2018-05-03

どら焼きを食べる中国人 ~お客さんの8割が中国人~

 西洋のデザートといえばケーキ、中国のデザートといえば月餅、日本のデザートといえば和菓子。中国人がどんなデザートを食べるのかを想像すると、中国だから月餅と想像する人もいれば(実は月餅が好きだという中国人にはまだ会ったことがない)、最近はケーキを食べる人が多いと思う人も多いでしょう。中国人が和菓子を食べるかというと、日本に住んだことがある人であればそれもありえるというのがせいぜいでしょう。日本のスイーツも中国に多く進出していますが、その多くはカタカナ系のデザートかと思います。ところがどっこい、和菓子も捨てたもんじゃないようです。

 知人の山口さんが浦東の日本人学校近くで営んでいるどら焼き屋さん。お店の名前は江楓堂・寛兵衛といいます。

 もともとは別の方が経営したのを山口さんが受け継いだのが去年のこと。先日機会あって浦東のお店まで行ってきました。値段は具材にもよるのですが、一つ12元とか14元します。日本でどら焼きを買うよりもやや高めでしょうか。

 何気に雑談をしている中で、「中国人って買いに来るんですか?」と聞きましたところ、「8割くらいが中国人ですね」と驚きの回答。買い方も癖があるようで、日本人は普通に食べる程度の量を買っていくのに対して、中国人は多くの個数をまとめ買いをする傾向が強いようです。お土産需要も多いのでしょうか。買い方の癖はともかく、購入する人のが中国人のほうが圧倒的に多いとは。普通に考えれば日本人が集まっているエリアなので、日本人向けを当て込んだ商売になると思うのですが、中国人が8割を占めるのは意外過ぎます。どら焼きは極端な例ですが、街中にある居酒屋を中心とする日本料理屋も以前と比べると中国人比率がかなり増加してます。食の多様化、選択肢の増加、日本との触れ合いが増えることにより日本食が受入られ易くなった、いろんな要因があると思います。

 以前は上海は大都市だが、その中で日本人だけを相手に商売するのは日本の地方都市で商売するのと変わらんという人もいましたが、状況はだいぶ変わってきているようですね。

 お店はこちらです!

http://www.dianping.com/shop/4112171

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