2008-03-31

こりゃ確かに納得いかんわ

  浙江省麗水市で起こった事件だ。美容院の女主人が詐欺で7億元(100億円弱)の資金を集めたことにより、浙江麗水市中級人民法院の一審で詐欺罪により死刑判決が出された。そして、この判決が出る一日前に、上海市労働社会保障局の元局長が保険基金を158.56億元(約2250億円)も使用したにもかかわらず、長春市中級人民法院で収賄、公金横領、職権乱用の罪で懲役18年という判決が下されたのである。日本の場合はこのような金銭にまつわる犯罪で死刑判決が下されることはないが、中国においてはありえるのだ。

  しかーーーし、これは明らかにおかしいだろう。7億元の詐欺が死刑で、158.56億元(124.21億元が回収不能)が懲役18年。なんでこうなるのかなあ?なんとも柔軟的すぎる判決の幅の広さである。振り幅が激しいとはこのことか。お役人はどれくらい横領して初めて死刑になるのかと納得しがたいという考えを持った人は少なくないようだ。7億元の詐欺で死刑判決が出される一方で、158億元もの公金横領が懲役18年ですむくらいであれば、きっと18年もたたないうちに釈放されるお目こぼしもあるかもしれない。

  こりゃ確かに納得いかんわ。

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