労務

珠江デルタ、上がり続けるワーカーの人件費

 珠江デルタの302社の企業に対すスタンダードチャータード銀行の調査によりますと、2013年の農民工の給与増加率は9%以上と、昨年の7.6%を上回るという結果が出ています。

 

 302社のうち、80社(60%)がすでに給与を引き上げており、引き上げ幅は平均で7.9%となっています。そして36社(12%)が昨年より労働力不足の状況は改善していると回答しているものの、34%の企業が2011年から労働力く不足の状況がどんどんひどくなっていると回答しています。

 

 第十二五次五か年計画では、全国の最低給与標準の変換平均増加率を13%以上とし、地方は状況に応じてもっと高い標準を設定できるとしています。多くの企業が五か年計画以上の引き上げを行っていますが、103社の企業は最低給与標準が引き上げられていなくても給与を上げていると回答しています。最低給与標準も大事ですが、それとは関係なしに給与増を迫られている状況ですね。

 

 さらに多くの企業が過去6か月以内に工会(組合)または従業員代表と正式な給与協議を行っており、60%以上の企業が5%~10%の日聞き上げを要求され、32%の企業が10%~20%の引き上げを要求され、それ以外は20%以上の引き上げを要求されています。あまりにも激しいです。

 

 こんな状況なので珠江デルタから出ていこうという選択当然出てきており、91社(30%)が内陸への移転を計画、27社(9%)が中国から出ていくと回答しています。また、広西と珠江デルタの給与差は30%もあることから、広西へ移転するという回答も多いです。5年くらい前から来料加工に対して政策的に締め付けが厳しくなってきましたが、その時点で広西に移転してしまった香港・台湾系は結構あります。動きが速いなあと思ってみていましたので印象に残っています。中国国外で最も注目されているのはカンボジア、それ以外だとバングラデシュとベトナムです。日本で言われているのと変わらないですね。

 

 業種にもよると思うのですが、カンボジア、バングラデシュ、ベトナムって実際のところどうなんでしょう。アパレル会社の中にはベトナムは既に過去の国と言い切り、それこそカンボジア、ラオス、ミャンマーと言っているところがありますが、他産業も全く同じと言い切れるのでしょうか。日中間の政治的関係が発生してからより一層注目を浴びるようになったプラスワンですが、まだまだ中国生産の方が全体的に見て効率がいいという人もおり、プラスワンばかりに目が行っている人も現地のインフラや産業集積度の状況を見て、また中国を選択するという人も出てくるのではないかなあと思えますし、今から進出する製造業でも中国生産を検討しているところもあります。中国国内販売を目的としている企業なんかは特にそうですよね。トヨタなんてレクサスの中国生産を検討し始めましたし。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2102K_R20C13A4TJC000/

 

 なんとなくプラスワンの流れもどこかでひと段落してまだ中国回帰の動きがきそうな気がします。もちろん業種によるとは思いますが。

これは真似できないわ~終身雇用以上に凄い~

 中国の空調大手メーカーに格力という会社があります。この会社の董明珠董事長は『市場烈々-13億人に売りまくった「鉄の女」の物語』という自伝が書籍化されており、中国ビジネスに携わる方であれば読まれたことのある人も多いかもしれません。

 

 

 

 

 

 さて、この格力という会社が各従業員に対して20�の宿舎を用意しており、結婚すれば二部屋50�の家を提供し、格力で働いている限りその家を返す必要はなく、定年退職でも返す必要はないというのです。社内結婚だとこの2倍の面積がもらえるのでしょうかと思った私は小市民でしょうか。昔の国営企業みたいなことを今この時にやっているところがあるとは。

 

 この制度のおかげと言い切ってもいいと思うのですが、勤続期間3年以上の従業員が離職するのは極めて少ないそうです。中国では不動産価格が高騰しており、自らの収入で自宅を購入するのがどんどん難しくなってきています。そこで格力は自分で家を持つことができないという不安を解消するためにこのような大胆な政策を行ったのでしょう。ある程度のポジションの人だとそれなりに高給でしょうからそのうち自分で自宅を購入すると思われるので、これだけ気前よくしてあげられる対象はワーカーが中心なのではないかと思います。これだけしてもらったらそりゃあ辞めないですよねえ。

 

 決算書を見ますと2011年末で従業員が約73千人、そのうち生産に携わるものが61千人いるので、みんながみんなというわけではないと思いますが、それでもものすごい数の住居を用意してあげないといけなくなります。よっぽど資金力があるのでしょうか。こんなリテンション対策はじめて聞きました。これはさすがに真似できないですよね。ホント、終身雇用よりすごいと思います。

いいサービスだと思うですけどねえ

 既になくなってしまっているのですが、かつて暢翔網というサイトがありました。

 

 

 

 出張費管理のアウトソーシングを受ける会社で、ここを利用すると出張に伴う架空経費等のごまかしを防ぐことができ、また出張に伴う飛行機チケットの屋ホテルの手配もまとめて委託するので委託を受けた会社による大量購入が可能となり経費の節減にもつながるという利点もあります。約20-30%節減できていたそうで、聞いた感じなかなかよさそうですが、結局ダメになってしまいました。なぜこれがダメになったのでしょうか。

 

 まず、このビジネススキームでは暢翔網、銀行、ユーザー企業、ユーザー企業の出張者、ホテル等、関係する役者が多く、銀行はほとんど旨みが得られなかった(法人クレジットカードによる立替負担がそれほど収益性が高くなかった)ようです。役者をつないでスキームを作ったのにもかかわらず、それが途中で切れてしまうわけですね。

 

 もう一つ理由があり、これは中国的だなあと思ったのですが、アウトソーシングして管理すると今まで出張のたびに架空経費等を請求していた出張者はその旨みにあずかることができなくなってしまいます。そのため、そういう声の大きい企業からはウケがよくなかったそうです。なんだかなあ。

 

 ビジネススキームを考えるに当たっては現地事情をよく踏まえるのは当然のことで、出張経費のごまかしを防ぐことができるのは企業ニーズに合致しているように思います。しかし、まさに悪貨は良貨を駆逐するの世界で、悪貨、要するに経費のごまかし請求をする人たちの声が大きすぎるがためにビジネススキームが成り立たなかったということです。いかに経費をごまかして「灰色収入」を得ている人が多かったかということの証明でもあります。

 

 同社は2007年に設立し、翌年にはファンドから多額の資金調達を行いましたが、結局3年余りでダメになってしまったようです。発想自体は悪くないと思うのですが、おそらく発想が新しすぎて時代が追い付いてくれなかったのだろうと思います。こういうのを聞きますと、新たなビジネススキームを成り立たせるというのは簡単ではないのだなあと思い知らされますね。

深セン・珠海で新版営業許可証がスタート

 2013年2月20日付で《工商総局の広東省商事登記営業許可証改革方案に同意することに関する批復》が公布され3月1日より実施されることになりました。これは深セン、珠海の全市範囲内で適用されるものであり、営業許可証が新版に変更されます。外資が主にに関係するのは企業法人営業許可証、分支機構営業許可証の2種類くらいで、駐在員事務所の登記証は従来のまま残ります。いずれも経営範囲、登録資本、実収資本の記載がなくなります。

 

 公司及び非公司企業法人に適用されます。一般的な有限公司はこれに該当します。記載事項は名称、企業類型、住所、法定代表人、設立日時です。

 

 

 分公司及び非公司企業法人の分支機構、個人独資企業分支機構、パートナーシップ企業分支機構、外国(地区)企業が中国境国内での生産経営活動に従事する場合、外国(地区)公司の分公司に適用されます。記載事項は名称、企業類型、経営場所、責任者、設立日時です。

 

 経営範囲は定款、協議、申請書等により確定されますので、営業許可証上に経営範囲の記載がなくなるからといって適当に経営範囲を定めることはできません。外資の場合だと審査部門が定款を審査しますので、やはりその段階で経営範囲は吟味されます。なお、営業許可証だけを見てもその会社が何をやっているのかや、資本金等がわからなくなるわけですが、それは政府の情報公開プラットフォームで照会することができます。目新しい感じもしますが、結局外資による新規設立の場合は設立審査を経る必要がありますので、この新通知は実務的にはあまり関係なさそうですね。

上海のアイさんの相場

 知人がfacebookにアップしていたものですが、なかなか興味深いので今日はこれを紹介しようと思います。上海のお手伝いさん、いわゆるアイさんの賃金に関するデータです。

 

 アイさんといっても種類はいくつもあります。写真の上から母子の世話(住み込み)、育児(住み込み)、老人の世話(住み込み)、総合家事(住み込み)、家庭清掃(時給)、家庭調理(時給)、子供の世話(時給)、全日制家政員(日給)とあります。駐在員あたりだと週に何度か来てもらう時給制の家庭清掃を利用する人が多いのではないでしょうか。

 

 

 

 その家庭清掃(時給)ですが、賃金の指導価格が高で20元、中で16元、低で12元になってます。私が初めてアイさんに来てもらったのが2004年あたりですが、その時は10元でした。さすがにあれから10年近くたっているので同じというわけにはいきませんが、中レベルで見た場合16元なのでかなりの上昇ぶりです。浦東のマンションに住んでいた時はカネ払いのいい西洋人が多かったせいかアイさんの時給が高い印象を持っていたのですが、この表を見るとそうべらぼうでもなかったのだなあと思います。しかし母子の世話、これは産後の短期間のことになるのでしょうが、結構いいお金になります。それと最近新聞や経済誌等で中国の介護ビジネスに注目というのを見ますが、この表にある老人の世話が高レベル(住み込み)でも3000元ということを考えると、そう簡単にお年寄りたちが老人ホームのような施設に入るとも思えません。高齢者ビジネス、特に老人ホーム等の施設物を考えている人たちはこの辺りをよく認識してほしいと思います。決して簡単なビジネスではありません。先日もとある企業に老人ホームビジネスに関する打ち合わせをしてきましたが、その企業は真剣に考えているだけあって現状をよく把握しており、決して簡単なビジネスではないというのは十分に認識されていました。そういう状況の中でどうすればうまくやっていけるかというお考えを持っている、つまり安易に周りの情報に流されれず、きちっと現状を認識したうえで何をやっていくべきかを考えていきましょうというお考えをお持ちなので、これはもう是非お手伝いしたいなあと思いました。

 

 最後に、この表の下の方を見ると文脈を読み取ることができないのですが1万元以上するアイさんもいるようなことが書かれてます。1万元って、企業のちょっとしたポジションの給料と見間違えるほどです。もちろんこういう価格は交渉力いもよるのでしょうが、基本的には相場観があり、その中で価格が決まっていくものだと思います。それにしても結構いい給料ですねえ。

東莞のワーカー不足

 中国の加工貿易のメッカといえば広東省の深圳・東莞。今日は東莞のワーカー不足の状況について紹介します。

 

 某電子工場:月給最高3800元・・・問い合わせ無し

 某電子工場:月給3500元の横断幕、あわせて応募者を引き付けるために社内の余暇活動に関しても紹介。

 某企業:昨年作成した求人横断幕がすでに色褪せいまだに工場玄関に掛かっている。

 某自動車メーカー:1月に発表した最新の求人広告では経験者の月給最高6000元。 

 

 一見するとなかなかの待遇ですが、裏返せばこれだけの条件を出してもなかなか応募者がやってこないということでしょう。ちなみに給仕の模様はこんな感じです。

 

 

 いうならば人材募集デスクですね。

 

 

 最低給与1250元ですが、残業やら何やらで2500-3000元になるという内容です。

 

 

 最低給与1100元、これに補助が200-300元加えられ、残業代は平日が9.5元/h、土日が12.5元/h。

 

 

 上と同じ会社かと思いますが、時給9元での案内です。

 

 

 横断幕による募集です。残業代が平日11.3元/h、休日15元/h、祝祭日22.59元/h。結構な金額です。最低賃金1250元ですが、3000元くらいすぐに行ってしまいそうです。

 

 

 これも同じような感じですね。最低賃金1250元、残業代10.78元/h、休日14.37元、で最終的には2600-3500元になりますという内容です。

 

 

 これは社内の余暇活動の紹介掲示板ですね。

 

 

 求人デスクですね。この写真だけ見ますとちょっと物悲しいですね。

 

 上海界隈でも場所によりますが月給2500元程度で雇っているところは春節後どうなるか戦々恐々としており、もっと市街地に近い工場では月給3000元程度で雇っているものの、定着率が良くないと聞きます。また、浙江省界隈でも春節を前にして離職した人が多数出た工場もあり、沿岸部のワーカー確保はかなり大変なようです。といっても今年に限った話ではないのですが。とにかく沿岸部ではもうなかなかやっていけないという声はよく聞きます。加えて中国が軍事的な威圧行動を取ったりしてますます日本サイドは引いてしまう。外交は駆け引きという人もいますが、ここまでやられるとさすがの大人しい日本人も黙っていられないというのはしょうがないと思います。

 

 今までの騒動でも日本の報道の仕方に問題あり、中国はそこまでネガティブに考える必要ないという話もありましたが、アホとしか思えない海軍艦艇によるレーダー照射なんぞしてきたらちょっとかばいきれない状況になってきているように思います。いつまでこんなことを続けるのでしょうかねえ。日本にとっては本当に迷惑な話です。

2013年中国大学ランキング

 中国校友会網というところが《2013中国大学評価研究報告》というものを発表しました。タイトルの通りです。さっそく見ていきましょう。

 まずは大学ランキングトップ100です。おなじみのよく聞かれる名前の大学が上位にランクされています。 

名次 学校名称 地区 类型 总分 科学研究 人才培养 综合声誉
1 北京大学 北京 综合 100.00 93.36 100.00 100.00
2 清华大学 北京 理工 98.25 100.00 87.15 90.06
3 复旦大学 上海 综合 82.51 56.39 53.53 53.53
4 浙江大学 浙江 综合 82.18 53.42 50.14 65.00
5 上海交通大学 上海 综合 79.72 58.88 36.50 49.46
6 南京大学 江苏 综合 78.71 44.45 43.52 53.26
7 中山大学 广东 综合 75.00 41.64 29.38 41.61
8 吉林大学 吉林 综合 74.95 37.63 36.36 32.97
9 武汉大学 湖北 综合 74.80 36.03 35.33 37.50
10 中国科学技术大学 安徽 理工 74.11 35.61 27.94 47.60
11 华中科技大学 湖北 理工 73.52 38.06 28.44 31.03
12 中国人民大学 北京 综合 72.36 17.32 41.72 32.52
13 四川大学 四川 综合 72.31 30.93 28.67 30.58
14 南开大学 天津 综合 71.96 30.13 26.37 33.39
15 山东大学 山东 综合 71.81 28.18 27.54 33.20
16 北京师范大学 北京 师范 70.98 24.43 27.37 30.85
17 哈尔滨工业大学 黑龙江 理工 70.68 26.80 25.23 25.68
18 西安交通大学 陕西 综合 70.55 26.64 24.80 25.31
19 中南大学 湖南 综合 70.54 27.62 23.80 25.24
20 厦门大学 福建 综合 70.43 26.26 22.82 29.69
21 东南大学 江苏 综合 68.96 24.89 18.15 23.26
22 同济大学 上海 理工 68.92 24.28 18.16 24.21
23 天津大学 天津 理工 68.56 20.75 19.09 25.43
24 北京航空航天大学 北京 理工 68.36 24.76 16.02 20.04
25 大连理工大学 辽宁 理工 67.77 20.03 15.28 25.43
26 华东师范大学 上海 师范 67.73 17.67 18.54 22.36
27 华南理工大学 广东 理工 67.61 19.14 14.81 26.53
28 中国农业大学 北京 农林 67.05 18.09 13.64 23.85
29 湖南大学 湖南 综合 66.41 13.57 15.00 22.37
30 兰州大学 甘肃 综合 66.35 13.69 13.17 25.81
31 重庆大学 重庆 综合 65.88 13.62 13.04 19.26
32 西北工业大学 陕西 理工 65.87 13.99 12.55 19.42
33 东北大学 辽宁 理工 65.80 13.38 13.54 17.45
34 北京理工大学 北京 理工 65.77 13.09 12.64 20.14
35 华东理工大学 上海 理工 65.76 15.92 8.98 22.10
36 北京协和医学院 北京 医药 65.33 14.18 11.25 14.32
37 东北师范大学 吉林 师范 65.27 13.15 10.27 18.60
38 北京科技大学 北京 理工 65.20 11.00 12.05 18.48
39 中国地质大学 湖北 理工 64.77 10.37 9.98 19.02
40 武汉理工大学 湖北 理工 64.66 12.79 8.11 16.04
41 华中师范大学 湖北 师范 64.62 10.94 9.91 15.48
42 西北大学 陕西 综合 64.59 11.22 9.99 13.98
43 中国矿业大学 江苏 理工 64.55 11.77 9.01 14.49
44 华中农业大学 湖北 农林 64.52 12.80 7.61 15.17
45 电子科技大学 四川 理工 64.47 10.72 8.38 17.77
46 长安大学 陕西 理工 64.17 13.11 7.91 8.29
47 东华大学 上海 理工 64.15 13.70 5.34 13.09
48 西南大学 重庆 综合 64.13 8.93 9.33 14.76
49 中国海洋大学 山东 综合 64.09 10.22 7.03 16.77
50 南京航空航天大学 江苏 理工 63.96 10.11 7.30 14.48
51 南京理工大学 江苏 理工 63.89 9.49 6.55 17.00
52 西南交通大学 四川 理工 63.84 7.40 8.65 16.16
53 北京交通大学 北京 理工 63.80 9.00 6.61 16.66
54 苏州大学 江苏 综合 63.79 10.36 6.83 12.54
55 中国石油大学 北京 理工 63.77 8.51 7.13 16.17
56 云南大学 云南 综合 63.67 7.58 8.69 13.07
57 西安电子科技大学 陕西 理工 63.62 9.66 7.28 10.57
57 北京化工大学 北京 理工 63.62 10.00 4.64 16.49
59 南京农业大学 江苏 农林 63.59 7.19 6.84 17.56
60 西北农林科技大学 陕西 农林 63.58 8.69 6.92 13.35
61 南京师范大学 江苏 师范 63.57 6.40 9.98 11.16
62 上海大学 上海 综合 63.49 7.85 7.39 13.00
63 郑州大学 河南 综合 63.40 6.46 8.85 11.40
64 河海大学 江苏 理工 63.37 7.55 6.38 14.60
65 合肥工业大学 安徽 理工 63.22 6.24 7.11 13.84
65 北京邮电大学 北京 理工 63.22 9.51 4.35 12.54
65 哈尔滨工程大学 黑龙江 理工 63.22 8.06 4.86 14.91
68 湖南师范大学 湖南 师范 63.21 6.08 8.60 10.11
69 暨南大学 广东 综合 63.04 6.78 6.79 10.53
70 福州大学 福建 理工 62.93 7.80 5.14 10.55
71 南昌大学 江西 综合 62.87 8.22 5.09 8.63
72 北京林业大学 北京 林业 62.84 5.54 5.25 14.79
73 北京工业大学 北京 理工 62.73 6.61 5.59 9.42
74 华南师范大学 广东 师范 62.66 4.58 7.16 9.53
75 陕西师范大学 陕西 师范 62.62 5.43 7.29 6.41
76 江南大学 江苏 综合 62.47 6.77 2.85 12.28
77 华南农业大学 广东 农林 62.40 6.51 5.60 4.68
78 首都医科大学 北京 医药 62.39 8.03 4.34 3.91
78 中国政法大学 北京 政法 62.39 2.30 5.66 15.20
80 新疆大学 新疆 综合 62.29 5.27 4.41 9.33
81 广西大学 广西 综合 62.22 5.38 4.08 8.92
82 内蒙古大学 内蒙古 综合 62.18 5.08 4.41 8.22
83 上海财经大学 上海 财经 62.15 2.94 5.45 10.50
83 华北电力大学 北京 理工 62.15 5.68 3.34 8.99
85 中央民族大学 北京 民族 62.10 2.59 4.83 12.30
86 南京医科大学 江苏 医药 62.09 6.91 3.80 3.67
86 山西大学 山西 综合 62.09 5.53 6.21 0.93
88 太原理工大学 山西 理工 62.08 4.97 4.52 6.62
88 河南大学 河南 综合 62.08 5.21 5.74 2.81
90 中南财经政法大学 湖北 财经 62.06 2.70 6.57 6.90
91 南方医科大学 广东 医药 62.04 5.94 4.12 4.59
91 安徽大学 安徽 综合 62.04 3.99 4.70 8.22
93 湘潭大学 湖南 综合 61.99 5.50 4.29 4.58
94 贵州大学 贵州 综合 61.95 4.87 3.65 7.31
95 哈尔滨医科大学 黑龙江 医药 61.94 5.82 4.49 2.46
95 南京工业大学 江苏 理工 61.94 5.89 4.42 2.42
97 燕山大学 河北 理工 61.91 5.72 3.92 3.72
98 浙江工业大学 浙江 理工 61.90 5.63 4.19 3.14
99 辽宁大学 辽宁 综合 61.89 1.99 6.10 7.35
99 东北林业大学 黑龙江 林业 61.89 4.13 4.55 5.91

 

 次の一流大学リストというものも発表されていますので見てみましょう。

 

 

 

 軍事考案系まで入っていますねえ。この辺りは興味本位でみてもらえばいいと思いますが、前半に紹介したランキングは社員を採用するときなんかに参考にすることができますので、保存しておく値打ちはあると思います。

小売業店長の給与水準 ~その2~

 昨日の続きです。小売業の店長の給与水準は昨日の記事を参考にしていただきたいのですが、では店長たちはそれに対してどれほど満足しているのかが下のグラフです。

 

 

 

 很不合理と不合理、ようするに仕事と給与が見合ってないと思っている店長が約半分います。まあ中国では自己評価と他社評価が乖離(もちろん自己評価が高い)しがちですのでこんなものなのかと思います。

 

 次に、今後1年間での給与増加予想です。

 

 

 

 10%以上のアップを期待している店長が4分の3います。最も多い10-20%増を期待する店長が39%。かなり高いですねえ。期待値と同じだけ給料が上がることはないと思いますが、これだけの幅で上がって当然と思っている店長がいかに多いかがよくわかります。

 

 最後に、仕事において何が最も重要と思っているかについてです。

 

 

 

 給与と安定性が23%の同率でトップ。その次が昇進の可能性、仕事の挑戦性(やりがいといえばいいか)、上司からどれだけ認められているか、と続き、もっと高いと思っていた人間関係はわずか3%です。給料が大事なのはわかりますが、安定志向も見受けられます。

 

 最後に、転職を考えているかについての調査結果です。

 

 

 

 転職を考えているのが39.7%もおり、考えていないのがわずか23.5%。安定性を求めているとはいうものの、転職自体に対する抵抗感がやはり内容です。なんだかんだいって給料のいい職場が見つかればいつでもやめるんでしょう。

 

 個人的にはお金も大事ですが、もっとハートの部分の要素が大きいのではないかと思ってました。職場の人間関係や上司からの認められ具合のことですが、結局お金の優先順位が高いですね。そのあたりは現実的ですね。

小売業店長の給与水準 ~その1~

 ちょっと面白いデータを見つけました。聯商網というところが行った調査なのですが、小売業の店長の給与に関する調査です。全体のサンプル数は723で、小売業といってもコンビニ、スーパー、百貨店、家電チェーン等があるので、必ずしもサンプル数としては十分ではないのかもしれませんが、参考にはなるかと思います。ちなみに調査方法はネット、範囲は全国エリアです。

 

 それでは、まず業態別の天平の月間給与についてみていきましょう。最も数値の大きいものが赤字表示されています。

 

 

 

 コンビニの店長は店舗の規模が小さいこともあってか、店長といえども給与水準はそれほど高くないです。これとは対照的に規模の大きな大手スーパー(大売場)や百貨店は比較的給与水準が高く、12000元以上はこの2つで4割以上となっています。コンビニの店長は9割以上が5000元以下です。店長がこのレベルだと普通の店員だとかなり給与水準が低いことがわかります。

 

 次に資本別給与水準についてみてきましょう。

 

 

 12000元以上もらっている店長は外資(マジョリティを含む)4割近く、民間資本や国有資本だと半分近くが5000元以下ですね。まあ、店員のレベルも違いますし、こういう結果になるのもわかります。

 

 ちょっと意外に感じたのは次のエリア別です。

 

 

 

 12000元以上についてみると華北と東北の比率が高いです。東北って結構給与水準が高いですねえ。給与水準の低いコンビニの比率が少ないのでしょうか。

 

 これ面白いので、明日またこの続きをやりますね。

イトーヨーカ堂、店長の評価のものさし

 日本企業の中国進出成功例としてイトーヨーカ堂が良く取り上げられます。成都にある5店舗は世界中の店舗でもトップレベルにあり、双楠店では今年の売り上げは20億元に達することが見込まれているそうです。ちなみに3000平方メートルほどのスーパーマーケットは年間4億元ほど売り上げているそうです。

 

 そんなイトーヨーカ堂に対して、とあるスーパーマーケット関係の会合で北京のあるスーパーマーケットの総裁がイトーヨーカ堂の生徒にある錦華店、高新店、春熙店の店長に、イトーヨーカ堂は店長をどのように評価しているかと質問したところ、以下の答えが返ってきました。

 

・第一に、毎年の来客数の増加率

・第二に、どれだけの中核従業員を育成したか

・第三に、売上と利益

 

 この答えを聞いてその場にいた100社近くの企業は非常に意外に感じたそうです。感覚的にわかりますよね。中国企業の場合は、売上と利益が一番最初に来るのです。中国系のスーパーはカルフールやウォルマートの評価方法を踏襲しており、とにかく売上と利益を気にします。これが正しいと思っています。ヨーカ堂の場合は、従業員が顧客にサービスを提供し、十分なサービスを提供できれば慕ってくれるようにない、来客数が増え、売り上げも自然と伸びてくるという考え方です。同時に、中国となる従業員をどれだけ育成できたかにより今後の業績も左右され、こうしたことができれば売り上げも利益も上がるという考え方です。非常に理想的ですね。

 

 売上と利益を最初に見るか、結果として売上と利益があがるようにするのか、という違いですね。究極的には企業なので売り上げや利益は上げていかないといけないのですが、その発想が違うということですね。国内企業からするとイトーヨーカ堂の考え方は理解できたとしても回り道に感じてしまうのでしょう。

 

 もう一つ質問があり、店長はどうしてそんなに長くイトーヨーカ堂で働き続けているのかという質問に対して、「我々の給料は決して高くないし、国内企業の店長よりも低いくらいだ。ヘッドハンティングの電話もよくかかってくるが、私たちの上司は非常に優秀で、非常に魅力がある。だからこの会社で働き続けたいと思う。」と答えました。いやあ、いい上司に恵まれてますねえ。中国人は人についていくの典型的な答えですね。日本の場合は同じ会社で働き続けるいわゆる終身雇用的な考え方がまだまだあるのに対して、中国の場合は転職なんて当たり前の世界、そんな中で同業からもっといい条件で誘われたら普通その話に乗っかってしまうと思います。そうさせないところに上司の魅力もそうですが、会社としての魅力もあるのでしょう。

 

 一般的には小売業は立地が非常に大事で、その立地にどのような人が来て、そのような人たちに何を打っていくのか、これらを突き詰めていく必要があるのですが、このレベルになるとこの辺りはもう当たり前になっているのでしょう。現地化を推進していることもこの辺りを後押しする要因になっているのでしょう。また、イトーヨーカ堂の店長が言う「上司の魅力」が最も理想的で、最も難しいことだと思います。ここまで持っていくまでには結構な苦労があったかと思いますが、それを乗り越えて今があるといえますね。成都の評判はよく聞こえてくるのですが、北京はどうなんでしょうねえ。