2008-07-18

賄賂

  アメリカの反賄賂非営利組織であるTraceInternationalという組織が中国ではどのような人が賄賂を要求したがるのかの調査結果について発表している。この調査はヒアリングを中心に行っているようで、ヒアリングを受けた人のうち賄賂を渡したことのある54%が、その賄賂を「不合理な要求」であると考えており、賄賂を渡す目的としては渡した相手が自分たちに対してのことを速やかにやってもらうことで後から面倒なことになってしまうことを予防するために行っているとのことである。また、互いに利益があるという観点から渡しているケースが20%ほどあるとのことだ。

  このほか、全体の85%のケースにおいて賄賂を要求するのは政府関係者であり、そして大部分が現金を要求してきているようである。そして賄賂を要求された数が100回を越えているのがヒアリングを受けた5分の1を超えている。

  賄賂防止に関する通達は過去にも現在にも多数公布されているが、印象としてはまだまだ存在しているような気がする。実際に新聞報道等でも賄賂関係の記事は今でも決して少なくない。どこの国でも賄賂を100%なくすことは不可能なのだろうが、現在においても少なからざる場面で見られるようだが、日本においてはコンプライアンスが日に日にうるさくなってきていることもあって、中国におけるこのような状況、風潮は何とか改善してもらいたいものだ。

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