2010-03-30

日本への旅行ビザ取得要件緩和へ

  2009年の訪日観光客は前年比18.7%減少したが、その中で中国人観光客は唯一0.6%増加している。春節期間中に日本で買い物しまくる中国人観光客を取り上げたワイドショーとご覧になった人も多いだろう。

 こんな目立つ行動を取っている中国人観光客だが、日本向け観光ビザの取得用件はなかなか厳しいものがある。具体的には年収25万元という暗黙のルールだ。中国人が日本観光ビザを取得するにあたり明文化こそしていないものの、実際には審査の中のポイントの一つとなっているものだ(と言われている)。逆に言えば、このような制限を設けていたからこそ、日本にやって来る中国人観光客は買い物しまくる人が多いともいえるだろう。

  このように、中国人にとって日本観光ビザを取得するのはなかなかハードルが高いのだが、これを早ければ4月から政策変更を行い、収入制限が緩和される可能性がかなり大きいとのことだ。25万元の収入の代わりにクレジットカードさえあればいいという方向に変化する可能性があるとの報道も見られた。クレジットカードの1枚を取得するくらいたいしたことではないので、ここまでやると緩和しすぎの感が否めない。それだけ中国人観光客を呼び寄せたいというニーズが強いのだろうが、果たして本当にそれでいいのだろうか。

  日本としては多くの観光客に来てもらいたいだろうし、来てもらったからにはより多くのお金を落として行ってもらいたい。中国人観光客の場合は年収という足切り基準があることで、より多くのお金を落として行ってくれる人が集中しているといえるだろう。逆に言うと、この足切り基準を緩和することで、日本に落としていってもらえるお金がどれだけ増えていくのだろうかについてはあまり論じられていないように思う。ちょっと性急過ぎやしないだろうか。中国人観光客が倍に増えたからといって日本に落として行ってくれるお金が倍になるとは限らないはずだ。最終的な結論がどうなるかもちろんわからないが、クレジットカードだけで判断するというのはちょっと。。。これはさすがにコメントした人が飛ばしすぎただけだと思うのだが。まあ、アメックスのプラチナカードとかであれば問題ないのだろうが、中国ではアメックスはいまひとつメジャーじゃないし。最終的にどこまで緩和されるか気になるところだ。

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