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中国トップ500企業のうち消費小売り系は50社

 フォーチュンチャイナが中国企業トップ500を発表しました。そしてこのトップ500の中に消費小売カテゴリーに属する企業が50社ランクインしています。

 

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 この50社の中で利益がマイナスとなっているのが5社あります。京東商城(▲38.07億元)、中興通訊(▲23.57億元)、蒙牛(▲7.51億元)、聯華超市(▲4.5億元)、華聯綜超(▲2.6億元)といった銘柄になります。

 

 京東商城は米国会計基準を適用していなければ純利益10億元だそうです。中興通訊(ZTE)はアメリカから貿易制裁により8.92億米ドルの罰金を支払ったことによる赤字、、蒙牛は買収した先の業績に足を引っ張られたことによる赤字、聯華超市は売上減少や閉店によるもの、華聯綜超は高級スーパーの業績が振るわなかったことによります。スーパーの業績が落ち込むって、ひょっとしてかつての日本と同じような現象?いまのところ家電量販の順位はそれほど変わっていないようですが、これもそのうちスーパーと同じように落ち込んでいくのでしょうか?今後すべてが日本がたどったのと同じような道を行ってしまうのであれば、スーパー、百貨店、家電量販も今後厳しくなっていくのか。京東商城が1位だったり、アリババが去年よりも順位を上げてきている(62→49位)ように、ネット系が今後も伸び続けていくのか。日本がたどってきた道とネット企業の動きというのは中国の今後を予想するうえでもかなり参考になるかと思います。

日系企業の物流版Uberに対する反応、これいかに。

 日本で最近よく見る中国ビジネス関係の報道といえばシェアリング自転車や電子決済についてが多いですが、今日は同じシェアリングでもトラックについて書いてみます。

 

 日本でハコベルというサービスがあります。http://www.isono-body.co.jp/blog-technology-16091/の記事の中にもあるように、「運送会社の非稼働時間の情報を共有し、その時間を利用して配送する」というサービスで、まさに物流版Uberなのです。こういうサービスだと中国でもやってそうだと思うのですが、実はこのような会社はすでにありまして、私自身も1年半ほど前にいろいろとやり取りしたことがあります。

 

 物を運ぶサービスなので、物を運んでほしいという人が顧客になり、そうした顧客とトラック運転手とのマッチングを仲介する会社です。一般企業だけではなくて物流会社でも業務がたくさんあると自社だけでは消化できず、外注することがありますが、外注先であるトラック運転手をこの会社のプラットフォームを通じてマッチングすることができます。トラック運転手を探す作業はそれほど簡単ではなく、またトラック運転手は個人事業主が多く、発票の発行もすんなりいかないケースも多いようなのですが、この会社を通じることでそのあたりもすべて解決してくれるので、依頼主としてはかなり助かるサービスだと思います。私が知り合った当時の時点ですでに日系の物流会社ともお付き合いがあり、その他の大手どころとしては家電量販大手の蘇寧あたりとも結構なボリュームのお付き合いをしておりました。そしてこの会社から日系企業の貨物を扱いたいので、日系の物流会社とビジネスがしたいという相談を受け、日系の物流会社を紹介したことがあります。こちらとしてはサービス内容も面白いので、結構いい反応が得られるのではないかと思っていました。

 

 一社目については対応してくれた方の反応決して悪くはなかったのですが、この会社にはトラックがない(マッチングする会社なので当たり前ですが)というのが会社として付き合う先としてちょっとネックになるなあというものでした。でもサービスについては非常の理解をしていただたようで、対応してくれた方は実際に相手の会社まで訪問しています。結果としてまとまりはしなかったのですが、誠実に対応していただいたと思います。

 

 もう一社の反応は非常に辛辣で、「トラックも持ってないくせに」というような反応でした。会社の性質が理解できればトラックがないことがそれほど重要とは思えないのですが、とにかくトラックがないことが完全ダメダメという反応でした。その会社自体もトラックをそれほど持っていないようなのですが、トラックを保有していることが最優先という反応でした。

 

 そしてもう一つはこれは反応が非常に良く、一度オフィスまで見学に行かせてくださいというような言葉までいただき、最も反応が良かったのですが、なんとこれは200%社交辞令だったようです。その後時間のすり合わせの返事をしてほしいとなんど催促しても一向に返事が来ません。一度としてきませんでした。向こうからすると社交辞令であることくらいわかってくれよということなのかもしれないですが、お互いの時間をすり合わせてオフィスを訪問させてくださいとまで言っておきながらさすがにこれはないかと。

 

 要するに、トラックのシェアリングサービス、全くウケなかったのです。消費者としてUber、中国だと滴滴を当たり前のように使っていますが、トラックになるとなんかダメ見たいです。トラックを持つことってそんなに大事なのかね?今となっては日本でも同じようなサービスも存在していますし、うまく使いこなせばどんどん業務を拡大できると思うんですけどねえ。ちなみに船でも同じようなサービスがあります。やはり発想が柔軟ですね。これだけシェアリングエコノミーだと連日のようにメディアに登場するようになってきているので、上にあげた日系企業も今は少しは考え方が変わってるのかな?

中国宅配便満足度のトップ3は順豊、郵政EMS、中通

 最近日本では宅急便の人手不足が話題になっていますが、中国でもネット販売市場が急速に成長していることもあり、配送員不足が話題になったこともあります。ここでは宅配便に関するいろんな数値データを見ていきます。

 

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 左上は郵政業務に占める宅配便業務の比率です。年々増加しており、昨年は73.9%に達しています。個人的にも一般郵便はほとんど使わなくなってしまいました。

 

 右上ですが、宅配便の単価の推移です。ずっと下げ基調にあります。業務量の増大とともに効率化に伴う値下げ余力と競争の激化によるものと思います。

 

 左下は一日平均業務量と一日最高業務量です。昨年で言えば毎日平均で9000万件、最高で2.5億件もあるということですね。

 

 そして右下は2014-2016年の月別平均業務量です。11月は双十一があるので最も多いというのはわかります。2016年11月だとグラフを見る感じでは37億件くらいでしょうか。12月もそこそこありますね。

 

 宅配会社の満足度ランキングでは順豊、郵政EMS、中通がトップ3となっており、宅配便に関する全国ン満足ポイントは74.7点で前年比0.7ポイント増加しています。

 

 最後にクレーム率を見ていきましょう。クレームの多い順で如風達、国通、宅急送となっています。物がなくなってしまうというクレームが結構高い数値で出ていますが、個人的にもその経験はあります。クレームの少ないのは下にある蘇寧、京東です。京東からは購入したことがありますが、確かに悪くないですね。また、多くの企業でクレームもかなり減ってきていることが分かります。今の感じだと今後も業務量が増えつつ、各社のレベルも上がってクレーム率も下がっていくことでしょう。

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2016年中国ネット小売企業トップ100

 百貨店、ショッピングモールのシェアを奪って行ってるネット販売、そのランキングを見てみましょう。このランキングにはプラットフォーム型のアリババ(天猫・タオパオ)は入っていないようで、そうなると京東がぶっちりぎのトップです。2位が蘇寧なのですが、京東はこの15倍にもなります。

 

 ネット販売専門業者以外だと4位にアップル、5位に小米、7位に美的といったところがあります。自社商品を販売するところはいいとして、それ以外のネット販売専門業者、結構知らない名前のところもあります。

 

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 トップ100企業のネット販売額は1200億元近くで、前年比プラス69%、これは起業販売総額の5.7%になります。そして、モバイルを通じての売上高がネット販売の56.7%、これは前年比16.1ポイントも増加しています。また、トップ100企業のネット販売の客単価は約280元、そして日用消費財に限ればは約80元程度です。

 

 次に、天猫のようなプラットフォーム型も加えたB2Cネット販売の取引シェアを見ていきましょう。こうなると天猫の存在感はやはり大きいです。2位の京東の2倍以上か。この二社だけでシェアが83.1%もあります。3位以下のシェアはすべて一桁台ですが、それでもよく聞く名前が続いています。

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 トップ2社のシェアは前年比2.3ポイント、第三位の唯品会も前年比0.5ポイント増やしており、上位陣はシェアを伸ばしているということが言えますね。蘇寧や国美のような家電小売店も今後はネットの批准を高めていくことは間違いないでしょうから、今後発表されるシェアの変化が楽しみですね。

中国Eコマースアプリランキング

 易観データというところより2017年のEコマースアプリtop100というのが発表されています。トップ3はタオパオ、京東、唯品会となっており、なかでもタオパオのアクティブユーザー数が飛びぬけております。いくつかのカテゴリーで発表されていますので、それらについてみていきましょう。

 

1.Eコマース

 見慣れない名前も含まれますが、やはりタオパオが突き抜けています。

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2.総合Eコマース

 タオパオは別として、京東は天猫の倍以上もアクティブユーザーがいるのですね。てっきり天猫のほうがよっぽど多くの人に利用されていると思っていました。そして天猫のアクティブユーザー数が減少しています。よくみると蘇寧易購や1号店もアクティブユーザー数が減少していますね。

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3.越境EC

 小紅書の名前は知ってましたが、ここまで大きな存在とは思いませんでした。全体的にアクティブユーザー数は増加しているように思います。まだしばらくこのブームが続くのでしょうか。政策次第なの所もありますので、そのあたりの読みは難しいですね。

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4.生鮮Eコマース

 近年は生鮮類のEコマースというのも現れています。トップの毎日優鮮のアクティブユーザー数が100万人程度、これは越境ECの洋碼頭と同じくらいなので、決して小さな数字とは言えないですね。今後注目の分野といえるでしょう。

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5.マタニティ・ベビー

 これもトップがダントツですねえ。しかし他と比べるとアクティブユーザー数に頭打ち感が見られます。ブームになるのが速かった分落ち着きも早い段階で訪れてきたということでしょうか。

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双十一イベントにおける天猫モールのカテゴリー別売上高ランキング

 今年の双十一はいろんなところで報道されておりますが、天猫モールで前年比プラス32%の1207億元(約1.8兆円)と1000億元の大台を軽く上回りました。

 

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 全体に関する情報はいろんなところで見られるので、ここではカテゴリー別ランキングを見てきましょう。

 

1.携帯電話

 アップルが1位、人気が落ち気味といわれている小米が2位につけています。サムスンはすっかり消えてしまいましたねえ。

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2.小物家電

 東芝の白物家電部門を買収した美的が1位です。日本ブランドが入っていません。ブランド力がなくなってきたのか、それともこのイベントに興味がなかったのか。この日にたくさん売れても儲かるとは限らないですからね。

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3.大物家電

 ハイアールが1位、2位に美的がつけています。ここにも日本ブランドはできておりません。しかし、楽視TVって何を売っているのかと思いきやおそらくテレビでしょう。テレビは「大家電」のカテゴリーに入るようです。

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4.化粧品

 うーん、知らないブランドがランキングに入っています。SKⅡが5位に入ってますね。

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5.レディースアパレル

 ユニクロが1位です!レディースだけ切り分けることができるのですね。

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6.ホームテキスタイル(原文;家紡)

 南極人くらいしか知らないです。

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 特にほしいものがなかったので今年は何も買いませんでしたが、日が近づくにつれて盛り上がってきているのはウェブサイト上もそうですし報道でも感じていました。こういうランキングを見ると、皆な何を望んでいたりだとか、ランキング入りしているところがどんな取り組みをしているのかという研究材料になり、参考になりますね。

中国各地の家庭料理をシェアリング

 ウーバーが退場させられた中国のタクシーアプリ業界、ことインターネットを活用したビジネスについて中国は世界の最先端を走っているといえます。アイさん(家事手伝い)派遣、引っ越しサポート、家電修理、美容師(ネイル、まつ毛エクステ、脱毛、エステ等)派遣、自動車メンテナンス、パーティー用のシェフ派遣といったサービスが一体となったアプリが存在しており、数多くのプロフェッショナルがこれに登録しサービスを提供しています。そして最近では非プロフェッショナルが自宅に居ながらにして副業として稼ぐことのできるプラットフォームが現れるようになりました。「回家吃饭」(家に帰ってご飯を食べよう)という名のアプリです。

 

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 サービスを提供する側として登録している人は料理が得意な一般人、そしてその人たちが調理する料理をアプリを通じて注文し届けてもらうというものです。届けてもらえるおおよその時間をあらかじめ表示してもらえるので時間管理も組みやすくなっています(早めに出来上がったりもしますが)。上海のような大都市であれば上海人以外にも中国各地から集まってきた人々が多くおり、中国の地方料理である広東料理、四川料理、西北料理はもちろんのこと、料理好きの調理する東南アジア料理や、西洋料理も楽しめます。プロが調理する料理ももちろんいいのですが、家庭料理を楽しみたい人にはうってつけではないでしょうか。登録している調理人の累計注文数や、ユーザーからの評価及びそのコメントも表示されていますので、この指標が悪ければ自然と淘汰されてしまうので、料理好きな人たちを一つのプラットフォームで共有することから、これもシェアリングエコノミーの一種といえますね。

 

 このサービスは2014年10月からスタートし、現在は北京、上海、広州、深圳、杭州の5都市で展開されており、登録ユーザー数は数百万人に上ります。もともとアリババ、ウーバー、京東商城(JD)、テンセント、バイドゥといったネット系企業に勤めていたメンバーにより創業され、数多くの投資会社よりの投資も受けています。

 

 一般の飲食店を開業する場合、日本の飲食店営業許可に相当する手続き、具体的には衛生許可を取得する必要がありますが、これだと店舗を構える必要もないので、そもそもそんな手続きすら必要なくなります。手軽にできるのですが、行政が関与しないため、問題が発生した場合にどこまでケアされるかという不安があります。ところが、保険会社の統計によりますとこのプラットフォームで問題が生じる割合は一般の飲食店の15分の1ほどしかなく、また仮に問題が発生した場合でも保険会社より30万元を上限とした保険が付保されています。そもそも調理師として登録するにあたり調理場所の審査や本人確認も行われており、不定期の現地パトロールも行っていますので、できるだけのリスクヘッジはしているといえるでしょう。しかし、これはあくまでプラットフォーム側の言うことであり、実際にどこまで厳格に行われているかという疑念は残ります。

 

 これと同じことを日本で展開しようとすると、個人レベルではともかく正式なビジネスとしてだとおそらく保健所の許可が必要になってくること、あるいはあまりに目立ってしまった場合、出る杭は打たれるようなことも出てきそうに思います。中国でも衛星許可を取得する必要があるといった考え方は同じなのですが、そのルールを飛び越えて先にビジネスモデルが出来上がってしまっています。すでにスタートしてから2年以上経過していることから軌道に乗ってきているといえ、大きな問題さえ起こさなければこのまま定着していきそうですね。許認可や事故を気にしているとできないことも多いかもしれませんが、そのリスクを取って新たなビジネスモデルを考える。いやはや中国人のビジネスに対する意欲は旺盛ですな。

2016年上半期中国小売り上場企業営業収入トップ100

 2016年上半期中国小売り上場企業営業収入トップ100なるものが発表されています。データ好きの方には目が離せないでしょう。

 

1.百貨店・ショッピングモール

 中国人の消費力がついてきたということで、中国消費者市場を狙うようになって10年近くでしょうか。とにもかくにも右肩上がりだったのが、営業収入(売上高)の伸び率を見ると結構マイナスとなっているところが少なくありません。特に百貨店関係の落ち込みが目立つように思います。

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2.スーパーマーケット

 国有系や大型系の落ち込みが見られます。大潤発を擁する高鑫も利益ベースでは落ちています。ちょっと気になる動きですね。

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3.服飾・ジュエリー

 意外とこの業界、売り上げがマイナスとなっているところは多くありません。特に服飾関係はダメダメだと思っていたのですが、売上・利益ともちゃんと伸ばしているところが多いですね。

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4.家電

 売上高は伸びているにもかかわらず利益が大幅に減少。家電量販という形態が儲からないビジネスモデルになってきたということか。

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5.ドラッグストア

 売上・利益とも伸びている業界。医薬分業が浸透していく中でさらに伸びていくのか。

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6.EC

 京東の売り上げ落ちているのか。でも赤字幅は減少している。そしてアリババの売り上げは伸びているにもかかわらず利益が激減しているのか。

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7.小売り上場企業(全体)

 では業界全体をあわせたものをご覧ください!

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上海ディズニーランドのダフ屋チケットがありえへん!

 上海ディズニーランドのチケット代、ピーク時価格は499元(約7500円)と東京ディズニーランドよりも高額なのですが、なんとダフ屋がこれよりも安い価格でチケットを売っているようです。上海ディズニーランドの最寄り駅に到着すると、入り口までの500メートルの間に50メートルおきくらいにダフ屋がチケットを販売しています。そのチケット代が上は定価より安い470元、下はなんと200元です。オープン間もない9時ごろが最も高く、11時や12時くらいになると200元まで下がってくるようです。上海ディズニーランドのチケットは身分証明書とリンクしているはずなので、ダフ屋から購入するチケットで入れないのではないかといぶかる人がおり、それに対してダフ屋は入場できてから電子マネーで払えばいいとの誘い文句で営業をかけ、これがまた実際に入場できてしまうようです。一時は1000元にまで値上がりしたといわれている入場チケットが現在ではこの状況、当初の目論見よりチケットがさばけていないことによるという見方がありますが、上海ディズニー側はチケット販売状況は満足できるレベルにあるとコメントしています。なお、タオパオで検索すると220元でチケットが販売されているのを見つけました。

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 これも驚きなのですが、更なる驚きがあります。上海ディズニーランドの従業員に対して年間12回まで家族の無料入場という福利厚生があるようなのですが、なんとこの権利が販売されているようです。ダフ屋の仲介でこの権利を購入すると、従業員が従業員通路から入場させてくれるとのこと。なんでも商売にするなあ。上海ディズニー側は従業員に対するこの種の福利厚生の存在は認めているものの、まだ実施していないとコメントしているようですが、はたして何が本当のことやら。そして現場でダフ屋が仲介する以外にもネット上でもこれが販売されているのです。これです。

 

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 うわぁ、ありえへん。こんなのがが蔓延すると一つ一つのアトラクションごとにチケットを確認するというような取り締まりが行われるようになるかもしれません。こんなことになったらめんどくさい。このほかにもファストパスや再入場パスも販売されているようです。わけがわからん。

 

 身分証明書に登録をして初めてチケット購入できるというダフ屋を防ぐための施策がワークしていないことも驚きですが、従業員家族の優先入場の権利まで売買されているとは。ほんとなんでも商売にするなあ。

上海の大学生が見るネット販売プラットフォーム

 上海の大学生がネット販売プラットフォームに対してどのように思っているかにのデータを紹介します。対象としては5つあり、タオパオ及び天猫(以下これらをまとめて淘宝とする)、1号店、蘇寧、京東、当当です。

 

1.商品別

 商品カテゴリーごとにどのプラットフォームを選択するのかの比較です。

 中国ネット販売の代名詞ともいえる淘宝が圧倒的に強いことがよくわかりますが、カテゴリーによっては淘宝以外のプラットフォームを比較的選択しています。具体的には、1号店だと食品飲料の選択率が高く36.31%、ウォルマート傘下ということもあって職員関係が強いのかと思います。蘇寧だとデジタル家電が35.29%、家電量販店ならではの数字といえるでしょう。京東もデジタル家電の比率が44.47%あります。そして当当がオフィス用品で35.5%となっております。デジタル家電意外は淘宝がトップであります。

 

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2.プラットフォームに対する評価

 5点満点での評価です。さすがに淘宝は商品の品ぞろえが多いいということで、この項目の評点で唯一4点台(4.47)をはじき出しています。これと価格優位性(3.97)が大きく影響して各項目をも平均した数値がトップとなっていますが、返品、物流配送の2項目については5つの中で最も低い数値となっています。淘宝がC2CのタオパオとB2Cの天猫が合わさったものであり、タオパオが足を引っ張っているのではないかと思います。返品申請しても「面倒だから受け付けない」と平気で答える店舗もありますからね。

 

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3.送料店舗負担となる購入金額の希望

 通販ですので当然郵送料が発生するのですが、たくさん買い物をすれば郵便代を免除してくれるケースがあります。このあたりは日本と同じですね。そして、ここでは蘇寧を除くB2Cプラットフォームのみで比較したのですが、実際に郵便代が無料になる購入金額と、郵便代を無料にしてもらいたい購入金額の比較表です。天猫の乖離額が最も大きく38.2元、当当の乖離額が最も小さく14.5元となっております。

 

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4.マイナス印象

 マイナスの印象を持つ項目について比較したものです。どの数値も淘宝が高い。良いという評価も63.2%あるのですが、C2Cのタオパオが足を引っ張っていると思うのですが、それ以外は断トツのマイナス印象となっています。具体的な項目としては、商品の描写が異なるがなんと58.76%、物流スピードが遅いが51.27%、サービス態度が悪いが51.69%あります。個人的には商品描写や物流スピードはあまり気にしたことはなく、サービス態度についてばマイナス印象が多く上がっているのは納得です。逆に言えば、普段タオパオを使う頻度が高いのであまり気づかなかったのですが、その他のB2Cプラットフォームのマイナス印象はそれほど高いというわけではないのですね。今後はC2CではなくB2Cの比率が高くなっていくと予想されている所以がここにあるのでしょう。

 

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