鮮に切り替え。北朝鮮に対する見方は好意的。金正恩はよくやっているという印象。

・韓国はダメ。THAAD配備したときに中国は制裁した。それにしても歴代大統領はみんなやめてからおかしなことになる。前大統領の朴さんもちゃんとやっていたと思うのだが、今ではひどい扱い。よくわからん国だ。

・日本はアメリカの言うことを聞きすぎているように思うが、それは仕方のない話。自衛隊という組織はあるものの、普通の国でいうところの軍隊を持っておらず、その部分をアメリカに頼らざるを得ない。そこは習近平も分かっているはず。

 

以上が、ふらふら運転する運転手から自らの命を守るためにやみくもに会話した内容でした。

どこにでもいますな!そっくりさん!

 今日は超リラックスムードでビジネスとはなんも関係ない話題。

 日本には物まねタレントもいればそっくりさんタレントもいますが、物まねタレントのほうが人気でしょうか。というか、ごっちゃになっているように思いますね。

 

さて、中国、香港、マカオ、台湾、シンガポールといった中華圏を合わせると約14億人いますが、当然同姓同名もたくさんいるでしょうし、自分と同じ顔をした人が世界に3人いるなんて言うのも聞いたことがありますが、中国にもやはりタレントのそっくりさんがいます。ちょっくら見てみましょう!

 

1.林俊杰

 声も見た目も本人そっくりなそっくりさん、地方で結構イベントをやっていたそうで、なんと年間で700万台湾ドルを稼ぎ出したそうな。

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2.劉德華 張學友 黎明 郭富城

 大御所4人組、ちょっと写真がぼやけてますが、なかなかそっくりではないですか。

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3.古天樂

 この人も有名。そっくりさんは最初深圳のモーターショーに出現したそうです。どっちが本物がかわからん。

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4.劉德華

 劉德華のそっくりさんと言えばそうなのでしょうが、劉德華と張學友を足して2で割るとこんな感じになるのではないでしょうか。

 そっくりさんですが、歌手をやっているそうで、そっくりさんであることを生かしてコンサートのゲストにも読んでもらえたりして年間100万元近く稼いでいるそうです。そっくりであるのも才能の一つ!

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5.謝霆鋒

 これもどっちが本物かわからん。そっくりさんは自分がそっくりさんであることを言わず、自分が謝霆鋒だと言い続けるそうな。徹底してます。

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6.周杰倫

 アジアのスーパースター周杰倫!写真を見る限りそっくりであることは間違いないのだが、やはりこれはオーラが違うな。本物もそっくりさんの存在は認めていて、そのおかげもあってそっくりさんは結構稼げているそうです。

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 芸は身を助けるではなく、身は芸を助けるという生き方をしているそっくりさん、いつか近くで見てみたいものです。

AIの指示で手術する時代の前触れか?中国で初のAI+5Gの手術が成功

 すごい時代が来たものです。なんとつい先日中国で初のAI+5Gの心臓手術が行われたそうな。このAI+5Gの心臓手術、どういう手術かというと高州市人民医院の手術室で手術するのですが、400キロ離れた場所にある広東省人民医院において5Gを通して送られてきた画面を見た医師が、高州市人民医院の手術室にいる手術医に対して遠隔で指示しながら手術を行うというものです。通信のタイムラグは30マイクロ秒以下、1マイクロ秒は100万分の1秒のことですが、要するにタイムラグがほぼないということです。ここまでは5Gの話。ではAIは?AIの出番もちゃんとあります。

 

 この手術において、病院は自主開発したAIを活用した全自動のノイズ除去・モデリングソフトで、従来であればできあがるまで2-6時間必要だった心臓模型をわずか2分以内で、しかも実物大のものを作り出したのです。この模型の効用としては、まず手術の事前準備にあたり参考にすることができるということ、もうひとつは、実際の手術に際して遠隔指示を出している医師がVRやMRの技術を通じて、送られてきたリアルタイムの映像と心臓模型を照らし合わせて、より具体的且つ正確な指示を出すことができるという点です。

 

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 最初にこの記事を見たときに、純粋にAIの指示に基づいて手術医が手術を進めていくのかと思ったので、すごい時代が来たなあと思ったのですが、さすがにそこまでのものではありませんでした。しかし、ドクターXや医龍といったドクタードラマの中で見かけた心臓模型を、相当正確なものをわずか2分で作れるというのは、救急患者向けに手術しないといけないような場合には非常に有効な技術といえるでしょう。

 

 この分野の技術進化のスピードは私の想像を超える水準にあるでしょうし、最初にイメージしたAIの指示のもとで手術そのものまで行ってしまうような時代がそのうち来てしまうかもしれないですね。そうなると手術医は知識はもちろん大事なのですが、AIの指示に基づいて動かせる器用な手先を持つ方がより重要になってきそうに思えます。ドクタードラマの手術シーンを見ていると自分でも手術できるんじゃないかなんて思ったりしてしまいますが、AIの指示をちゃんと理解できて、手先が器用であれば本当にできてしまうかもしれませ。。とはいうものの、さすがに手先が器用なだけで知識面で欠落している医師というわけにはいかないか。でも、AIが手術医を動かす、そんな時代もそのうちやってきそうですね。

中国ネットユーザーの身分属性と収入分布

CNNIC(中国互联网网络信息中心)がネットユーザーの身分属性と収入について発表しています。中国の人口約13億人に対して、ネットユーザーが8.29億人ということなので、それなりに参考にすることができるかと思います。グラフの日付を見ると2017年6月となっており、2年近く前になるという点はご了承ください。ではまず、ネットユーザーの身分属性を見ていきましょう。

 

 学生が約4分の1、これはわかるとして、営業性個人及びフリーランスが約5分の1もいます。結構多いですねえ。これに対して、企業勤務者はざっと約3割といったところでしょう。個人でビジネスしている人が結構な比率でいますねえ。

 

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 次に収入についてみてきましょう。急激に経済発展を遂げた中国、ネットユーザーの収入分布はどんな感じでしょうか。見ていきましょう。

 

 一番多いのは3001-5000元で22.9%、その次が2001-3000元で15.8%。この2つで約4割弱を占めます。もちろん、学生の比率が高いというのもあるでしょうが、学生の多くは無収入やその近辺に含まれるでしょうから、やはり収入水準はそれほど高いとは言えないでしょう。8000元以上もわずか8.2%に過ぎません。

 

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 これを読んでいる皆さんが普段接している中国人はそれなりのところに勤務しているそれなりの収入の人と接していることが多いと思うのですが、全体の分布をみればまだまだこんなもんなんですよ。中国各地の平均賃金というのが発表されておりますが、この表を見る限り、平均値近辺よりも、平均値を下回るところ多く分布しているように思います。もちろん、都市のレベルによって物価も異なり、収入水準も異なってくるのに対して、ここで紹介している数値は全国のネットユーザーに限定したものでありますが、それでも結構に参考にできそうですね。

無錫でバーチャル着せ替え体験

 好評の「商社マンOBが中国を振り返る~本音の中国を語ろう」を少しお休みさせていただいて、久々に自分で書いてみました。 

 

 この間の日曜日に無錫マラソン(ハーフ)に参加。普段マラソン用のトレーニングは何もしてないせいか、走り始めて数キロくらいで膝の様子が怪しくなり、13キロ当たりで完全にパンク。それでも何とか完走という結果だけは残しました。さすがのタイガーも疲労困憊でした。

 

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 さて、マラソン終了後は膝ががくがくだったのですが、せっかくわざわざ無錫までやってきたのでちょっと街歩き。多分10年以上ぶりくらいになりますが、中国という国では当然ともいうべくかなりの発展ぶりです。ただ残念なのは列に割る混む人も多く、交通マナーもなっていなくて交差点はすぐ団子状態になったりと、このあたりオールドチャイナを垣間見ました。無錫のこの景色を見ると、ついこないだまでこんな状態だった上海ではかなり状況が改善されてきており、今では信号を渡っていると車が止まって人を優先させる景色まで見られるようになってきています。4-5年前当たりでは想像できなかった光景が現実となってきています。

 

 さて、今まで何度か、また近いうちにもあるのですが、日本から時々視察団がやってきて、その方々に中国の状況についてお話させていただくことがあります。今だとリテール関係のニーズが多く、キャッシュレス決済の現場が見たい、無人コンビニが見たいというのが良くあるニーズです。キャッシュレスの現場はいくらでもお見せできるのですが、無人コンビニといわれてもまだまだそんなにたくさんあるわけでもなく、また着せ替え体験ができてそのまま購入できるようなお店が見たいというリクエストもあり、そんな店は知らないけどどうしようと思ったりしていました。ところが、無錫の蘇寧プラザという商業施設ににバーチャル着替え体験がありました!せっかくなので大きめの写真で見ていただきましょう!

 

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 この年になって絶対にこんな格好しないわ!そのほかにも試してみました。

 

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 エンタメ感あってなかなか楽しめます。人の高さくらい位の電光掲示板のようなものがあり、それを操作するのですが、最初に顔写真を撮影し、そのあとにいろんなフロアにある商品が画面に紹介されてい、それをクリックすると上の写真のような感じで反映されます。画面上の操作で買い物かごに入れることができるので、そのまま購入することもできるということになります。実際に購入しなかったので、店舗まで取りに行くのか、家まで届けてもらうのかわかりませが、その建物内にある店舗の商品なのできっと店舗にまで取りに行くのでしょう。なかなか楽しめましたが、実際にこれを試して購入しようと思う人が果たしてどれだけいるか、そういうデータが知りたいですね。

 

 多分仕組み的にはそんなに難しくなさそうなので、これがきっかけで売れ行きが上がるようであれば意外と普及するようになるかもしれないですね。

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその9

私「中国が漢字を作った。中国が色々な単語を作った。なのに日本が漢字の語彙を考案して中国に教えた、と言う事ですか?

それは知らないですね。大多数の日本人は知らないでしょう?」

M「そうだね。この事実は余り知られていない。例えば今の国名“中華人民共和国”この名前で日本が考案した語彙は人民共和国。昔の中国には中華という概念は有ったが人民、共和、国と言う概念は無し。故に日本が明治時代、高名な学者、福沢諭吉、西周、中江兆民、森有礼などが西欧の辞書、学術書などを読んで新しい,相応しい言葉を発明して中国に紹介したんだ。非常に多数有る。外交、安全、環境、労働、衛生、法律、規則、哲学、戦争など非常に多い。さて、話が逸れたが食品の東京から来た後任の人は広州赴任なのに、郭沫若を知らない。」

 

私「え!、その人の名、私も知りませんよ!誰ですか?」

M「君は長い間欧米の仕事していたから知らないだろうが、今後良く勉強して欲しい。この人は黄埔軍官学校の文化部長で元々作家でね、日本にも留学した。日本人女性を娶り、千葉に居を構えた。中国の危機的情勢を見て救国の念止み難しで帰国し八路軍に身を投じた。後年文革で失脚、不遇の内に生涯を終えた。黄埔軍官学校と言うのも君は当然知らないよな。この学校は戦前中国を侵略した日本をやっつける為国共合作の一環として広東の黄埔と言う場所に設立された。校長はあの蒋介石、政治主任は周恩来、文化部長は先ほどの郭沫若、他ベトナムを建国したホーチミンも胡志明と言う名前で幹部であった。20世紀のアジアのリーダーが若い時一同に会して抗日の為の学校を作った。

 

 さて、話を戻すと、この後任は中国人スタッフとの宴会で偶々広東の歴史の話になって、中国人があれこれ話すのを、詳しく質問して“その人誰?”とか“それは何”とか極めて初歩的な質問をして、文化水準を疑わせる人と烙印を押されてしまった。と、なると帰国する人が去るので、残された中国人スタッフは後任の文化水準が劣る人の下で仕事するのは面白くない、と言う事で一度に全部、4名かな、一斉に辞めてしまった。現場の食品部隊は一時的に大混乱に陥ったが、この様に上に立つ人の人格、成りが問われているので君もとにかく前言った中国語を勉強するが良い。中国人は君が漢語を習ってるのを知ると喜ぶ。中国を理解しようとしている、と言う事を見るんだね」

 

私「よく,分かりました。他気づかれた面有りますか?」

M「現地赴任したら、当たり前なんだが、現地を好きになる事。中国というより広東、広州を好きになる事。山東省の合弁会社に勤務していた頃、日本側パートナーの電機メーカーから派遣された財務経理の若い人、と言っても35以上だった様に記憶するが、この人は中国嫌いでよく私の処に来ては中国のどこの公司が何をどうした、担当者の話がどうのこうの、と茶化す様な、バカにした様な言い方を中国人の前でする。本人は日本語を話しているので大丈夫と思っている様だが、中国人は悪口は敏感に反応する。私は別室に呼び注意したが、その時はしばらく止んだが、暫くするとぶちかえし。電機メーカー出身の総経理に私は“彼は中国になじまないので帰国させては如何?”と進言。彼も問題視していたので、その内暫くして彼は帰国させられる羽目になった。こんな人は何処に行ってもアカン!でしょうね。だから君は広東、広州を徹底的に好きになって欲しいね」

 

Mさんは時間が遅くなったので「今日はこの辺りでーー」と言う事で取り敢えずはお開きとなった。話の内容があちこちに飛んだが、殆どが自分の知らない事ばかりであったが、新鮮でもあった。隣の国、日本に文化、文明、政治、風俗、生活など大きな影響を及ぼした国ではあるが、その内側は殆ど知られていない。この理由はなんであろう?と考えるが、人々の往来が少ない事が大きいのでは、と思う。今から45年前の国交樹立の時は中国に対し甘いムードがあった。戦争で多大な迷惑を与えたと言う贖罪ムードも手伝い、中国を助けたい、と言う好意的なムードが有った。しかし昨今は訪中する人が大幅に減少している。却って来日する中国人が激増している。その中国人旅行者の態度にも厳しい眼が向けられている。しかし日本人も40年前から海外旅行が増えて来ると欧米で無礼な態度をとって現地の良識ある人を不愉快にさせたものである。もっと寛容になるべきと思うがーー。

 

 さて次の話を聞くのは明後日の夜となった。どの様な話が聞けるのか楽しみである。自分も歴史、友好、広東の仕事などを尋ねてみようと思っている。

 

続く

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその8

私「中小企業の状況は分かりました。大手企業はどうでしょうか?」

M「色々有るね。私の出身母体の先ほど言った商社は先進的で、現地社員を大いに抜擢している。今や日本人社員の上司は中国人と言うのも珍しくない。私の存じているその中国人社員は上海法人の部長をしており、南京の人で日本語は勿論ぺらぺら。前の社長が南京訪問した時通訳したが、社長もその流暢さに驚いていた。この様な人はドンドン伸びて行く。中国人社員が上司になり、下に日本人が居ると言うこの姿は極めて当たり前なのだが、他社大手企業もその様であるので、珍しくない」

 

私「中国人の働く所謂モーチベーション、働きがい、とは何でしょう?」

M「人それぞれと言う人もいるが、私は一に銭。即ち収入だね。先ほど言った様に日系企業は収入が多くないのに、多忙、昇進、昇給が他外資企業と比べると差が有る、と言う問題有るね。その次は仕事の内容で、面白い、楽しい仕事なら簡単に辞めないだろう。だから派遣された日系企業幹部は仕事がいかにして面白くなるかを伝授する事が必要。一般的に仕事伝授は「Know How」を教えるが良いとされていたが、今は「Know Why」となっている。何故この仕事が必要か?何故こんな小さな工程が必要か?が分かれば社員は自分は会社に貢献してるんだ、と実感できる。次に大事なのは、上司の態度。特に問われるのは派遣された日系幹部の姿。中国人は一見ボヤーっとしている様で人物観察はちゃんとしている。自分の上司が自分にとって有益な存在か否かを判断してOKならその上司がいる限りその社員は会社に居るであろう。私の出身の商社の広州事務所で食品の日系幹部が帰国する事になった。彼は広州滞在確か5年であった。で、後任が来た。引継ぎの仕事をして、現地の中国人スタッフもその仕事に参加した。後任は東京から派遣されてきたが歳が若い。で、中国の文化歴史の知識が薄っぺら。ところで、君の広州に赴任するだろ?広州、広東の歴史的事実で知っている事を言ってください!」

 

私「え!?テストですか?広州、さあ、知りません、何でしょう?」

M「中国に赴任するなら、中国の文化歴史、風俗習慣、人民の生活などを赴任する前によく調べて学習しておくんだね。先ほど言った様に中国語を学習するなら、更に深く頭に入る。さて先ほどの答えは広州は北京から非常に遠い。反乱、暴動が生じやすいところで、近代では“太平天国の乱”が有る。キリスト教を共通の宗教として当時の清の圧政に立ち向かった。南京まで占領して、其の後路線の食い違いから分裂して制圧された。リーダーは洪秀全と言う人でこの人は漢族でない。この人は客家の出身です。」

 

私「客家という言葉初耳ですが何ですか?」

M「中国の民族の事も勉強せにゃあかんね。中国は別名漢と呼ばれている。今から2000年以上前にできた国家。創業者は劉邦と言い万里の長城を作る人足集めを生業としていたが、折角集めたのに、長雨で河が氾濫して時間どおり秦の首都たる咸陽に行けなくなった。時間どおり行けないなら当時は死刑。劉邦はどうせ死刑になるなら、思いっきり暴れて死のうと思い、人足と共に反乱を起こして、それがあれよあれよ、と拡大。ライバル項羽を落として漢帝国の皇帝となった。漢前の国家は短いかまたは伝説上の国家のムード有り、中国ではこの漢が最初の大帝国で300年続いたので、自分たちのアイデンティとして拠り所にしている。話が長くなったが、要は漢の人達が中国人、本来の中国人で他55の民族有るがこれは、後で中華文化を受け入れた為、中華民族になったので、中国は全部で56の民族有るが90%が漢族で他はチベット、蒙古、ウイグルなど多数有るね。中国語は漢語と別名言っている。私はこれが正しいと思う。中国語と言うのは56の民族が話す言葉でそれは56の言語有る。漢語は正に漢族の言葉。漢字はその民族が使用した文字なのです。話はずれますが今の中国では日本が考案した語彙が多数有るが知ってるか?」

 

続く

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその7

私「難しい問題ですね。日本では優秀即不正はしない、と言う暗黙の了解が有りますが、中国は先ずは不正をするとみて対処すべきでしょうか?」

M「道徳、倫理の観念が薄いね、中国の社会は。故に個人で防衛すること。仕事を任せるという事は自分が責任を持つ事で、要は常に仕事振りを見ている事。電話を注意して聞くとか、外出は何処にどれだけの頻度で行っているとか、本人にはちゃんと見ているぞ!と思わせる事だね」

 

私「そうなると、中国語を勉強せにゃあかんですね。」

M「あんた、中国語知らず中国へ行く心算なの?それは如何いう魂胆か、ちょっと理解できないね。あんた、今まで欧米担当であって、英語は勉強したよね?それじゃ、中国も同じ理屈じゃないのか?中国語を勉強する事は中国の事がより深く、広く理解できる。私の今までの話も勉強したら、益々身近に感ずる。」

 

私「けれど、来年4月ならあと6ケ月しかないですよ。無理でしょう。現地では通訳を雇いますから。日本語話す若い中国人は沢山いるそうです。日本は憧れの国と聞いており、わが社へも多数の応募が有るでしょう」

M「6ヶ月でも毎週学校に通えば、かなり習得できるはず。本人も努力せねばならないが、通訳任せでは、相手の微妙なニュアンスとか今言った社員がお互い何を話しているかなどが不明となり、最悪ツンボ桟敷になってしまうぞ。又通訳があんたに代わり会社を管理する様になる。日系会社は色々失敗して損害を大なり小なり出しているが、其の原因の一つが通訳が総経理に成り代わり会社をManageする様になる事。通訳を通さないと、総経理に話できない、というシステムは極めて不自然で危険だね。其の通訳が果たして真実を伝えているか確認しようが無いだろ?ある実験が有るが通訳を介する場合、頼んだ方は100の回答を総経理から欲しいのに実際来た回答は35%という実験結果が有る。現場の中国人は100を話し、通訳はこれを70理解、これを60、総経理に伝え、総経理は50理解して50をベースに話す。通訳はこれを40理解してそれを中国人に伝える。聞いた中国人は35%の回答しか貰えない。つまり、自分の欲しい回答は貰えないと言う事を示している。通訳が果たして本当に理解して翻訳しているか?がチェックするならいいが、そんな馬鹿なシステムは何処も採っていないだろう。毎日コツコツと勉強するんだな!

 

 初訪中の時、ホテルで日本の家族に手紙を書きたいと思い用紙を頼んだ。話せないので、筆談した。“手紙をください”とね。処が持って来たのは何とトイレットペーパーで之は正に手紙である。それじゃ、日本の手紙は如何言うのか?で手紙自体は信、日本では書信と言うでしょ?用紙は信紙と言う。間違え易いのは本で中国では書と言う。読書の書、何故本と日本で言うのか?書を数えるとき一冊、2冊は日本語で中国では一本書、二本書と言う。先ほどの写は筆記、なら日本の写すは何と言うか?之は抄と言う。この様に簡単な言葉でも意味は異なるので、恥をかく前に学習しておくんだね。」

 

私「分かりました。考えておきます。処で中国人の扱い難さで3番目の事は何でしょうか?」

M「そうだね。採用したら、直ぐ辞める事かな。日系会社は人事に色々問題を抱えている。それらは給与が安く、昇進も遅い、仕事を任せてくれないなど有る。欧米企業などは給与5,000元/月で募集、日系企業もこれに負けじと5,000元/月で募集。双方同じ条件であるが、欧米は社員の居座りが日系と比べ長い。処が欧米企業はこの5,000元以外にヤミ手当を払っている様で、この額が意外と大きい。20%になるという数字もある。応募する中国人も5,000元は表面的と思って入社するが、日系企業はこれが実質と分かると急速に裏切られた気持ちになり、“他エエトコないかいな?”と探す様だね。他昇進も遅い、仕事が面白くないとか在って評判は余り良くないな。」

 

私「其れ分かっていながら、改善しないのですか?私なら、即改善しますがね」

M「日系企業は30,000社中国に存在するが殆ど中小企業。彼らはオーナー企業で日本にいるオヤジさんの意向を受けて仕事している。オヤジさんは青春時代を刻苦勉励で過ごして来たので、中国人の種々要望を“何を甘い事言っているんだ!”で一蹴しがちだね。銭の為に現場社員は仕事している。この事を日本本社はもっと理解せにゃアカン!昔の刻苦勉励は時代遅れなのです。中小企業は今まで大企業の庇護下何も前向きに事業開拓せず、順調に大きくなって来たが、大企業が今やそんな余力は無い。よって中小企業自身が脱皮せねばならない。人材不足が最大のテーマなのだね。

 

 前勤務した独立行政法人では海外ビジネスコンサルをしていてね、其処には毎日中小企業の幹部が来訪して色々相談にやって来たね。其の多くは、事業、商売失敗の事例で、酷い、バカな話も有る。上海で展覧会が有るので通訳無し、中国も初めてというオッサンが“向こうに騙された。この損失補てん、国で面倒見てくれまへんか?”と興奮気味、怒り心頭で私の処に来た。話を聞いて呆れるやら、バカな人!と思ったりしたが、本人は多くの損失を作り何とかして欲しいと訴えている。小生は先ず常識的に考えて、初訪中で通訳無しに商売する事が如何に間違っている事は承知してますか?とやんわり聞いた。本人は“相手は漢字の国で喋れなくても字を書けば理解して呉れるものと思っていた。”と言う。小生は呆れて、“この件、損失は国は面倒見れませんよ。アナタ自身の配慮無さが引き起こした故、アナタ自身が負担せねばならないですよ”。とやんわりと然し冷たく言い放った。本人は興奮しており、其れでも引き下がらないので、何か抗弁できるもの、具体的に探してから又来てくださいと言い、急ぐならこの様な相談機関あるので行ったら如何ですか?恐らくダメと思いますが、として其処を紹介した。話がずれましたね」

 

続く

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその6

私「よく分かりました。次の問題はなんでしょう?」

M「報連相とか報告の仕方かな?これもね中華民族のDNAに関係していると思うよ。中国の伝統社会では自ら動くと災いは自身に及ぶと言うジンクスが有るので動かない方が良いとされている。上司の言うとおりに行う方が一番安全な処し方。で、報告、連絡、相談も自分からして来ない。聞かれたら答える、言われたら行うと言うのが彼らの身体に浸み込んでいる。もっとも最近は欧米流の仕事方法を身に付けている若きエリートは積極的に自分のアイデアを言う様になって来ており、このDNAは徐々に少なくなって来ている。それから報告の仕方の件、結論を先に言わず最後に言う傾向に在り、聞く方は“一体何を言いたいのだ!Yes Or Noどちらなんだ!”と爆発しやすい。途中話している言葉聞いていると、グチャグチャ言ってお前一体何を言いたいのだ?と怒鳴る気持ちになる。迅速に動く社会ではこの様な報告の仕方は改善すべきだろうね。まあ、今言った様に競争激烈の社会ではエリート社員は積極的に仕事に取り組んでおりこの報告の仕方も欧米流に先に結論出す方向にあり、安心はして良いでしょうね。つまり、人次第で採用するなら、自ら動く社員を採用すべきであるでしょう。」

 

私「人は石垣、人は城、と言われます。これは、古今東西の原則と思います。私は人材採用に就いては多額の費用出しても優秀な人材を雇用するつもりですがーー」

M「そうだね。アナタの今言った優秀な社員と言うのが中国ではクセモノでね。何を以て優秀とするか?アナタのアイデアは?考えはどうなんですか?」

 

私「何事にも積極的。コスト意識有り、会社に貢献するなら、自分は法違反しないなら何でも行う、と言う人でしょうか?」

M「立派な答えですね。アナタはその様な考えで以て採用試験に臨む。しかし肝心なところを見逃してはいませんか?」

 

私「何だろう?」

M「論語を読んだ事ありますか?論語の世界では徳が本、財、才は末、

つまり、君主は自分の後継を見るに本末になっているか、つまり徳が有るか否かを先ず見る。それが才が有るか?を先に見るなら、これを本末転倒と言っていますな。アナタの採用基準は立派ですが、まずは当人が人望有るか?人徳有るかを見る事ですよ。話は少々変わりますが今の世の中、企業とか政治家とか社会のリーダーと呼ぶべき人が大きな間違いをして、マスコミの前で頭を下げて“スンマセン”と謝っているでしょ。彼等は才で選ばれて徳を持たないからあの様な無様な格好している。東芝の問題も然りで、過去粉飾決算した三人の社長は顔つき見ても、嫌らしい、品の無い顔している。社員が可哀想だね。話を戻します。優秀な人ほど注意せよ!とは中国ではよく言われる言葉です。彼らはごまかすのが上手ですね。

 

 私が北京事務所にいた頃に優秀と言われていた中国人社員がいた。話の仕方、身のこなし方など中々良いセンス持っているな、と感心していたら、何と大きな背任事件を起こしてしまった。どういう事かと言うと、自分の妻が経営する会社に自分が勤務する商社から不当に安く商品を仕入れ、販売していて、その会社は大きな利益を上げていた、と言う事件が起こったんだ。妻は旦那とは別姓で中国人社員も妻とは分からず、又彼が妻と話す言葉つきは完全に顧客に話している言葉で、誰も見抜けなかった。で多分L/Cオープンか書類上のやりとりで住所が彼の住所と一致して、会社の幹部が彼を追及したら、自分の妻の企業と取引をしていた事が判明、その為に会社に損害を与えた言う事であるが、その後のその社員の行動がこれ又中国人にしては珍しいあっぱれな?事。つまり彼は損害を与えた分の2倍の利益を会社に与えて、それから、妻と共にブラジルへ行ってしまったそうである。私の所属する北京のある部門でも同様不正が発覚した。私が採用した社員で細かく動き、顧客には好かれていてハキハキ応対する社員。好感度も良い、が私が帰国した後に不正を行って会社解雇された。残念である。」

 

続く

商社マンOBが中国をふり返る ~本音の中国を語ろうその5

私「面子の事で、私が具体的に注意する事は何でしょうか?」

M「いい質問だね。日本ではいと簡単に人前で注意する、大きな声で叱正する、“お前アホか!”とかね。又簡単に腰とかお尻を叩いて“しっかりせいよ!”とするが、これは中国では厳禁。こんな事したら、社員全員から猛反発喰らい最悪サボタージュで仕事はできない。わが社の遼寧省にある繊維工場に中堅の中国語ペラペラの社員が本社から派遣され赴任した。ある日朝礼終了後、現地社員に冗談まじりに先ほどの“しっかりせいよ!”と極く軽くお尻を叩いたそうだ。そしたらその社員が怒り、反発した。これを目撃した他の社員も反発、事態は急激に悪化して、社員はサボタージュ。

 その中堅社員は本社中国室の出身で即本社側に指示を仰いだ。本社は“とにかく誠心誠意謝れ”の返答。で、誠心誠意謝った。しかし社員全体は許せない。何しろ中華民族が大和民族に侮辱された、と思ってるから。

 中国のゴールデンタイムでは殆ど毎晩ドラマで日本軍の中国人に対する蛮行が放映されてる。髭を生やした鈴木とか渡辺と言う陸軍の兵隊幹部が中国人を中国語で怒鳴り、殴る、蹴るなどの暴力を振るい、最後は日本語で“バカヤロ”と言って立ち去るシーンで、これを大衆は見ており、日本人から小さな侮辱でもこれを受けたら本当に大変。」

 

私「結局、この騒動はどうなったのですか?」

M「その本社から派遣された社員は、数日後の朝礼で皆の前に跪いて誠心誠意謝罪したそうだ。で、その社員はその後中国人社員と折り合いが悪くなり、早期に帰国を余儀なくされた。傷心の帰国となって、社内でも居心地が悪くなり、その内退職した。簡単な動作、冗談と思ってやった動作がその後の人生を狂わせる重大な事案となってしまった。故にアナタも注意せなあかんですよ。バカヤロと言う言葉は中国人は知っているからね、絶対口外しない事だね。」

 

私「日本人から見た中国人の扱いにくさ、とはどういうものでしょうか?」

M「さあー、何だろう?幾つか有るね。

 一つは簡単には謝らない事。これは中華民族のDNAだね。謝るとその後徹底的に突いて来る。つまり“お前が悪いんだ。お前の所為でこんなになった。どうしてくれるのか?”だね。北京駐在の頃、日本のその石化会社の代表と偶々地方出張で同じ飛行機でばったりと遭った。席が近くなもので、近くの中国人にお願いして隣同士になり、雑談をしたが、その中でその人は以前内モンゴルに出張した時、突然飛行機が揺れて、傍でサービスしていたお茶がその人の肩、膝などにかかり、まあびしょ濡れになったそうだ。で、その人はサービスしていたキャビンアテンダントが黙っていたものだから“謝りなさい”と言ったが、彼女から出た言葉が何と“私が悪いのではありません。飛行機が悪いのです。”と堂々と言った。その人はそれを聞いて空いた口が塞がらなかったそうな。普通なら口論になる事態であったが、その様にDNAが植え付けられているので仕方ない、と後味の悪さだけ残して一日面白くなかった、と言う話をしていた。

 

 以前毒入り餃子事件ってあったでしょ?山東省のメーカーが製造した餃子に農薬が混入していてそれを食べた確か千葉県の人、3人が重体になるという事件が発生したが、中国側は”これは日本側が袋に穴を開けて農薬を混入させたんだ!“と怒った様に言っていたが、数か月して、皆が忘れかけていた頃、中国で犯人が見つかり、結局中国側の問題となったが、この場合でも、謝罪は無し。国家の体面を傷つけられた日本は強烈に文句言うべきであったが、大人の態度を見せて、納めたね。もし中国側の誰かが謝罪していたら、その人、および家族は永久にガタガタ言われるだろうな。自分も広東の会社では社員が重要な書類を紛失したので、謝れ、と言ったがその人は謝らなかった。私はその人の上司に謝ると言う意味、意義を説明してその人から当人を説得して貰う様にWORKして、後日、本人から別途“済みません”の話が来た。この謝罪するべき場面は至る処に有るが、前言った、謝って“お前が非を認めた、賠償はどうのこうの”と話がなって行くと簡単には言えないだろうね。だから、要は謝る意味、意義を教えられていなかったのでは、特に解放後共産主義教育では人間性否定、宗教否定の社会となり、ギスギスしたムードになった。儒の国、論語の教えは遠い彼方に行ってしまったね。

 

 ところが、私が僅か一年勤務したとある会社では、このDNAを打ち破る教育をして顧客を旨く勝ち取っている。どういう事かと言うと“顧客とトラブルになった場合は先ずは社員が謝れ”と教育している。謝ったら、顧客の不平は50%減少、更に幹部が出向いて謝るなら更に25%減少、翌日幹部が菓子折り持参して顧客の家訪問、謝罪したら更に25%減少する“と教育している。で、問題は前言った”謝ったから罪を認めた云々“が気になるところだが、謝るのはたとえ顧客に非はあっても、顧客は不愉快になった、その不愉快に対して謝るという論法で、これを盾に顧客がナンクセを付けると顧問弁護士が出てきて、別室で話するという形を取る。トラブルといっても顧客のミスでのトラブルも多い。要は感情の問題で、あからさまに”アンタがボヤボヤしとったから、こんなになったんや!“と大声でなじったら、面子を失った顧客は頭に来るだろうね。そのところを顧客のプライドを保ちつつ善処しているわけ。」

 

私「面子の問題も絡み、複雑、難しい問題ですね。要は大勢の前では謝らない、個人対個人では謝ると理解して良いですか?」

M「それが必ずしもそうだとは言えないが、一理は有る。人格にも関係するが、後で言いますが性悪説の社会では先ずは自分で自分の身を守る事を身に付けて欲しい。その一つがまずは簡単に謝らない事だね」

 

続く