2008-07-05

中国の短期対外債務比率が過去最高に

  国家外貨管理局によると、2008年3月末時点で、中国の対外債務残高が3925.89億米ドル(香港、マカオ、台湾地区は含まず)に達し、昨年末と比べて189.71億米ドル増加しているとのことだ。そのうち、短期対外債務残高は2367.25億米ドルで前年末比166.41億米ドル増加、比率で7.56%増加しており、これは対外債務残高の60.30%を占めるに至り過去最高となっている。

  ここでいう短期対外債務とは国外から借り入れた約定期間1年以内の短期債務資金のことを言う。国際的にはこの短期対外債務が占める比率は25%が警戒ラインといわれているが、中国はこの水準をはるかに超えている。

  対外債務が増加しすぎることを防止するため、昨年4月に外貨管理局は国内金融機関の短期対外債務使用指標を削減した。そのうち、中資銀行の短期対外債務指標は2006年度査定指標の30%、非銀行金融機関及び外資銀行は2006年度査定指標の60%に削減された。そして期間一年以下の国外借入等を短期対外債務指標管理に組み入れられた(2008年についてはここを参考)。

  中国国内での外貨資金調達が難しくなってきている話が聞こえてきているが、対外債務の数値がここまで増えてきていることがその要因となっているのだろう。今のこの数値を見る限り、これからも中国国内での外貨資金調達が難しい状態がしばらく続きそうだ。

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