2019-09-06

携帯片手に月収12000元!ソーシャルEコマースで稼ぎ出す

最近、ある日系企業の上海での中国人の採用のお手伝いをしております。採用のお手伝いをしているといろんなことが見えてきます。この会社はこういう人が好きなんだなあとか、面接で来た人に対してこの会社で働くにはレベルが満たないなあとか、人としての魅力はあるけれども業界としてはは合わないだろうなあとか、いろいろと話してくれる人が多いので、今まで苦労してきたんだなあとか、とにかくいろんな話が聞けます。

さて、昨日面接した人の話です。手に職をつけたいということで美容関係の会社に応募してきました。今の仕事はネット販売。ネット販売といっても在庫を仕入れて販売するのではなくて、プラットフォームを使って商品販売して、売り上げに対してコミッションを得るような形態です。プラットフォームは雲集という名前です。

398元納付すれば店舗を開設することができます。プラットフォームは配送、商品、研修、ITシステム等を提供しますので、店舗はまさに売ることだけに専念することができます。売ることにだけ専念するので、在庫を抱える必要もなく、配送する必要もありません。収入は大きく2パターンあり、店舗が商品情報をも―メンツにシェアしてあるいは直接友人に送り、これらを通じて商品が購入された場合のコミッション、もうひとつが、店舗を通じてVIP客になれば、全ての商品の売り上げはこの店舗から購入した扱いになり、相応のコミッションが得られるというものです。単なるEコマースではなく、ソーシャルEコマースですね。

販売する商品はほぼ無限であり、VIP客になると何を買うにしてもその店から買った扱いになります。ちなみに私はこういう形で登録しました。

オフィスに出勤する必要がないので、毎日決まった拘束時間があるわけではありません。本人曰く、「手が空いた時にちょこちょこケータイをいじるだけでいい」とのこと。そして、これをするだけで月商ではなく月収12000元くらい稼ぎだしています。プラットフォームがイベントを開催するときはもっと増えるそうです。本人は謙遜して毎月7-8万元稼ぐ人がいるので、私なんて大したことないと言ってましたが、いやいや、大したものです。

細かいことの説明は割愛しますが、ちょっとねずみ講的な要素もあったようで、そのときは958万元もの罰金も科されたことありますが、いろいろ模索して今ではいちおう正規な形でのビジネススキームで運営ができているようです。

この雲集というプラットフォーム、設立してわずか4年足らずで米ナスダックに上場しています。大したものです。こうやって書いておきながらまだ理解していない部分もあると思うので、今度時間取って研究してみようかと思ってます。

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