2008-03-26

賃金上昇中!

  上海市の最低給与基準がまた引き上げられることになりました。4月1日より現行の840元から960元になります。時間工の最低給与基準は7.5元から8元に引きあがります。上海市では1993年より最低給与制度をスタートしており、これが16回目ということですので、平均するとほぼ毎年のようにあげられているということになります。ここ最近で言えば750元→840元→960元というように増加しており、伸び率で言えば12%(750元→840元)、14.3%(840元→960元)と決して小さな数字ではありません。ここ最近の物価高等を反映させているといえるでしょう。また、上海市の年間平均給与も発表されており、去年の年間平均給与は34,707元、前年比17.4%増の数値となっております。上海市の平均給与は個18年連続の伸びとなっております。     一方で、2007年の北京市の年間平均給与が北京市統計局、国家統計局北京調査総隊より発表されました(個体工商戸は除く)。年間平均給与は39,867元で前年比3,770元(+10.4%)の伸びとなっております。     この統計でいう給与は個人所得税納付前の税前給与であり、基本給与、賞与、各種手当・補助から構成されており、基本給与、賞与、各種手当・補助が含まれているのみならず、単位が源泉徴収する社会保険や住宅積立金の個人納付部分といった各種費用も含まれます。前年との比較表になっていますので、それをご覧ください。   北京市従業員年間給与比較表

 
2006年
2007年
年間平均給与
36,097元
39,867元
平均以上に達している人の比率
39.3%
42.6%
10万元超の業種
証券業、銀行業、法律サービス、水上運輸、航空運輸、パイプライン輸送と石油、天然ガス採掘業
証券業、パイプライン輸送業、銀行業、航空運輸業、水上運輸業、企業向け融資サービスのその他金融活動等の業種
8-10万元の業種
保険業、タバコ製品業、法律サービス、石油・天然ガス採掘業、放送・テレビ・映画・音像業、電信とその他情報伝送サービス業、知的財産権サービス、工事技術と計画管理等の業種
2万元以下の業種
家具製造業、飲食業、紡織服装・靴・帽子製造業、棒職業、プラスチック製品業、保安サービス業等
文化娯楽体育用品製造業、非金属鉱選鉱・採鉱業、紡織業、農業、紡織服装・靴・帽子製造業、皮革・毛皮・羽毛(綿毛)及びその製品業、非鉄金属選鉱・採鉱業等
業界内部での差が大きい業種
銀行業:年間平均給与が100万元を超過しているところもあれば、低いところでは年間平均給与が4万元以下のところもある
証券業:年間平均給与が100万元を超過しているところもあれば、低いところでは年間平均給与が4万元以下のところもある

(出典:競網)  

  この表をごらんいただければお分かりになるかと思いますが、上下の格差が激しいのは否めません。例えば金融業界の人件費コストが結構高く、また金融関係の中でも年間平均で100万元以上ももらっているところもあるくらいです。この数値はおそらく投資銀行業務を主として行っているところの数値化と思われますが、それでも平均値でこれだけの水準というのはかなりのものです。一方で年間平均給与2万元以下の業種も少なからず存在しております。どこの媒体かは忘れてしまいましたが、平均給与自体は上がっているものの、平均以下の層では数年来全くあがっておらず、逆に一定レベル以上の層の給与が上がっており、それが平均数値を引き上げているようです。先ほどの100万元超はともかく、感覚的には上下の格差は今後も広がっていくような気がします。    

関連記事