2011-03-01

新規ゴルフ場建設は禁止のはずがなぜか増加中

 7年前の2004年に《当面ゴルフ場の新たな建設を停止することに関する通知》が公布され、一切の新規ゴルフ場プロジェクトが禁止されたにもかかわらず、現在ではゴルフ場の数は7年前の178から1000あまりにまで増加している。禁止されているはずなのだが認可が実質的には下ろされているのである。

 

 通達ではっきりと禁止しているにもかかわらずなぜゴルフ場が増えたのか?さすがにこれだけの大きな土地を全く行政部門を無視して開発することはできないはずであるだが、実態的にはどうも次のようになっている。多くのゴルフ場が体育公園、レジャー公園、生態公園等の名目で開発されているのである。営業許可証を取ってしまえば営業できてしまうという。こうなるとどこでもゴルフ場の開発認可ができてしまう。なかには元々ごみ処理場だったところをゴルフ場にすることによって地域住民から歓迎されている例、ゴルフ場を建設することで治水効果が現れやはり地域住民から歓迎されている例、こういったものもある。ただし、このような問題は本来ならば地方政府が何とかすべきものだが、資金的な問題があり外部資金を通じてゴルフ場を建設し結果的に地域住民に受け入れられたに過ぎない。

 

 中には全国で合法的なゴルフ場は10数箇所に過ぎないという業界関係者もいる。こんな調子だとバブリーな雰囲気を漂わせている中国なのでまだまだゴルフ場が増えていきそうだ。日本の場合はバブル崩壊後のゴルフ場はかなり厳しい状況に追い込まれたが、中国の場合は経済要因以外にもそもそも違法建設ではないかというリスクもある。本気で取り締まられると多くのゴルフ場が閉鎖に追い込まれてしまうはずなのだが、どうしてつくってしまうのだろうか。この間紹介したカプセルホテルのようにお上からダメと言われると泊まってしまうというリスクを上回る旨味でもあるのでしょうかねえ。

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