企業

2016年中国日用消費財チェーントップ100

 日用消費財ということでスーパーが多いですね。ざっと眺めてみますとマイナスとなっているところがざっと4分の1くらいでしょうか。そして81位のローソンがなんと前年比127%も伸ばしています。店舗数も前年比79.5%増で1000店舗超え。コンビニ業界が伸びている波に乗っていますね!

 

20170516171344_9843_lssize

2016年中国ネット小売企業トップ100

 百貨店、ショッピングモールのシェアを奪って行ってるネット販売、そのランキングを見てみましょう。このランキングにはプラットフォーム型のアリババ(天猫・タオパオ)は入っていないようで、そうなると京東がぶっちりぎのトップです。2位が蘇寧なのですが、京東はこの15倍にもなります。

 

 ネット販売専門業者以外だと4位にアップル、5位に小米、7位に美的といったところがあります。自社商品を販売するところはいいとして、それ以外のネット販売専門業者、結構知らない名前のところもあります。

 

20170516164216_8125_lssize

 

 トップ100企業のネット販売額は1200億元近くで、前年比プラス69%、これは起業販売総額の5.7%になります。そして、モバイルを通じての売上高がネット販売の56.7%、これは前年比16.1ポイントも増加しています。また、トップ100企業のネット販売の客単価は約280元、そして日用消費財に限ればは約80元程度です。

 

 次に、天猫のようなプラットフォーム型も加えたB2Cネット販売の取引シェアを見ていきましょう。こうなると天猫の存在感はやはり大きいです。2位の京東の2倍以上か。この二社だけでシェアが83.1%もあります。3位以下のシェアはすべて一桁台ですが、それでもよく聞く名前が続いています。

20170518015906_5000

 

 トップ2社のシェアは前年比2.3ポイント、第三位の唯品会も前年比0.5ポイント増やしており、上位陣はシェアを伸ばしているということが言えますね。蘇寧や国美のような家電小売店も今後はネットの批准を高めていくことは間違いないでしょうから、今後発表されるシェアの変化が楽しみですね。

2016年中国チェーン百貨企業トップ100

 

 前回2016年中国チェーンストアトップ100を紹介しましたが、業態によって数値に特徴があります。売上高の伸び率を見た場合、コンビニは最も高く+16.7%、専門店・専売店が+6.5%、ショッピングモールが+1.6%、スーパー及び大型スーパーが+1.5%、そして百貨店が▲2.5%で、唯一のマイナスとなっています。トップ3は王府井、天虹商場、武漢武商集団で、トップ2はほぼ横ばいながら、第三2の武漢武商集団は10.2%伸ばしています。

 

 このランキング表では47社がありますが、そのうちのなんと33社が前年比マイナスとなっています。何年も前から感じていましたが、中国の百貨店も斜陽産業化しつつあるようです。そして百貨店の勢いがそがれると同時に伸ばしてきたショッピングモールもわずか1.6%しか伸ばしておらず、この二つを中心に店舗展開をしてきたところはビジネス構造を変えていく必要を感じているでしょうし、その多くはきっとネット販売に流れているのだと思います。

 

20170516164432_0625_lssize

2016年中国チェーンストアトップ100

 毎年発表されていますが、今年も2016年のチェーンストアトップ100が発表されています。家電量販の蘇寧、国美がトップ2、ここから少し離れて第2集団として華潤万家(ヴァンガード)、康成投資(大潤発)が続きます。ウォルマートはその次の周代に含まれ、カルフールの売り上げはヴァンガードの半分くらいですね。日系は56位にイオン、69位にファミリーマート、74位にイトーヨーカ堂がランク入りしています。

 

 全体的に売り上げを伸ばしているのかと思いきや、よく見ると前年比マイナスのところが結構たくさんあります。前年比マイナスとなっているのは前年より3社多い34社となっています。店舗数もマイナスになっているところが多いですね。賃料が高かったり不採算の店舗を閉店していってることによるものです。カルフールは統計方法をグレーターチャイナに変更したため、店舗数、売上とも大きく増加する形になっています。

 

 業態別に見ますと、コンビニの伸び幅が最も大きい+16.7%、専門店・専売店が+6.5%、ショッピングモールが+1.6%、スーパー及び大型スーパーが+1.5%、そして百貨店は▲2.5%となっています。より伝統的な百貨店やスーパーの売り上げが頭打ちになってきていることがうかがえ、ショッピングモールも同じような傾向がみられるといえます。

 

 このトップ100企業のネット販売額は1200億元近くで、前年比+69%、全体売り上げに占める比率は5.7%となっています。こういった業態もネット販売に頼らないついけなくなってきているということでしょう。

 

 ご参考ください。

 

20170516161937_6093

中国Eコマースアプリランキング

 易観データというところより2017年のEコマースアプリtop100というのが発表されています。トップ3はタオパオ、京東、唯品会となっており、なかでもタオパオのアクティブユーザー数が飛びぬけております。いくつかのカテゴリーで発表されていますので、それらについてみていきましょう。

 

1.Eコマース

 見慣れない名前も含まれますが、やはりタオパオが突き抜けています。

1 2

 

2.総合Eコマース

 タオパオは別として、京東は天猫の倍以上もアクティブユーザーがいるのですね。てっきり天猫のほうがよっぽど多くの人に利用されていると思っていました。そして天猫のアクティブユーザー数が減少しています。よくみると蘇寧易購や1号店もアクティブユーザー数が減少していますね。

3

 

3.越境EC

 小紅書の名前は知ってましたが、ここまで大きな存在とは思いませんでした。全体的にアクティブユーザー数は増加しているように思います。まだしばらくこのブームが続くのでしょうか。政策次第なの所もありますので、そのあたりの読みは難しいですね。

4

 

4.生鮮Eコマース

 近年は生鮮類のEコマースというのも現れています。トップの毎日優鮮のアクティブユーザー数が100万人程度、これは越境ECの洋碼頭と同じくらいなので、決して小さな数字とは言えないですね。今後注目の分野といえるでしょう。

5

 

5.マタニティ・ベビー

 これもトップがダントツですねえ。しかし他と比べるとアクティブユーザー数に頭打ち感が見られます。ブームになるのが速かった分落ち着きも早い段階で訪れてきたということでしょうか。

6

(続報6:上海の大江戸温泉物語の衛生許可が!!!)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

 この間の記事で大江戸温泉物語の商標について紹介しましたが、何気に大江戸温泉物語について調べているとまた面白いものを見つけました。さすがに大江戸温泉物語についてはネタ切れでもう書くことはないと思っていたのですが、あれだけ派手に営業している上海の大江戸温泉物語、なんと、銭湯の営業のために必要な公共場所営業許可証なる許可証を取得していなかったのである!昨年12月から営業していましたが、約4か月も衛生許可なしで営業していたとは!!!(上海云汤沐浴管理有限公司は上海の大江戸温泉物語の運営会社)

 

1 2

 

 しかも罰則は警告に加えて罰金がなんとたったの4000元!10万円にももたない金額です。特に営業停止になっているわけでもなく、こんなんじゃあ許可証取得していなくてもゴーサインしてしまうわな。出来上がった施設を放置するくらいならオープンして稼いだほうが絶対に得です。入ってくる売上収入に比べたらこんな金額微々たるもんですよ。これがいわゆる試営業というやつなんでしょうが。でもこのリスク、つまりこれだけの期間にわたっての試営業って日系企業だと取りづらいですよね。そもそも日系企業が同じことした場合、この程度の罰則で済むかどうかもわからないですしね。もちろん日系企業も同じことをやりましょうというつもりはないのですが、中国ではこういうルール違反を平気でしてしまう相手と競争しないといけないのです。なんとも厳しいビジネス環境です。

QBハウスならぬQCハウスが中国で展開

 日本でQBハウスという散髪屋があります。短時間、低料金でさっと散髪してくれるところで末。こういう会社が中国に進出して果たしてうまくいくのだろうかと疑問に思っておりました。なにせ中国では高級ヘアサロンがある一方で、いまだ上海においても15元程度の散髪屋、25元も出せば散髪プラスシャンプー(こっちのほうが普通)が当たり前のように提供されており、QBハウスのビジネスモデルを中国に持っていくのは難しいだろうなあと正直思っていたのです。しかし、なんとQBハウスのビジネスモデルをパクったと思われるQCハウスというのがあり、出店準備中も含めると600店舗近くあり、全国津々浦々に店舗展開しているではありませんか!しかも2014年11月からスタートしているとは。完全に見落としてました。1年前には8000万元の投資も受けており、投資家からも注目されているといえるでしょう

 

WeChat Image_20170327092236  WeChat Image_20170327121644

 

 ちなみに上は上海にあるロッテマート内の店舗です。このご時世で生き残れているロッテマートは貴重ですね。

 

2  1

 

 まだ行ったことがないのですが、この機会を見る限りチケット購入は電子マネーオンリーでしょうか。今の中国らしいですね。

 やっていることは日本とほぼ同じで、店舗当たり散髪台が2-4つあり、一人の理髪師当たり毎日30-50人のお客さんがいるとのこと。店舗は直営と加盟の二つの方式があり、1年前時点では80%が直営方式です。理髪師はカットするだけで、中国の散髪屋にありがちな会員カードやプリペイドカードのセールスはなく、それ以外のサービスのセールスもありません。中国の散髪屋はこれがうっとうしいんですよねえ。これがないというのは心理的に結構気楽です。

 

 しかし果たして儲かるのでしょうか。理髪師一人当たり30-50人のお客さん、単価は10元ということは、月間稼働日数22日として、6600元~11000元、ここから固定費やランニングコスト、そして店舗としての利益も差し引かないといけないので、手元に残る金額ははたしていくらくらいなのでしょうか。日本のQBハウスの実情はよく知りませんが、条件を同じにして一人当たり30-50人、単価1000円、月間稼働日数22日とすると、売り上げは66万円から110万円、ここから固定費やランニングコスト、店舗の利益を差し引いても十分にやっていけるように思います。QCハウスの10元はやはり安い。よほど理髪師の給料が低いのでしょうか。まあ、ヘアサロンのような高騰テクニックが要求されるわけでもないので、安くても仕方ないのでしょうが。シャンプー込みで25元でやれているところがたくさんあるということは、サービスを徹底的にカットすると10元でもやっていけるということなのでしょう。おそらく日本でQBハウスが現れたときも似たようなことを言われていたのでしょうね。しかしこれが中国で展開されるとは思いもしなかったですわ。

(続報5:大江戸温泉の商標登録が!!!)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

さて、久しぶりに一部のコアな当ブログのファンから大注目された大江戸温泉物語の記事、前回商標についていろいろ調べましたが、はたして大江戸温泉物語の商標登録はどうなっているのかなあと思って調べてみました。

 

 大江戸1  

 大江戸2

 

 がーん!申請が出されているではないか!ちなみに日本の商標はこれです。字体は同じですな。

大江戸温泉jp

 

 中国の申請は昨年12月23日に提出され、今年2月8日に受理通知が出されています。こちらで大江戸温泉を運営している会社が申請しているのかと思いきや、なんと申請しているのは上海市仙霞路にある飲食店上海膳金餐飲管理有限公司という会社。オフィスから近いので、ついでの用事があったときに見に行ったのですが、ここでした。

 

膳

 

 上海在住の日本人であれば行ったことのある人もいるのではないかと。私も一度だけ行ったことがあります。このお店が大江戸温泉物語の看板を使って何かをするという印象はあまり持てないので、先行出願による何かしらのメリットを取りに行こうとしたのでしょうか。

 

 しかし、大江戸温泉物語の騒動が起きてから日本側はだんまり、中国側はずっと営業、そうこうしているうちに第三者が商用出願申請。商標権がこの申請通り認められればこの飲食店が中国の大江戸温泉物語に文句をつけることもできるようになりますよね。すぐというわけではありませんが、今後まだ波乱がありそうですね!

よくないのだが笑ってしまう中国の商標登録

 4月12日(上海)、4月21日(東京)で商標に関するセミナーを開催するので、それにあたっての資料を作成している中で、うんちく的な内容も盛り込むべく、日本のどんな商標が中国で登録されてしまっているのかを調べていましたところ、面白いのが見つかるものですねえ。ざっと紹介してみますね。

 

 木村拓哉。このあたりは定番と言いますか、これ以外にも結構登録されています。木村拓哉

 

 酒井法子。これも中国では定番なのでしょう。他にも登録されています。

 酒井法子

 

 ちょっと古いところで山口百恵。今でも一定の知名度がありますよね。

 山口百恵

 

 政治家篇。まずは蓮舫。中華的な名前なので特に登録に悪意はないと思います。結構登録されていました。蓮舫

 

 ちょっと面白いところを責めていきましょう。小泉純一郎。これは申請したものの差し戻されています。

 小泉純一郎

 

 次に麻生太郎。これも差し戻されています。差し戻されていることに良識を感じますが、申請する奴もする奴です。麻生太郎 

 

 しかし、なんでも商標登録しますなあ。少しでも中国で何かやろうとする可能性があるのであれば面倒くさがらずに商標登録しておかないといけないですね。

【TNC中国セミナー(上海・東京)】中国における模倣対策~偽物をつまみ出せ!~

 久しぶりにセミナーを開催しますのでご案内いたします。以下、案内文です。

 

 以前ほどの勢いがなくなったとはいえ、中国は今でも多くの模倣品が出回っています。消費者としては廉価でブランド品にそっくりな商品を購入することができるというメリットが感じられるかもしれません。しかし、ブランドを保有する企業からすると、今まで長い時間をかけて築き上げてきたブランドが、安易に模倣され、品質基準も満たさず廉価で市場に出回ることで自社商品に悪影響を及ぼすことが考えられます。「偽物が出回るくらい知名度があるのはいいことだ」と逆説的な言い方もありますが、やはり模倣品による悪影響はできるだけ排除しておきたいところです。
そこで今回のセミナーでは中国における模倣対策について紹介いたします。知的財産権の基本的な状況について解説するとともに、現地で実際に発覚した事例、取り締まり状況等について紹介することで、模倣品による被害からいかに逃れるかといった、今後の中国事業運営にご参考いただくことを考えています。
ご多用とは存じますが、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。

 

【講演内容】
・知的財産権及びその登記
・Eコマースにおける商標
・商標トラブル事例
・知的財産権被害状況
・商標権侵害取り締まり状況
・商標権侵害取り締まり現場

 

【日時、会場及び参加費用】
開催日:上海:2017年4月12日(水)/東京:2017年4月21日(金)
開催時間:各会場とも14:00~16:00(受付13:40~14:00)
会場:上海:古北湾大酒店5Fセミナールーム 
   東京:新宿アイランドタワー20Fモバフ新宿アイランドセミナールーム
定員:各会場とも30名

 

【参加費用】上海会場:500元(開催日3日前以降支払いの場合800元)
      東京会場:8,000円(開催日3日前以降支払いの場合13,000円)
      TNCの顧問先は2名様まで無料

 

下記リンク先より申込書をダウンロードいただき、必要事項を記載したのちに電子メールでお送りください。


TNCセミナー参加申込書(2017年4月商標セミナー)