2017-12-06

中国開催のスポーツイベントの勢い

 11月25日にUFC FIGHT NIGHT122というイベントが上海で開催されました。米国の総合格闘技団体によるイベントです。

 参考記事

http://mmaplanet.jp/74116

 いままでマカオでも開催されたことはありますが、中国本土では初の開催になります。マニアの私はこれを見に行ってきました。本当の本当に超満員、チケット代金は280元から2980元まで、これがソールドアウト。メルセデスベンツアリーナがぎっしりですよ!これだけぎっしりだと招待券も多分少なかっただろうと思います。私が名前を知っている選手は3人しかいなくて、中国本土開催ということもあり中国人ファイターも多く参戦。しかし、残念ながら中国人ファイターは初参戦の選手も多く、知名度がほとんどない選手ばかり。はっきり言いきってしまうとカード内容もしょぼしょぼで大した大会ではなかったと思うのですが、会場の盛り上がりは本当に凄かったです!

 同種のイベントは日本でも開催されたことがあります。直近でいえば9月23日に開催されています。カード内容はこっちもそんなに大したことはなく、ご当地である日本人ファイターも多く参戦してたのですが、現地にいなかったので何とも言えないのですが、おそらく上海ほど盛り上がっていなかったのではないかと。そして、カード編成を見て感じるのは以前よりも魅力的なカードが少なくなったなあと。日本で初めて見に行ったときはタイトルマッチが組まれていたのですが、今後日本でタイトルマッチを組んでもらえるかと思うとクエスチョンマーク。来場者数も以前ほど入ってきていないようですし。繰り返しになりますが、上海のカードは全体的にはしょぼかったですが、これだけ盛り上がるとそりゃあ面白いです。

 これから中国開催に力を入れていきそうな気がします。かつては日本の総合格闘技イベントは東京ドームで開催したり、さいたまスーパーアリーナを超満員にしたりという勢いで、アメリカよりもずっと盛り上がっていたのにすっかり抜かれてしまってます。中国人ファイターがのし上がってくるとUFCも日本をすっ飛ばして中国でどんどん開催するようになる時代がやってくるかもしれませ。経済発展じゃないですが、このあたりにも国としての勢いを感じます。

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